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ジャニオタ腐女子の婚活③

さて、前回の記事で私、大人になったら美人で可愛い子だけに彼氏ができるわけじゃない!と熱弁を奮っていましたが

結論からいいますと私、25から婚活として合コンに行き始めましたが、全くもって彼氏などできませんでした。

しかし合コンに行くようになってからある事実に気づきます。
当時の私は体重の変動が激しく、60キロ近くと50キロ代前半を行き来していたのですが、はっきり言って、50キロ代前半の時の方が男性の反応はいい。

OO君が唯ちゃんにまた会いたいって言ってたよとメール交換に繋がったり(しかし付き合うまでには至らなかった、なんでだったかは忘れた)
既婚者のおじさん生徒に変な好かれ方をしたのも50キロ代前半の時でした(ちなみにその生徒さんは、私がストレスで再び激太りした途端、先生随分変わりましたねえと嫌味を言って辞めていきました)

結局スタイルや見た目かい!とも思いましたが、正直ね、太ってても、顔立ちが美人で可愛いという訳じゃなくても常に彼氏がいたりモテたりする子って、やっぱり女性らしい色気や魅力があるんですよ。
でも色気がないのなら
世の中の男の大半は太っているより痩せている方がいいのなら
こちらも婚活するからには、より可能性を広げるためにも、相手の男の守備範囲に入るためにも痩せるしかない!という考えにいきつくわけです。しかしそう気づいたものの、私全然痩せられず。
というのも

25歳〜28歳の時って、一番仕事が忙しい時期でして、そのストレスや疲れを、全て食べる事で解消してたんですよね。

ピアノ講師になったばかりの頃は、稼働が週3日で空き時間も多く、コールセンターのアルバイトもしていたのですが
有難いことに、25歳になる頃には、週5日稼働で空きはほとんどなく、土曜日は昼休み以外、朝8時半から夜8時まで生徒さんビッシリ状態になっていました。

土曜日以外レッスンは午後からなので、午前中はゆっくりだったものの、生徒さんの教材研究や研修。発表会の講師演奏や講師コンサートの練習。中でもコンクールに出る生徒さんの曲は学年上がると難しくなるから、こちらも曲を理解して弾けてないと教えられないし、予選通過者が発表される時はいつも胃がギリギリと痛くなっていました(なのに食べる)

そこに加えてヴァイオリン伴奏のバイトも始めて、更にプラス、亀梨君にどハマりしオタ活まで始めてしまった訳ですから、本当に、今考えると若さですよね。今同じことやれと言われても絶対できないです。

とはいえ、亀梨君に一目惚れした最初の半年くらいはまだ余裕があったんですよ。
オタ活といっても、パソコンで検索して彼について調べたり、熱狂的なファンの方のブログで、雑誌やコンサートレポを読み漁ったり、彼らの写真集や、唯一出ていたDVDを買ってみたり

デビューしてないから露出も少なかったし、大好きではあるけど、お茶の間ファンに毛が生えたようなもので、最初は日々の疲れの癒しみたいな感じだったんですよね。

しかし、腐女子的な目線も込みでも彼ら好きになってしまった途端
私は何を血迷ったのか、今まで小説なんて書いたこともないのに、突然、彼のソロ曲離さないで愛の歌詞をモチーフにした小説を書きはじめます(極夜の元になりました、いわゆる女体化パラレルってやつです)

そこからさらに抑えがたい衝動に駆られ、当時は今のように便利な投稿サイトはなかったので、サイトの作り方という分厚い本を買い、とにかく見よう見真似で、三次元二次創作同人サイトまで作ってしまった私は、自分の抑えられない欲望をぶつけるように脳内妄想小説を書いて公開し、そこのブログで、彼らへの愛を延々と語り始めました。

一体なんだったんでしょうね?あの熱に浮かされていくような感覚。

考えてみたら、私は、昔からオタクでミーハーなところはあったものの、彼氏が欲しい!とか、好きな人や推しと付き合いたい!という女としての欲は薄かったんです。

そのかわり腐女子としての欲望は凄い強くて、だけど音大入ってピアノ講師になってからは、オタクで腐女子であることを人に知られないよう隠して生きてきたので、仁亀に出会った事で一気に大爆発しちゃったんですよね。

しかも嬉しいことに、私が突き動かされるように作ったサイトに、私と同じく腐女子的な意味でも彼らが好きという方々が遊びにきてくださるようになり、おそらくオタクの方々なら分かって頂けると思いますが、この仲間ができた時からが、推し活底なし沼の始まりなんですよ。

私、リア友に腐女子誰一人としていなかったので、なんで私は他の友達みたいに、男女の恋愛ドラマや漫画にあまりときめかないんだろう?
なんで私は男同士がこんなにも好きで異常に興奮するんだろう?こんなんだからリアルに恋ができないんじゃないか?と実は一時期結構本気で悩んでいたんです。

そんな中、私が一人興奮して悶えていたことを伝えたら、さらにそれを上回る熱量で応えてくれて、延々と仁亀や男同士の関係性について語り合える腐女子仲間と初めて出会えたわけですから
私にとってはまさに奇跡のような出来事で、私はすっかり、彼女達とのメールのやりとりに夢中になり、ついには実際に会って、コンサートにも一緒に行くようになりました。

そっからのハマり具合は凄まじく、仕事にも支障が出るんじゃないかってくらい夢中になってしまった私は、実は一時期、KAT-TUN、仁亀断ちも考えたことあったんですよ。

2005年6月のSpring2005LOOKING KAT-TUNコンサートの時は、勢いのまま仙台申しこんで当たったけど、今まで経験したことのないどハマりっぷりに自分で自分が怖くなって、発表会も近いし、自分の練習にも集中しなきゃだし、今回は誰かに譲って自分は行かないと決めたりもしました。でも当時の仁亀友達が、地方ではまた違う彼らが見れたりするから、絶対絶対参戦した方がいいと言ってくれたんです。

それは本当に彼女達の言う通りで、仙台のコンサートの光景は今でも鮮明に覚えていて、逆に、私も彼らみたいに、仕事もオタ活も両方全力で頑張ろう!とやる気が出て、幸せな気持ちになったのを覚えています。

しかし、まあ読んで頂ければわかるように、もうこうなったら、全然婚活どころじゃなくなりますよね。

父や母には、あんたそんな事やってる場合なの?と呆れられる中、まだ30まで時間あるしちゃんと結婚相手も探してるから大丈夫!友達に合コン誘われたら行ってるし!と言い訳してましたが

正直口だけ婚活みたいなもので、頭の中は仁亀とKAT-TUNのことでいっぱいでした。

ただね、私は、全くもってリアル男子と縁のない腐女子だったんですが、実際会って親しくなったKAT-TUN、仁亀友達は、腐女子も腐女子じゃない子もみんな凄い綺麗だし、おしゃれだし、可愛いし、バリバリ仕事してたり、彼氏普通にいたり、結婚してたり、リア充ばかりだったんですよ。

なのでリアル彼氏の話になると、私人生で全く一切いたこともないのに、あ〜うん、今はいないとかカッコつけて適当言ってごまかしつつ、私だけやばいかもとは思っていたんです。

ちなみに余談ですが、KAT-TUN友達と皆で会って、年齢的にそろそろ彼氏と結婚するのかどうかみたいな話しになった時、仁担の彼氏いる子が、「しませんよ、仁がいるし」と至って真顔で即答した時は、すげえな赤西仁の女を堕とすパワーと感心したことを思い出しました。

そんな訳で、ここまで全然婚活ではなくオタ活話しになってしまいましたが、次回、「腐女子が仁亀・KAT-TUNに嵌ってしまった訳2005年11月〜」を書き終えたら

このままではまずいと本気で婚活を始めたきっかけと、一時期入会していた結婚相談所についてお話ししていきたいと思います。







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