生まれて初めてマスクを洗った

先日、初めてマスクを洗いました。小学校の給食当番の頃のことは覚えていませんが、おそらく自分でマスクを洗ったのは初めてだと思います。

普段そこまでマスクに縁があるわけでもなく、「マスク = 使い捨て」と思っていたし、そこに何の疑問も感じたことはなかったです。

でも、手に入りづらいと感じた途端、僕はマスクを洗いました。もちろん「洗ったら何度か使えるんじゃね?」と思ったからにほかなりません。洗い方も調べました。手に入りにくいから、ダメになるまで洗って使おう。大事に使おう、と。

ほんの1, 2ヶ月前までは、マスクを洗おうなどと考えたこともなかったわけです。その理由は「いつでもどこでも安く手に入る」からでしょう。

下記によると、2018年度の国内のマスク生産(国内生産・輸入)数は55億3,800万枚。

これらがすべて1回で使い捨てされていたとして、3回洗えば単純計算で36億9,200万枚分、1枚180gとすると665万トンのゴミが削減できる計算です。

世の中の人全員がマスクを3回洗って使うようになる世界が、ほんとうに経済や環境面でプラスになるのかどうかは素人の僕にはわかりません。また医療現場などでは衛生面で使い捨てが必須かもしれません。

ただ、マスクを初めて洗った時に考えたことは、

必要以上の便利さのために、ものを粗末にしていないだろうか

ということです。たとえば「お菓子1個買うのにほんとうにレジ袋が必要だろうか」ということを、これまでより意識するようになりました。

戦後まだものがなかった時代を生きてきた親の世代は、やはりものを大切にする意識が強く、僕もよく「まだ使える」「もったいない」と言われたものです。

使い捨て文化によって圧倒的に便利になったことはいうまでもありませんし、それを否定することもありません。ただものを大事にしようとか、感謝しようという気持ちをあらためて思い出しました。

というただの感想文でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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