徳井ユイ

裁判離婚を経験しました。自分の経験が誰かの役に立てたらと思っています。

徳井ユイ

裁判離婚を経験しました。自分の経験が誰かの役に立てたらと思っています。

最近の記事

離婚して自分の人生を生きていく⑩

初回の面会交流が表面上は滞りなく実施され、次回の調停に備える。始まった時はまだ残暑が残る時期だった調停でのやり取りも、気づけば半年経過し、寒い時期になっていた。 夫婦関係調整調停という名の面会交流調整 婚姻費用分担調停については話し合いが何とかまとまり調書(成立)と書かれた書類が裁判所から送られてきた。 そこに書かれていたのは、調停5回目の時に決まった内容である 1、婚姻費用の月7万円を私の口座に振り込むこと 2、調停を起こしてから今までの婚姻費用の差額分を◯月末までに振

    • 離婚して自分の人生を生きていく⑨

      面会交流の方法について、私たちは調停で話を進めていた。月に1回進むか進まないかの調停のスピード感はかなりゆっくりとしている。思い通りにならない状況の中で、私もソウもイラついていた。 そして次の調停の前までにアイの習い事の体操教室にお手伝いという形でソウが関わり始めたことから、その先生を通して面会交流をやってみるということに決まった。 面会交流とSさん 調停から約2週間後に、Sさんの家で受け渡してもらい面会交流をすることに決まった。Sさんと先生は体操教室を主催している夫婦で

      • 離婚して自分の人生を生きていく⑧

        裁判所での調停中に、私のように別の調停を起こされた場合、同一の調停委員で2件の調停を同時に実施することになる。前回の調停で、私が申し立てた婚姻費用の調停は終了したのだが、夫婦関係調整の調停の方は継続しているので、毎月同じ4名の『いつメン(調停委員2名と私とソウ)』での調停は、まだ続くことになった。 この頃になると、いつまでこれが続いていくのか不安になっていた。調停に来るためには、新しい職場だろうと平日に有給を使って来るしかない。まだ子どもも保育園児で体調を崩すこともある。あ

        • 離婚して自分の人生を生きていく⑦

          転職と引越し 調停を申し立てた頃から5ヶ月ほど経過していた。その間に転職したため、新しい職場で正社員として働くことになった。 転職先は初めての職種なので、わからないことも多かったが、若いスタッフが多く活気があり、楽しく仕事することができていた。 何より嬉しいことに、安定した収入が得られる。今までよりも経済的に落ち着き、私のメンタルも安定していた。 さらに、引越し先も運良く決まり、ウィークリマンションを出て、新居での生活が始まっていた。 この頃、気づいたことがある。経済

          離婚して自分の人生を生きていく⑥

          調停4回目(婚姻費用、夫婦関係調整) 前回の調停で言われた通り、ざっくりとした1ヶ月の生活費を紙に記載して持参した。今の給料では節約しても毎月の赤字が7、8万円だった。今のままでは生活に不安があるため、転職活動をしていることを伝えた。 児童手当や保育園利用料については、両方とも私の口座となっていたので、児童手当は保育園利用料に充てた。人によっては、児童手当の入ってくる銀行口座が配偶者から変更ができずに困っている人もいるので、その点は私の場合は幸いだったかもしれない。

          離婚して自分の人生を生きていく⑥

          離婚して自分の人生を生きていく⑤

          調停3回目(婚姻費用、夫婦関係調整) 婚姻費用には算定表というものがある。裁判所のホームページに掲載されているので誰でも確認が可能だ。 夫婦のお互いの収入差 給与所得か自営か 子どもの人数 子どもの年齢 主に上記の情報に応じておおよその算定額が載っている。 夫婦が同等の生活ができるように所得の多い方が所得の少ない方に金額が支払われるイメージである。 私のパートの収入の時には、婚姻費用の額はソウから私に一ヶ月10万〜12万の支払い。多いのか少ないのか、感じ方は人それ

          離婚して自分の人生を生きていく⑤

          離婚して自分の人生を生きていく④

          調停と転職活動婚姻費用調停2回目+夫婦関係調整調停1回目 思いがけず夫婦関係調整の調停を申し立てられ、申立人と相手方の両方の立場として調停することとなった。今回はソウから調停の部屋に呼ばれ、私は後から話すこととなった。ソウの話が終わるまで待合室で過ごす。30分40分後に、男性の調停委員が「お待たせしました」と私を呼びに来た。 「まず、婚姻費用についての話ですが、ソウさんは支払う意思はあるとのことでした。ご希望は算定表に準じた金額で間違いなければ、次回期日に直近の源泉徴収

          離婚して自分の人生を生きていく④

          離婚して自分の人生を生きていく③

          婚姻費用分担調停+α裁判所という場所 調停というのはどんなものなのか想像できない世界だったが、経済的に不安もあったので、とにかく早めに申し立てを済ませ、ついに1回目の調停期日を迎えた。 各地方で家庭裁判所の内部は違いがあるのかもしれないが、私の管轄の裁判所に入るには、まず入り口に空港の手荷物検査と同じような構造のゲートがある。金属に反応する例のやつだ。手荷物もしっかり透視されて中を確認され、危険物は持ち込めないことになっている。警備員さんも何人もいて、見るからに厳重だ。

          離婚して自分の人生を生きていく③

          離婚して自分の人生を生きていく②

          別居直後 突然の子連れ別居生活が始まった。家を出た当日は、ソウとソウの両親からの着信が凄かった。ソウとはもちろん、ソウの両親とも話す気になれず、申し訳ないとは思ったが、自分のメンタルを守るためブロックした。着信が無くなり、やっと落ち着いて休める。今後のこともどうするか、少し落ち着いて考えることができた。 実家の両親には、なんとなく心配かけたくなくて頼る気にならず、なんとか自分でやって行ける方法を考えた結果、しばらく単身者用の狭いウィークリーマンションを借りて生活すること

          離婚して自分の人生を生きていく②

          離婚して自分の人生を生きていく①

          初めまして!やっと離婚が成立した。 ここまで来るのに、想像以上の時間とお金がかかってしまった。 今思うことは、よく自分はここまで頑張ったなってこと。 精神的にも、経済的にもキツかったけど、私にはこの選択肢しかなかった。 自分の人生を生きるためには、、、 長く苦しかった戦いも、時間が経てば忘れてしまう。 こんな経験はあまりする人はいないかもしれないから、自分にできることとして 記録として残しておきたくなった。 私が裁判する前に、周りに離婚裁判した人なんていなくて必死に情報集

          離婚して自分の人生を生きていく①