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今日の”結” 2024年3月16日(土)

春爛漫を感じる陽気の中、今日はNPOや地域団体などのコミュニケーションを考えるトークイベントが開催されました。
テーマは、仲間を集めるコミュニケーション-NPOや市民活動におけるつながりのデザイン-。

ゲストは、12年間NGOのインハウスのデザイナーとして、活動への共感者、寄付者を増やすためのコミュニケーションをニュースレター、年次報告書、ウェブサイト、SNS、動画などあらゆるデザインを通じて実践されてきた認定NPO法人テラ・ルネッサンス ブランディングデザイン室長 小田起世和さん。
またもう1名は、渋谷区生まれ、渋谷区育ち、渋谷区在勤。猿楽小学校PTA共同代表として地域活動にも取り組みつつ、多様なNPO、NGOのデザイン、コミュニケーションを手がけている生駒浩平さん。

小田さんは結・しぶやでコミュニティマネジャーを務めるサービスグラントがテラ・ルネッサンスさんの事業評価をお手伝いするプロジェクトで出会いをいただき、また、生駒さんとは結・しぶやのロゴマークの開発をいただいた関係性がありました。
ご縁あるお二人のプロの視点から、NPOや地域活動など主体的で自治的な活動を進める上で最も大切な、”仲間を集めるためのコミュニケーション”。そこに必要な考え方を、積み上げられてきた経験から学びました。

当日参加の方も含めて、会場は満員御礼!となるほどお集まりをいただき、お近くに座られた4名程度を1グループに、それぞれからの質問を収集。あっという間に13もの問いが集まり、時間の限り、小田さん、生駒さんに回答をいただきました。

10分程度の間に14個もの質問が次々と!なんとかしたい、より良くしたい期待が山盛りです!

”デザインは、コミュニケーションを考えること。”
”相手にどう動いて欲しいのか、相手の立場に立って考える。”
”デザインは、見た目を整えるというだけではなく、その前に、丁寧な観察があり、情報整理があり、編集がある。”
”そもそもの課題設定を間違えないよう、バイアス、フィルターを外して観察する。”
”デザインは、文字の大きさ、配置、写真の選定、全てに理由があり説明ができること。”
”その団体らしさ、誠実さを絶対に失わない。”
”大きく変えることには必ずハレーションが起きる。もともとすでにデザインされていたことを少しずつ、ちょっとずつ変えていくことが自分とは全く異なる立場や言語を持つ人とでも前に進めていく方法。”
”NPOの良さは考えすぎて時を待つよりも、いいと思ったらやってみてアップデートをし続けられること。”
”デザインは今ないものを見せる魔法も持っている。”    

仲間を集めるコミュニケーション 
~NPOや市民活動におけるつながりのデザイン イベント中

などなど、参加者の皆さまからいただいた多角的な問いが、お二人の引き出しをたくさんあけてくれました。
今日耳に入れたことをまずは意識するだけでも、いつもよりはバージョンアップできていると信じて、より良い伝え方を考えていきたいものです!

会場は、あわや立ち見、となるほどの満席となりました!

結・しぶやでは、ご登録の団体の皆さまの活動、運営において共通の課題と思われる多様な切り口を講座として企画、交流の場も開催しています。

次回のイベントは、3月28日(木)結・しぶや 講座&交流会です。
たくさんの方のお越しをお待ちしています。

[コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)岡本]