歌と言葉と
「19歳と焦燥」という歌をつくりました。
こんな歌詞があります。
東京はとても楽しい。大学もとても楽しい。
だけど、そればかりじゃなくて、
自分の弱さとか、姑息さとか、器の小ささとか、
嫌なところを直視せざるを得ない感じがあります。
自分ってこんなにも駄目だったっけ、と自信を失くす一方で、でもよくよく考えれば自信などハナから持ってもいなかったな。
焦ったって仕方がないと、痛いほど分かっているのに
それでも焦ってしまう。
書いては、消して、うーんうーんと唸って、
どうしても小手先に思えて、そんなものはすぐにバレると思って、また書いて、消して、
そうやって生まれた一行が、このどうしようもない時間の気配も背負って、
言葉以上の言葉になればいいのに、と思って
でも、きっとそうだと思います。
歌を歌うのも、言葉を綴るのも、
なんでこんなにも難しいんだろうと思います。
でもきっと、難しくしているのは私自身で、いや、
私ですらなくて、私のしょうもない疑心暗鬼や固定観念なんだと思います。
もう何度この壁にぶち当たっていることか!
でも、今日、横浜にライブを観に行って、yonigeの牛丸ありささんと、Age Factoryの清水英介さんの歌を聴いて、ようやくいろんなことが落ち着いた気がします。
なんかね、もっと強くいたいです。
それは頑丈さではなくて、それは競争ではなくて、
もっとしなやかに、凛と立っていたいです。
いい歌は歌えていないのかもしれないけど、
私は私の言葉をいつだって信じていたい。
だけど、それは本当に難しい。信じるって本当に難しい。
せめて、嘘をついてはいけないなと思います。
書いては消して、を繰り返した言葉が、
詩的ではなくても、叙情的ではなくても、
真実だったら、今はそれで十分のような気がしています。
真実だったら、歌がわたしを引っ張ってくれるかもしれない。
ライブを観ながら、そんなことを考えていました。
次のライブはどうしようか、歌えるだろうか。
やるしかないのだけれど、やりたいことなのだけれど、
でも、なんか、今日で風向きを少しだけ変えていけるような気がしています。
私はシンガーソングライター
私は、歌うたいです。
p.s.
牛丸ありささんと清水英介さんのライブ、本当に素敵だった。
本当に素敵な歌は、場所もバンドも選ばないんだな、と思う。
轟音の中でなくても、歌は、言葉は強い。
アンコールで、サーカスナイトをお二人でカバーされて、まさか聴けると思っていないからよ〜〜〜最高…!という感じでした。
ひたすら気持ちよかったな、気持ちよくなりたいです。
本当に音楽って最高で、私もその最高音楽になりたいよ、頑張ります。
横浜中華街に軒を連ねる中華料理屋さんが最高に魅力的すぎて、魅力すぎたけれど誘惑を断ち、今日の夜はすき家を買って帰ることにします。頑張ります。
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