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コーチングの楽しさ〜しなやかに軽やかに手放す〜
今日は継続のクライアントさんとのコーチングセッションの日。
セッションの間と後は、とても充実感のようなものがあって、心地良い余韻に浸る。
クライアントさんの話を聴くのは、それだけで楽しくて面白い。
「楽しい」「面白い」という言い方が合っているか分からないけれど、その人のパワフルな氣づきに立ち会える感覚が好き。
そこにある爽快感のようなものを共有させてもらっている。
全力で向き合うために
セッションの1〜2時間、全力で臨むから、そういう点では疲労感もあるけど、それさえ心地良い。
ところで、全力で臨むのは当たり前のことなんだけど、それがどういうことなのか?と自分に問いかけることを、おろそかにしてはいけないな、と思う。
今受け持っているクライアントさんの数は少ないので、セッション自体も頻度は高くないけれど、だからといって、テキトーな質では元も子もない。
数をこなせばいい訳ではなく、それはコーチングする側の自分本位な考え方で。
そもそも、私は、シンプルライフコーチングを通して、「自分自身を生きやすくなるよ♪」 ということを体感してもらいたい。
(自分がそうだったから)
コーチングを通して、その人がその人らしい幸せを感じるための手助けをすることとも言い換えられる。
その効力を最大限に発揮させるには?
自分の持てるものの中から、クライアントさんに必要だと思われるものを、吟味して、差し出してみるのはもちろんのこと。
※持てるものというのは、知識や情報というよりは、コーチング的な思考法や、「ここなら話してもいいんだ」と思ってもらえる傾聴力のようなもの。
でも、それより大切だと思うこと。
それは、自分が持っているもので、クライアントさんの邪魔をしてはいけないということ。
自分の正義、価値観、パラダイムを、少なくともセッションの間だけはできるだけ取っ払う。
相手の正義、価値観、パラダイムを理解して、ノージャッジでフラットに傾聴するために。
意識できる部分は、意識した時点で、ある程度取っ払えると思うけれど、意識できていない部分の思い込んでいるようなものに関して注意が必要。
こういう思い込みって、人との会話の中であらわになることが多いと思うので(しかも、その時には氣づかなくて、後になって氣づく)、
「あーあ、やっちまったな」と後悔と痛みと引き換えに、リセットに向かう。
でも、それらの思い込みは、クライアントさんの邪魔になるだけでなく、今の自分にとっても要らないものなんだと思う。
だから、クライアントさんの話も、その時の自分にも関連のある内容だったりする訳で。
装備を手放す
これに関連して、クライアントさんが、ちょうど的確な例えをしてくれた。
「コーチングって、何か知識やスキルを付け足すのではなく、むしろ、今の装備から要らないものを手放していくものですね」と。
本当にそうだと思う。
いつの間にか、ありとあらゆる装備でいっぱいになりがちな私たち。
だから、日頃から、今の自分に要る装備と要らない装備を常に点検して、しなやかに軽やかにチェンジして進んでいくのが楽しいし、面白いんだなぁと。
ロールプレイングゲームみたいに。
その感覚を、一人ではなく、人と一緒に分かち合えるのがコーチングの楽しさの一つだと思う。
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