真夏のアペロに〜太陽のちぎりパイ
「L'État, c'est moi」
日本語でいうところの「朕は国家なり」と言ったのは、一人称「朕」が似合う稀有なお方、フランス絶対王政期の太陽王・ルイ14世だ。
犬バカがいきすぎて、私にとって「俺は世界なり」。ラブ&ピース🐶
なんでいきなり太陽王かっていうと、週末のアペロにソレイユ・パイを作ったものでね。太陽はフランス語でソレイユね🌞
数年前のクリスマスで作った、このツリーパイのサマーバージョンと位置付けてもよかろう。
徳島にお住まいのあべみょんさんのご家庭では、毎年のクリスマスの定番料理にしていただいているみたいで。フランスのマダムユイ、うれしいよ?
アペロに限らず、お弁当を作ってピクニックとか、パリにいた頃はよくしていたな。卵を着色してお花見に行ったりもしたし、話題のセーヌ川でピクニックもしていた。当時から絶対泳ぐなんて不可能と思っていたけれども。すべてが懐かしい思い出。
さて本題。時は土曜のお昼、場所は義母宅のアウェーキッチン。
パイ生地の賞味期限が迫っているくせに4つもあるもんだから消費しないと!ってことで、冷蔵庫の整理もかねてソレイユ・パイをつくることにしよう。
この直径32cmパイ生地、フランスでは生活必需品レベルでどこでも買えるもの。定番のキッシュ以外に過去にもいくつか創作しているけれど、しょっぱいのも甘いのもいけるから非常に重宝している。たとえばこんな感じで。
さて、今回の太陽パイ🌞、作り方は非常に簡単。
下に塗ったフレッシュチーズにがっつりハーブ&ガーリックの味がついているので特になにもしないけど、チーズが無味の場合はお好みでスパイスなどを加えてもよい。というか具はお好みでなんでもよい。
作業量の割に豪華!うまい言葉がみつからないので、もうそのまんま。太陽のちぎりパイとでも名付けようか。
このパイの何がいいかって、フォークとかナイフとかを用意することなく、指でちぎって口に運べるところ。人が集まるときなんかは、ディップできるソースを何種類か用意してもいいと思う。
ビールもロゼもどんどん進む。
友との会話もきっとすすむはず。
簡単豪華な太陽のちぎりパイ、真夏のアペロにいかが?🌞