秋旅2022 ノルウェー・オスロ フィヨルドとムンクといかりん坊や
2週連続、北欧の旅
そろそろ記憶が薄れてきそうなので、いい加減旅行記の続きを。
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秋旅2022、第1弾のスウェーデンはこちらから↓
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さて、この2泊3日の旅で北欧スウェーデンがいたく気に入った我々。
私がスカンジナビア制覇したいなあと夢遊病のようにつぶやいていたら、なんとその翌週、出掛けにOtto氏から衝撃のひとこと。
「ちょっと聞いてくれ。週末ノルウェー行くぞ」
ふぇ・・・さすがに嘘でしょ?と思ったけど本気と書いてマジだった。金曜祝日のためOtto氏4連休、金曜夜出発→月曜早朝帰仏の日程で旅に出ることに。
防寒のため重装備、荷物はサクッと身軽で、リールからCDG空港直行のTGVに乗る。
リールから空港まではあっという間。1時間もかからず到着するので、こりゃー毎度渋滞のパリ市内からよりも近いんじゃないか?・・・ま、自宅からリールまで1時間半くらいかかりますけども。
サクッとチェックインしたら、搭乗時間まで3時間くらいあるのでラウンジでアペロアペロアペロ。
20時半くらいに離陸。ちょっと遠いのかな?と思っていたけど、飛行時間は2時間半くらい。近かった。
23時過ぎに着陸。ただいま5日ぶりのスカンジナビア半島。
Otto氏いわく、オスロ市内のホテルはめちゃくちゃ高いから空港直結ホテルにしたとのこと。このホテル、秋旅のなかで一番よかった。
街歩きとフィヨルドの絶景
空港からローカル線で中央駅まで向かう。
オスロ中央駅に到着。ストックホルムに行ったのは11月頭だったからクリスマスモードほぼゼロだったけど、一週遅れると俄然クリスマスモード。
ノルウェー王宮
空港から市内までのローカル線のチケットは、2時間半以内であれば乗り降り有効なのて、ランチを済ませてサクッとメトロで2駅。ノルウェー王宮の目の前の駅で下車する。
なお、初乗りチケットは500円くらいとストックホルム同様高い。。でも2時間半有効だからゆったりできるな。
カール・ヨハン通りのクリスマスマーケット
王宮からの目抜き通りがカール・ヨハン通り。パリでいうところのシャンゼリゼ通り的な感じ?クリスマスマーケットが開催されていたので中を通ってみることにした。
オスロ市庁舎
湾岸方面に向かってしばし歩いて、オスロ市庁舎に。休日なしで無料で入館できる、なんとも素晴らしい施設。。
大ホールではノーベル平和賞の授賞式が開かれるというこの市庁舎。中に入ると大迫力のホール。
階段をのぼった先にあるムンクの間に、ムンクの作品があるとのこと。残念ながら初日訪れた際は結婚式開催中でクローズしていた。
もう2度とこないかもしれないから、ムンク好きとしてはやはり中を見たい。翌日リベンジしたら、中を覗くことができた。
他にも見どころ多々あり。無料でいいの?トイレもあるから一息つくのにちょうどいい。
市庁舎の近くにはノーベル平和センターがあって、どこかの国の団体がマニフェスタシオンをしていた。ちなみにカールヨハン通りでも拡声器でなにやら叫んでいる団体がいた。
オスロ・フィヨルド
市庁舎の前は湾になっていて、船が何隻もとまっている。ここから見る夕暮れはさぞ美しいだろうとスタンバイ。日の入りはやはり早くて16時前。
アートを巡る、オスロ
数々の美術館やみどころあれど、なにせ2日かしかない。1日目は街歩き、2日目に集中して、オスロのマストな2大アートをめぐることにした。いかりん坊やとムンクの『叫び』である。
ヴィーゲラン彫刻公園
2日目、朝一でオスロ郊外にあるヴィーゲラン彫刻公園に向かう。空港からのローカル線で1本。道に迷いながらも親切な現地の方々に道を尋ねながらお目当てのスポット付近まで到着。
ここの公園には、ノルウェーの彫刻家、グスタフ・ヴィーゲランの彫刻作品が200点以上置かれているそうだ。ユニークなもの好きとしては絶対これを観ておきたい!とOtto氏に懇願。
現れたのが、公園のシンボルの塔。そしてそれを囲む数々の人間彫刻。
下の写真のように、本当におびただしい量の彫刻が並んでいる。なかでも面白ユニークな彫刻をピックアップ。
そしてようやく橋の上で見つけたお目当て。ボンジュール!いかりん坊や。
怒っているときは無言でこの写真を見せると心に決めた。
ムンク美術館
さて、次なる目的はムンク美術館。ムンクは叫びに限らず、他の作品も好きだし、絶対行きたい。
夜遅くまでやっているようだったので、日が沈んでからゆっくり鑑賞することにした。Otto氏に関してはまったく興味ないけど入場料払うから付き合ってくれと懇願。
荷物チェックを受けて(おそらく例の美術品破壊行為をする活動家たちの影響)、いざムンクの世界へ突入。
いい作品が多すぎて収集つかないので、メインどころを。
まずはなんといってもお目当ての『叫び』。ムンクが残した5つの『叫び』のうち、3つの作品がここの美術館にある。『叫び』専用の小さな空間には、本来3つのパターンが飾られているけれども、光による作品へのダメージをおさえるために1時間おきにひとつの作品しか開示されない。なんとー!
たまたま行った時は水彩だった。この柔らかく色あせた感じもまたいい。
他の部分をみてから舞い戻ったら、今度はリトグラフがオープンされていた。モノトーンもいいな。
ここまできたらテンペラも観たかったけれど、時間オーバーで断念。。でも2パターンは目に焼き付けたので満足。
『叫び』もそうだけど、ムンクは絶望とか孤独とか不安を描いたものがピカイチだと思う。
風景画もちょこちょこと。
自画像も複数残している。
ほかにも、ムンクの生涯を深く楽しく知ることができるスペースもあったり、体験型のお絵描きスポットなんかもあったりで、お値段以上な空間だった。ここはオスロにいったら絶対行くべき美術館におすすめしたい。
お楽しみの食模様
さーて最後に、お楽しみの食模様。
大前提としてノルウェーは、スウェーデンよりもさらに物価が高い。それもそのはず、フランスとの平均給与を比較するとノルウェーは2倍ある。それくらいないと生活できないわ・・・。
なお、アルコール販売もスウェーデンと同じく国管轄。3.5%以下ならOKだったスウェーデンと違ってコンビニにもスーパーにもアルコールは一切置いていなかった。厳しい・・・。
スウェーデン編でも書いたけど、旅中の我が家は半分ローカル、半分ハンバーガーかピザが食の定番。夕飯は空港に入っているお店のピザ&ビールで簡単に済ませ(これでも結構する)、お昼はローカル、バーガーとすることにした。
初日のランチは、ローカルなバーガーチェーンを検索して向かうもオープン時間がまさかの14時。食事時間が早かったスウェーデンと違って、ノルウェーは食事時間が遅いのか?他のお店も開店時間14時とか15時とか。
胃に穴があきそうなほど空腹なOtto氏、私の願いが聞き入れられてローカルなレストランへ入ることにした。イェーイ。
イングリッシュメニューはありますかと聞いたらあいにくないけど私が説明するわ!と英語堪能なお姉さんがフレンドリーに接客してくれた。
そうこうしているうちに、頼んだお皿がやってきた。
新しいものを食べるのは若干緊張する。
卵黄をまぶす前に生ニシンを一切れ口に入れてみると・・・甘酸っぱしょっぱくて美味しい!ネギ入りの甘酢ソースみたいのでマリネしてあるとみた。
ヨーグルトソースみたいなものとも相性がよく、これは完食。
お姉さんにとってもおいしかったと伝えると、戦争の影響?なのかこれでこのニシンは最後だからあなたラッキーよ!と言われた。
なお、Otto氏は迷わずハンバーガーを食していた。
さて2日目。Otto氏念願のローカルハンバーガー。Munchiesってなんかムンクみたい。
スウェーデンのバスタードバーガーはポテトとドリンクセット価格だったけど、こちらは基本バーガー価格でプラスポテトとドリンクをつける感じ。もちろんどっちもつける。
私は店名を冠したMunchieバーガー。ブルーチーズドレッシングとカラメルオニオン&ベーコンがはいっている。響きがどれも素敵じゃない?
こちらはOtto氏。たしかスパイシーなやつにベーコンとチーズをトッピングしていたような記憶。
バーガーはとても美味しい。バスタードバーガーより好みかもしれん。ただポテトは完全バスタード!
で、この時のバーガー2人前、ハウマッチ??
50ユーロ近くしたよ!
7000円だよ!
ひょえーーーー!!!