北フランスの夏2023 健脚マルチーズの冒険
2023年、遠出をしない我が家の夏が終わろうとしている。
今週に入ってから、どことなく風がつめたくなって、ああ、これはもう、その時がきてしまったなと。すでにヒートテック着用。
今年だけかと思って振り返ってみると、ここ数年の夏はパリ〜涼しい北フランス間でしか動いていないことに気づいた。
一瞬パリに訪れた猛暑を体験する以外、どこも涼しいから全然汗をかいていない。日本の夏みたいな「夏らしい夏」をそろそろ忘れそうになる。
どこにも遊びにはいけないけれど、北フランスの快適な夏、南仏などは熱波続きというし、天候のアドバンテージを利用するのも悪くないだろう。
今住んでいるところが海辺の観光地でもあるので、その周りも含めて住民的観光をしてみることにした。
もちろん主人公は、おどろくべき健脚を誇るマルチーズ8歳、うちの俺である。
枝野・イン・内陸〜リールの街散策
序章は、内陸。
義母の住む北の内陸(ノール)の街と海沿いの街(パ=ド=カレ)を行ったり来たりするのはもはや慣れっこ。6月7月はよく往復したものだ。
7月のとある往復は、枝野豆男スタイルで。
リールは日頃から観光客も多い。
パリでもそうだったけど、なんか色々勝手に撮られてたな俺・・・肖像権!!(そんな格好をさせる飼い主が悪い)
フェット・ド・ラ・メール 海祭り
我々の住む港町では毎年、7月中ば(革命記念日をはさむ週末)に街をあげてのLa fête de la mer(海祭り)が開催されているらしい。
フランスで最も大きな漁港とアピールをしていることもあり、海をテーマにしたイベントがもりだくさん。
飲食系の屋台も出ていて、この街にこんなに人いたの?!ってくらいの人出。まあ大体が観光なんだろうけれども。
漁師さんたちと編み物って深いつながりがあると昔なにかで聞いたことがあるけれど、ムッシューのデモンストレーションに釘付け。
編み狂としてはぜひ弟子入りをお願いしたいと思った。
電車でちょっ旅〜ヴィムルーへ
7月中、どうやらSNCFでプロモーションをしていて電車で7分くらいの隣町まで片道1ユーロで行けるらしいので、いざ。
Wimereux(ヴィムルー)はかつての、いや、いまでも高級観光地。2年前のとある週末、車で遊びにきていた街ですな。
駅から10分もかからずで海辺へ。
この日は寒くて、ビーチもひとがまばら。
妹コメント「マルチーズ界の加山雄三的貫禄」。
ようやく8月に入って晴れ&暖かい日が訪れたので、色々とモチベーションが上がってきた。
20度ごえ歓喜!
20度超えた!お空も真っ青!
服を脱ぎ捨て地元の海へ飛び出そうベイベ🕶️
この街のビーチは犬NGなので俺は砂浜までいけず。
去年過ごしたここから南に30分くらいいったところにあるLe Touquetの海は、犬OKのエリアもあったのがよかったなあ。
ちょいと隣町まで〜南
2年前に短いバカンスを過ごしたのが、今住んでいる街から南に5キロくらいのところにあるLe Portel(ル・ポルテル)。
どこかに行きたいけど車がない。
ぼーっとGoogleマップを見つめていたらば、なんだか隣町まで歩けるんじゃ?という気になってきた。行ってみようやってみよう。
おおお、これは、2年前にジャングル大帝ごっこしたところ!
地図を片手に、ぶーらぶらと歩く。
ここのビーチは海にとっても近くていいんだけど、風もめっちゃくちゃ強い。
帰りはバスに乗ってぴゅっと帰宅。この地域はバス路線がわりとちゃんとしていて、しかも定額1ユーロなのがいい。今時1ユーロじゃバゲットも買えませんね。
ちょいと隣町まで〜北
前述の、電車でちょっ旅した高級観光地ヴィムルー。
南の隣町に徒歩でいけるなら、北の隣町にも徒歩でいけるんじゃないか・・・?
Googleマップによると最短ルートで約8kmだけど、いってみよう。俺の健脚を信じて!
ここで突然、この夏一番の一枚をどうぞ。
マップに表示されているルートをひたすらガン無視して寄り道してしまう。
面白そうな道があったらふらふら〜っと進入。
車で通ったら3分のところ、徒歩30分かけてわたる贅沢(苦行)。
海岸線を冒険すること約30分、Wimereuxの街に到着!
自宅からトータル約8km、さすがに帰りはきつそうだったので、運賃定額1ユーロのバスに乗って帰宅。
特別なことはせずとも、1ユーロでできる冒険、よい体験ができた。
以上が、健脚マルチーズによるひと夏の北フランス沿岸冒険記録。
はー、わかっちゃいたけど、ただの俺写真集2023夏になっちゃいましたがな!