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夏の味、カルピス・イン・パリ
からだにピース!ユイじょりだよっ。
最近あらたなOLごはんを開発しつつある府中のモノホンまさみちゃんに怒られちゃうかもだけど、今日だけは飲兵衛な類(YOSHIDA)もまさみにトランスフォーム。まあ、冒頭だけだけども。
話は変わりまして
さて、ユイじょり的「夏の飲みもの」といえば??
そう、水。つまりは、ビールにロゼにアペロール!
・・・ってのは当たり前田のクラッカーだけれども、やはりジャポネーゼたるもの、国民的飲料「カルピス」の存在を忘れてはいまい。
(ほら、マジで冒頭一瞬だけだったでしょ?>まさみたん)
思い出の味、高濃度カルピス
カルピスといえば、小さいころの思い出の味。
ペットボトルでカルピスウォーターとかカルピスソーダなんてものが出始めて今では主流なんだろうけども、私の中のカルピスはなんてったって、よくお中元などでいただくこんな感じの瓶入りカルピス(原液)なのである。
(↑↑ 瓶入りカルピスの写真見ながらお絵描きしました)
辛党塩党な今と違い、幼い頃は子どもらしく甘いもの大好きっ子だった小ユイじょり。小ユイじょりって小ピピンかよ!(←PATAさんあたりが突っ込んでくれないかな)
原液度マックスでグビグビっといただくのが幼き頃の夏の贅沢。ああなんだか懐かしくなってきたなあ・・・と、気になったらもう止まらないよ誰か止めて。
結局、カルピス飲みたい欲に完全支配されるに至った。
そんなときは、恒例のアレだ。そう、
なければつくればいいのよ。
カルピスの豆知識
作るっていっても、あれは何からつくられているんだ?ってことで、まずは本家本元をチェック。
というか、カルピスの販売元ってアサヒ飲料なのか。DNAに組み込まれているスーパードライ党としては足を向けて寝られないなこりゃ。
・・・ああきた。
これは前にライターユイじょりとして書いたキャラメルの記事パターン。大好物かつ沼るやつだ。
まるっと言うと、カルピスは、「モンゴル由来の乳酸菌飲料」とのこと。
以下、もうちょっと知りたい人は上記サイトよりかいつまんだものをどうぞ。
・「カルピス」の生みの親は、寺の息子として生まれた三島海雲(1878生)
・20代半ばで、無限の可能性と夢を求めて中国大陸へ渡ったのち、内モンゴルで暮らす遊牧民たちが日常的に飲んでいた酸っぱい乳に出会い、そのおいしさと健康効果に衝撃を受ける。で、これが「カルピス」の原点、酸乳。
・日本帰国後、内モンゴルで製法を学んだ酸乳の研究を重ね、乳酸菌で発酵させたクリームを商品化した「醍醐味」を発売。さらに「醍醐味」の製造過程で残った脱脂乳を乳酸菌で発酵させた「醍醐素」を発売した。
・「醍醐素」を改良したおいしく体に良い飲み物として開発したのが、日本初の乳酸菌飲料「カルピス」。
作り方を模索する
さて、問題はこれをどう作るのかということだ。
そもそも本家本元はどう作ってるんだ?こちらのページによれば、
1、国産生乳を遠心分離機で脱脂したものに「カルピス菌(門外不出、乳酸菌と酵母の集合体)」を加えて発酵。
2、砂糖を加えて2回目の発酵。
ふむふむ。
さらにネットを回遊していたら、出回っていたのがこの英国男性が開発したレシピ。
日本だけでなく海外にも認められているんか、カルピスすごいな。
このレシピによると、材料は、ヨーグルト、砂糖、レモン、バニラエッセンス。たったこれだけ。
これらから、ヨーグルトをすでに本家本元でいうところの1回目の発酵終了状態とカウントし、砂糖を加えて2回目の発酵をすればよいのではないか?というところまでたどり着いた。
とまあ、例のごとくうんちくが相変わらず長くなったけれども、ここからは足早で参ります。題して、
「カルピスの原液っぽいものを作って、ひたすら飲み続けた1週間」
今回つかった材料は、こちら
イギリス人のレシピとは別に日本の方も何人か作られていたので、そちらも参考にしながら適当にこんな感じで。
ヨーグルト:3パック(375g)
グラニュー糖:300gくらい
レモン:1個(酸っぱいほうが好きなので後からちょい足した)
わざわざ注ぎ口太めのグラス容器を買うてきましたよ。イタリア製なんだけど、最近シチリアどころかイタリアのものを見るとkaorinaさんのことを思うのはnote病というやつだな?
そしてヨーグルトは、本家本元が生乳を脱脂しているので、脂肪分ゼロのものを。モノプリPBの1ユーロもしないやっすいやつ。
バニラエッセンスは、ただでさえ甘いのがあの甘い香りでさらに超絶甘く感じそうな予感がしたので最初は使わず、足りなければ追いバニすればいっか。
こういうのをあーだこーだ考えるの、夏の自由研究っぽくていいな。
レッツ・研究開始!
研究とかいってるけど、作り方は下記のとおり超!!簡単。
1、ヨーグルトと砂糖を合わせて湯煎にかけ、砂糖を溶かしつつ、15分ほど温度を一定に保つ。
2、1が冷めたら、レモン汁を加えて冷蔵庫にて冷やす。
まず1のヨーグルトと砂糖を合わせて湯煎にかけるところからなのだけれども、
見よっっ!このシンジラレナイ砂糖の量を!!
これは・・・砂糖の砂丘か?教えてくれハイジ。
温度計で測りながら湯煎にかけ、70度くらいになるまで温めて、その後一定になるように火元を調整しながら15分くらいかき混ぜる。
70度くらいで15分経ったあとのご様子。甘酒を彷彿とさせるとろとろな白い液体ができた。
まあ普通にペロっと舐めるけど、生ぬるい甘いヨーグルトって感じで。冷やしたらこのままでも飲めそう。
その後、常温になるまでさまし、レモンをうえええええーーーーい!と絞る。
ここはお好みだと思うけど、私は酸っぱいの好きなので、ここはケチらずさらに冷凍庫に眠っていたレモンなども使った。
例のイタリア瓶に流し込んで、一晩冷蔵庫へ。
一晩あけまして・・・
ご開帳といきますよ!
よく降って、まずはシンプルに冷えた水で割ってみる。
・・
・・・・
・・・・・・
美味!!!
本場カルピスよりさらに濃厚な感じがして、おいちーーー🤤🤤🤤(幼児化してます)
そのものなのか!?っていうとアレだけど、とても似かよっている甘酸っぱいヨーグルトドリンク。
とりあえずゴクゴクっと飲んで、2杯目は冷凍庫に眠っていたベリー類の冷凍たちをただ浮かべてみた。
これはこれで味変もよき。こういうやつ普通に売ってなかったかね?
さて、あっという間に幼児化は終了
時は戻っても持続はせぬ。
夕方以降は小ユイじょりから脱皮して、オトナなカルピスを堪能することにしよう。
とりあえず、アペロにアペロール
案の定、カルピスは重いのでほとんどの液体は比重の関係で上に浮く。
さらに炭酸水を加えてレモン挿してぐるぐる混ぜてみれば、アペロールカルピスの出来上がり♪
混ぜてすぐに写真と思ってもすぐ層ができてしまっているな。。。これはご愛嬌。
まー、なんていうか、これはただのカルピスオレンジ!
ではここで一句。
夏はカルピス やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
オレンジだちたる 雲のほそくたなびきたる (ユイじょり納言)
ネクスト、焼酎もいっとこう
炭酸水と焼酎と合わせて、カルピスサワーや!!
カルピスサワーってどうせ薄いんだろうと思って日本でも頼んだことのないシロモノではあるけれど、普通に美味しいってか普通にカルピスってかちょっとオトナなカルピスかしらね。
ちなみにこのおしゃれな赤瓶の焼酎はOtto氏の頂きもので、「北海道旭川のバーボン樽で育った長期貯蔵焼酎を100%使用」しているという。ウィスキーだと思って開封してみたもののどうやら氏的には焼酎は微妙らしく、いっこうに減らないので私がくすねてたまに飲んでいる。
夏の自由研究、まとめ
この自作カルピス。朝は小ユイじょり、夕方以降はオトナじょりで堪能いたしまして、1週間かけて空っぽになりまして候。
「初恋の味」なんてイカしたキャッチコピーをつけていたカルピスは、私にとっては時を戻せる、白くて(めちゃくそ)甘ーい飲み物でして。
カワイイものに目がなかった昔の乙女な自分を思い出すよい機会にもなったな・・・
ってことで、久しぶりに使うこの結び。
カワイイは作れる、カルピスも作れる。
俺はいつ何時でもカワイイ
お後がよろしいようで。
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