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瀬戸内海に恋をした

昨年の5月、岡山県の児島エリアを旅した話をしようと思う。

「岡山に行ってきました」と話すとたいてい「どうして岡山に行こうと思ったの?」と聞かれることが多い。

旅好きな私だけど、旅先を決めるのにいつも大した理由はない。
今回旅を共にするヒラメくん(仮称)に「どんなところに行きたい?」と尋ねたところ、「なんか海が見えるところに泊まりたいなぁ、オーシャンビュー!みたいな」と言っていた。

おもむろにGoogleMapを開き、海側にある宿を片っ端から調べていくと(私のGoogleMapには泊まってみたい宿が200拠点以上登録されている。)、
瀬戸内海を目の前にした素敵な宿を見つけてしまった。

「DENIM HOSTEL float」というデニムを基調とした小さな宿だ。
HPからもう魅力が溢れ出してしまっているので、是非見てみてほしい。

泊まるしかない!!!

こうして今回の旅先は岡山県の児島エリアに決定した。

✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ 

岡山旅行初日の目的地は「児島ジーンズストリート」
岡山はデニムで有名ということもあり、この通りには個性的なデニム屋さんが立ち並ぶ。

デニムストリートの入り口
ジーンズ吊るされてます

なんということか、あまりにものどタイプなデニムワンピースを見つけてしまい、早速3万円も散財してしまった・・・。

旅行に行くととたんにお財布の紐が緩くなるこの現象に、誰か名前をつけてほしいものだ。

そのあとは初めての瀬戸内海に心を躍らせながら、ふらふらと海側の通りを歩いていた。
もともと私は海が大好きだけど、こんなに穏やかな海があるのか〜、とすっかり瀬戸内海が気に入った。

祇園神社より
田土浦公園より
瀬戸大橋の真下
鷲羽山からの眺め
漁港より



そうこうしているうちに、お目当ての宿「DENIM HOSTEL float」にたどり着いた。

海から徒歩1分ほど、少し小高い坂の上にある。

floatという名前にもあるように“想い、浮かべる”というコンセプトのもと、日々の喧騒を忘れて穏やかな気持ちにさせてくれる、そんな空間がそこにはあった。

“何気なく過ごしてしまいがちな
ふだんの暮らしの中で
 
ひっそりと、ただ、確かに潜む
いつかのどこかの誰かのこと。
 
floatはそんなことを「想い、浮かべる」場所。

穏やかな島を眺め海や空に体浮かぶ。
本質的なモノに触れつくり手を想い浮かべる。
誇りの込もった美味しい食事で心浮かれる。

そんな浮(フロート)を通じて、想像の楽しさに気づき、日々の暮らしに関わるたくさんの人たちのことを大切に思えたなら
 
私たちにとってそれ以上の喜びはありません。”
〈 DENIM HOSTEL  float HPより〉
瀬戸内海を望む窓際の席
部屋からの眺め


なんて贅沢・・・

時間を忘れてぼーっと窓の外を眺めてしまう

部屋の内装にも素敵なこだわりが詰まっている。
"泊まれるデニム屋"がテーマ​となっていて、部屋の至るところにデニム素材が使われているのだ。

少しだけ、部屋の写真をご紹介。

畳のへりがデニム
襖もティッシュカバーもデニム
スリッパもデニム
壁もデニム
至福の空間


昔は、飛行機とホテルがセットのプランをいくつか比較して、いかに旅行費を安く抑えられるかということを考えていた。

しかし、いつからか独自の個性やデザイン性、誰かの想いがつまった宿(一般的には”コンセプトホテル”という)を好むようになってしまって、もはや泊まりたい宿を中心に旅行の計画を立てるようになった。

そんな旅行の楽しみ方もありなのかなと。

数多く、と言えるほど多くの宿に泊まってきたわけではないけれど、今まで泊まってきた宿の中でこのDENIM HOSTEL floatが1番好きかもしれない。

またこの宿に泊まって、ゆったりとした瀬戸内海を望みながら心穏やかな時間を過ごしたい。

■DENIM HOSTEL float
□HP : https://www.denimhostelfloat.com

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