スーパーウーマン。

母の日が無事に終わり、
また今日から通常運転が再開しました。

SNSを見ていると母の日当日は、
お子様からお花やお手紙、
似顔絵のプレゼントをもらって
幸せそうな友達家族がたくさんで
あたたかい気持ちになりました。

私の実家はこんな風になれなかったけれど
友達家族が幸せそうな姿をみて、
将来こうなりたいという思いは強くなりました。
自分の心が少しづつ変わってきたのかも知れません。

今回は、
私の義母について書いていけたらと思います。
実の両親の影響で、尊敬する大人がほとんど居なかった私の
心から尊敬している方の一人です。

実母より義理の母を先に紹介することになりましたが、
実母のエピソードはかなりヘビーな話になるので、
もう少しお待ちいただけたらと思います。

義母は、
結婚したら専業主婦という
昭和の時代には珍しい
バリバリ働く兼業主婦でした。

『女は結婚まで大きい企業で腰掛で働いて
25歳位で収入の安定した人と結婚して専業主婦になって
30歳までに子ども産んで……っていうのが
幸せなのよ、あなたもそうしなさい』
なんていう実母とは対極にいるような方でした。

(夫いわく、
明るくて、コミュ力も高くて、
今でいう陽キャ属性のおかあさんだったそうです。)

20代前半で結婚し、出産をし、
主婦になってからも様々な職種で働き、
それでいて趣味やお友達の付き合いにも全力で
エネルギッシュな方でした。

夫と付き合って数年経ったころ、
初めて夫の自宅に遊びに行った際に
初めてお会いしましたが、
初対面にも関わらず、
仲良くなれたのが嬉しかったです。

中には息子可愛さで
息子の彼女(お嫁さん)に対して
快く思わない義母も多い中、
そういったところは全くなく、終始カラッとしていて
珍しいお母さんだなと思ったのを覚えています。

私が一番気にしていた
私の特殊な学歴と職歴に関しても
全く気にしておらず、
偏見がない、視野の広い方だなと思いました。

私はあとで知ったのですが
『あの子は私に似てる子だから大丈夫!』
『真面目で頑張り屋のいい子じゃん、私応援する』
と夫が義母に言われたそうです。

やはり男性は母親にどこか似ている人を
好きになるのかもしれません。

(私は陽キャかどうかで言ったら微妙ですが……笑)

夫と義母は仲良しではありましたが、
特にマザコンなわけでもないので、
やはり義母の育て方が距離感が絶妙というか、
よかったんだなと思います。

そんな尊敬できる義理の母ですが、
数年前にとある病気でこの世を去りました。
夫は自宅でずっと介護をしていました。

当時、まだ夫と結婚をしていなかった私は
正式に親族ではなかったので
お通夜、告別式には参列することができませんでしたが、

今はお盆などの時期に
お墓参りに行かせていただいています。

本人の意向で義母は樹木葬なのですが
『墓守で家族に負担をかけたくない』
『私はお墓に眠っているのではなく、あなた達
家族のそばにずっといます』
といった意味でお墓を作らないと決めたそうです。

私の実家は
墓守という仕事を重んじる家なので
とても斬新でした。

残された家族に墓守の負担を
強いることはしたくないという
お義母さんの優しさと気遣いだったんじゃないかなと
個人的には思っています。

自由奔放にふるまっているように見えて
最後まで家族のことを大事に思っていた
義母を心から尊敬し、
本当のお母さんだと思っています。



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