夫の裏切りさえもバネに人生再生させる方法10選 ③幸せに関する大きな誤解:成功すれば幸せになれるという幻想を超えて
「成功すれば幸せになれる」と信じていませんか?これは、私たちが抱きがちな大きな誤解の一つです。多くの人が「良い仕事を得たら」「目標を達成したら」「理想のパートナーと結婚したら」幸せになれると考えがちです。しかし、実はその逆が真実であることを、ポジティブ心理学者のショーン・エイカーが「ハピネス・アドバンテージ」で証明しています。つまり、幸せだから成功するのです。
【誤解の原因:幸せと成功の逆転した認識】
私たちの文化や社会は、「成功すれば幸せになれる」という信念に基づいています。子供の頃から、努力すれば報われるというメッセージを受け、勉強や仕事に励むことで最終的に幸せになれると教えられます。しかし、ハピネス・アドバンテージ理論はこれを覆します。
成功が幸せをもたらすのではなく、幸せが成功をもたらすのです。なぜなら、幸せな状態にある人は、創造力や生産性が向上し、対人関係が良好になり、問題解決能力が高まることが科学的に証明されているからです。
【ハピネス・アドバンテージとは?】
**「ハピネス・アドバンテージ」**とは、幸福感を持っている人が、そうでない人よりも成功しやすいという考え方です。ショーン・エイカーの研究では、ポジティブな感情が脳に与える影響について次のように述べています:
創造力が増す
ポジティブな感情は脳の創造性を高め、新しいアイデアや解決策を生み出す力を引き出します。生産性が向上する
幸せな人は、タスクの達成率が高く、効率的に仕事を進めることができます。これは、仕事が楽しくなり、ストレスに強くなるためです。人間関係が豊かになる
ポジティブな状態にあると、周囲とのコミュニケーションが円滑になり、支え合う人間関係を築きやすくなります。
これらの要素が合わさることで、幸福感を持った人はより成功しやすくなるというのが「ハピネス・アドバンテージ」の基本的な考えです。
【成功を追い求めるループから抜け出す方法】
成功すれば幸せになれるという信念に基づいていると、常に次の目標を追い求めることになり、**「成功ループ」**に陥りがちです。たとえば、「昇進したら幸せになれる」と思っても、昇進したら次は「さらに大きなプロジェクトを任されたら幸せになれる」と考えます。これでは幸せを後回しにしてしまい、永遠に手が届かないものに感じるでしょう。
そこで、ハピネス・アドバンテージのアプローチは、「今」幸せを感じることに焦点を当てます。小さなポジティブな瞬間を意識的に見つけることで、幸福感を育むことができます。たとえば:
感謝の習慣を持つ
毎日、感謝できることを3つ書き出すことで、ポジティブな思考を促進します。運動を取り入れる
運動は脳に良い影響を与え、ストレスを減少させ、幸福感を高めます。瞑想やマインドフルネスを実践する
心を落ち着かせる時間を持つことで、ストレスを軽減し、現在の瞬間を楽しむことができます。
幸せが成功の先にあるのではなく、幸せが成功を引き寄せる】
私たちが幸せになりたいと願う時、それは何か特別な成果を達成することではなく、日々のポジティブな感情や経験を意識的に取り入れることが大切です。成功を追い求めるよりも、今この瞬間に感じる幸せが、未来の成功を引き寄せてくれるのです。これこそが、ハピネス・アドバンテージの核心です。
「幸せになりたい」と願うなら、まずは「今」幸せであることを意識しましょう。そうすることで、人生に前向きな変化が訪れ、自然と成功もついてくるはずです。
次回は瞑想でマインドフルネスにチャレンジしてみましょう!