2024年の振り返り
今年もアドベントカレンダーの時期がやってきました。というわけで今年も振り返りを書いていきます。
こちらはエンジニアと人生 Advent Calendar 2024の20日目の記事です。
過去の記事はこちら
過去の記事を出してて、もう私もエンジニア5年目になることにびっくりしました。ちょうど2020年の12月に初めてエンジニアとして正社員になったので丸4年が経った頃ですね。時が経つのが速すぎてびっくりです。
感慨に耽るのは置いておいて、今年を振り返っていきたいと思います。
1月
1月はミュンヘンで就活をしていました。ワーホリ中にバイトしていたカフェから、正社員としてどう?という声もかかってましたが、エンジニアを辞めたくはなかったので断りました。とはいえワーホリビザが5月までだったので結構切羽詰まってました。このまま帰国か就労準備ビザに切り替えるか悩んでいたと記憶しています。
私も一生日本を離れて生活するというほどまでは覚悟ができていなかったものの、心のどこかで日本企業以外で働いてみたいという気持ちが強くて、どうせならドイツ語で働いてみたいという思いが捨てきれずにいました。カフェでのバイトで満足するかなと思ってましたが、もしエンジニアとして働いたらどうなるんだろう、日本の企業と働き方が変わるんだろうか、言語面で困ることはあるんだろうか、などなどの好奇心が勝ち、なかなか帰国を決めれずにいました。
前職ではテックリードに任命されたり評価していただいていただけになかなか心苦しかったのですが、私自身が今やりたいことは世界中のどこででも働ける自信と実績だと思ったのでその思いに従って就活をしてました。
2月
ついに内定が出ました。約10年前にちょっと留学で勉強したとはいえ、約一年前に再度ドイツに来るまでドイツ語を一切齧っていなかったので、私の言語能力は結構ギリギリだったとは思うのですが、面接では私が今まで作ったアプリを見せたりして、なんとか気合いをアピールして内定をいただくことができました。やっててよかった個人開発・・!そして前に英語でも技術記事を書いてたおかげでそれを見せたりもできて本当によかったです。
年収もドイツ国内の私と同じ歴ぐらいのエンジニアと比較しても結構良い額を提示してもらえたので、そのまま転職を決めました。
そのことは以下の記事でも詳しく書いています。
前職ではかなり良くしていただいていただけに心苦しくはあったのですが、これも縁だということで、上長と話し合い気持ちよく送り出していただく事になりました。本当に感謝しています。
3月
転職先が決まったので家探しとビザ申請の準備を始めました。家探しに関しては、元々はシェアハウスに住んでいて、旦那とは日本・ドイツの遠距離をしていたのですが、今回私がこちらで転職をするという事で旦那もドイツに来る事になりました。そこで2人で住むための家を探す必要がありました。
とりあえずドイツで有名な不動産サイトに片っ端から登録して、いい感じの物件に手当たり次第メッセージを送りました。
ドイツは家探しが結構難しい事で有名ですが、幸いなことにすぐに見つかり、4月から引っ越すことが決まりました。(急いで決めたからかその後家問題が発生しますがそれはまた後述・・・)
4月
ビザの申請が引越しをしてからでないといけないので引越して新しく住民登録をしてからビザの申請準備を行っていました。
私は条件的にブルーカードが取れるはずだったので(とても雑に条件を言うと一定の年収以上で専門職で大卒以上の学歴で取れる)ブルーカードで申請する事にしました。そのため、書類で大学の卒業証明書が必要だったんですが、ちょうど4月末から一時帰国する予定だったので、その時に大学にとりに行くことを決意しました。
また、新しい会社で一泊二日で会社イベントをやるのでぜひ来ないかと言われたのでまだビザは降りていないので正式に働き始めてはないものの、招待されるまま顔を出す事にしました。
その会社イベント自体は楽しかったですが、同時に私このまま本当にドイツ語で働けるんかという気持ちが芽生えるきっかけにもなりました笑(同僚の発表内容の7 - 8割ぐらいしか理解できなかったので)
ただ言っても仕方ないので頑張ろうと改めて思ったまま日本に一時帰国しました。
5月
4月末から5月半ばにかけて日本に一時帰国しました。
一時帰国中は幸いいろんな友達が飲みに誘ってくれたりしてかなりバタバタしていました。美味しいものもたくさん食べました。
あと5月に記念日があったので旦那とディナーに行ったりプレゼントをもらったりしました。
ただこのプレゼントはもらった一週間後の友人の結婚式で無くしてしまい、とても落ち込むのですが、その後旦那がもう一度くれたりしました。神様でしょうか?
また、前職の最終稼働日も5月だったので、最後は出社をしました。送別会も開いていただき嬉しかったです。
並行してビザの申請に必要な書類を大学に取りに行ったりもしました。そしてビザの申請を行い、完了のはずだったんですが一悶着あり、なんと私の卒業学部(国際学部)はドイツでは正しい学問ではないと却下されてしまいます。正しい学問じゃないってなんでしょうね・・。追加で何度も書類を提出しましたがどれも全て国際学部であるがゆえに却下されました。
そして外国人局とビザをめぐって何度もメールのやりとりをしているうちにドイツへ帰る日が来てしまい、ビザの問題が解決しないままドイツへ戻りました。
6月
私は6月から新しい職場で働くつもりだったんですが、ビザが却下され、急に無職が爆誕しました。私は今までの人生でちゃんとした?無職というのを経験したことがなかったので、とても焦りました。高校の時からずっと働き詰めだったので、働かなきゃ、でも働けないという状態にとてもヤキモキしました。
そこで、もうブルーカードが降りないのは仕方がないので、それならどんなビザで良いからくれと連絡したところ、その一週間後に仮ビザがおりました。(実は私がブルーカードだと配偶者はドイツ語の有無を問わず無条件でドイツに滞在できるというものがあったので、旦那のためにもブルーカードを取りたかったんですが、国際学はドイツで認められていないそうなので仕方ないですね・・)
この時点で6月中旬でした。仮ビザを受け取ったらすぐに会社に連絡して、その次の日から働く事になりました。
この間旦那はまだ日本でしたが、日本の家も引き払い、着実にドイツに来る準備をしてくれていました。
7月
私がついにこちらで正式に働き始めたということで、旦那がドイツにやってきました。旦那のドイツのビザの申請も私がやったのですが、外国人局に旦那と一緒に面談に行った時、彼ドイツ語話せる?今勉強してる?今後の仕事の予定は?などなど聞かれましたが、彼はドイツ語は話せないし今こちらで仕事もないけど、彼Informatiker(情報学卒業者のこと)だよと言って彼の卒業証明書を見せたら担当者の目の色が変わってすんなりと旦那のビザがおりました。情報学強過ぎ・・。
私がブルーカードを取れなかったことで旦那に不都合が起きるのを心配してましたが、そういうわけで特に問題なく旦那にもビザがおりました。
旦那はこちらでは仕事がないので私の家族保険にも加入してもらい(私の保険会社によるものなのかわからないですがなぜかタダでした)ビザの問題も保険も解決して夫婦でのドイツ生活がようやくスタートしました。
8月
会社で夏祭りのイベントがあったので参加しました。今年は筏作りでした。
めちゃくちゃ雨が降っていたので夏なのに寒かったのですが、震えながら筏を作って雨の中川を手作り筏で渡ったのは今となっては良い思い出です。
ちょうどその頃転職して2ヶ月がたったのでnoteも書きました。
9月
試用期間が無事終わりました。私は上司の好意もあり試用期間中も給料は変わらずオファー時の満額をもらっていたのであまり実感はなかったんですが、それでも試用期間が無事終わったのは満足感がありました。
また、9月にはオクトーバーフェストが始まるので、オクフェス好きな私は去年同様オクフェス会場へと足を運びました。元はと言えば今の仕事も去年オクフェスで出会った人からの紹介という形でゲットしてるので、オクフェスはある意味で社交の場でもあります。
あとは友達と一緒に一週間ギリシャに旅行に行きました。試用期間直後に有給を使っても良いのかと思いましたが、同僚にそんなん気にする必要ないと言ってもらえたので堂々と休みました。
10月
会社のイベントでプレゼン大会があったので参加しました。私は「個人開発の薦め」というようなタイトルでプレゼンを行いました。
興味のある方は以下のリンクに資料を載せておくので見てください。
プレゼン中に、Eyeドルというジョークアプリを紹介したのですが、皆さんは十分に大きな目をお持ちだと思うので不要だと思いますが、私のようなアジア人には目の大きさは死活問題なんです。丁度ここにとても小さな目の持ち主がいるので、試してみたいと思います。と言って私の写真でデモを行ったところとてもウケて嬉しかったです。ただその後に同僚からさっきは笑っちゃったけど、Yuikoの目全然小さくないよ!大丈夫!と慰められ、変に気を使わせてしまったかなと反省しました。笑
アサインされているプロジェクトに関しても1人でタスクをまわせるようになってきて、少しずつではありますが、仕事に慣れてきた感じでした。
11月
仕事にも慣れてきたのと、上記に書いた以外にもプレゼンや勉強会、社内アプリの改善などを積極的にしてきたこともあって、会社の中でフロントエンドとAWSのエキスパートというような立ち位置になりました。(社員紹介でそうかかれるようになったり、呼ばれるようになった。)そのこともあり、同僚から色々質問されたり、ペアプロをお願いされたりし始めました。逆に私はプロジェクトでサーバーやインフラも触ってはいるとはいえまだまだその辺の知見が少ないので、普段の開発でわからない部分とかを積極的に聞けるようになりました。ようやく仕事ができてきた感じがあります。
12月
私が大好きなクリスマスマーケットが始まりました。私は無類のクリスマスマーケット好きなので、色々な場所をまわりました。去年は友達とまわることが多かったですが、今年は旦那も一緒だったのでより一層楽しかったです。
そして私の誕生日も12月です。こちらでは自分の誕生日会は自分で開くものではありますが、開くほどではないが祝ってもらいたいと思った私は、同僚に今週の木曜日私の誕生日だから、皆でオフィスでお昼ご飯一緒に食べれると嬉しいというようなことを事前に言っておきました。そしたらサプライズ好きの同僚が裏で並行してプレゼントと誕生日カードを用意してくれていて、感動しました。
また、カナダから友達がはるばる遊びに来てくれたので、一緒にパリに旅行に行きました。パリでもクリスマスマーケットがやっていたのでとても嬉しかったですが、ドイツではお馴染みのホットワインが入った可愛いマグカップがなかったことだけは残念でした。
そして仕事の方でも振り返りをしたのですが、同僚からもキャッチアップが早くて助かった、今後も頼りにしてるというようなフィードバックをもらい、とても嬉しかったです。
どうなるかと思いましたが、入社して半年にしてはまずまずの結果を残せたかなと思います。
あとはギリギリでクソアプリアドベントカレンダーにも参加しました。やはりこれに参加しない事には年を越せませんからね。無事作り終えることができてよかったです。
あとがき
というわけで2024年を1ヶ月ごとで振り返ってみました。2024年はこれまでの年と比べると結構落ち着いた年になったので、来年はもう少し色々なことに挑戦できると良いなと思っています。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!