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意外と知らない?! Acrobat Proでできること


はじめに

こんばんは、ゆうです。
遅れてしまいましたが、まるみデザインファームアドベントカレンダー8日目です。

Adobe CCを契約していると、Illustratorや Photoshop。InDesignやPremiere Proは使ってもAcrobat Proは、使っていないことも多い気がします。使うとしても、修正依頼の書き込みぐらい(少なくとも私はそうでした)。

今まで使っているなかで気づいた、Acrobat Proでできることを紹介します〜

PDFの機能

プリフライト

印刷物についてです。Illustratorや、InDesignでQRコードなどがスミになっていないか確認することがあると思います。
実は、PDFでもデータチェックやデータ変換ができたりします。
IllustratorやInDesignの元データがあれば、それを編集したほうが勿論良いですが。古いデータでPDFしか残っていないものを、印刷する場合など使えると思います。

すべてのツール > 印刷工程を使用 > プリフライト

スクショ:印刷工程を使用
スクショ:プリフライト

トンボや、見た目の表示範囲の設定

PDFの内容をパソコン上で確認する際。または、印刷して内容を確認する場合、トンボが邪魔な時もあると思います。
トリミングサイズ、アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズごとに修正することができます。

すべてのツール > ページを整理 > ページボックスを設定

ページボックスのダイアログ画面。適用範囲は奇数ページ、偶数ページごとに設定もできる。

【発展的な使い方:外国語のドキュメントを読む】
そのままOCRを使うと、ヘッダーやフッターにあるノンブルや章タイトルもテキスト化されてしまいます。トリミングしてからだと、欲しいテキスト範囲(本文だけ)といったデータに変換。
その後は、Google翻訳で読む! といった使い方もできます!!

ページ設定

ノンブルではなく、ページを指定して移動するときなどに使用するPDFデータ上のページについてです。

  • 1から始まる必要はなく、適当な数字から開始することもできます。

  • 表記もローマ数字以外の選択もできます

    • 例えば、スキャンしたデータで「i-iii、56-72、140-134」といったページ番号をつけることができます。

    • 同じ数字が出てきても大丈夫です。例えば「1-45, 1-32」のように。

  • 前後に文字を追加できます。例えば、「口絵-1」「口絵-2」というような表記にできます。

ノンブルのあるデータであれば、見た目とデータのページを合わせることで確認がしやすくなったりします。

すべてのツール > ページを整理 > ページラベル

スクショ:ページラベルダイアログ

しおり機能(PDF内のリンク)

ナビゲーションが作れます。しかも、本文中テキスト選択した後に、「新規しおりを追加」ボタンだけで追加できます。
PDFを電子書籍として販売する際、「1章タイトル」「2章タイトル」と打ち込む必要がないので、大変便利です。

スクショ:しおり機能。1~3章が表示されている。

OCR機能

ご存知の方も多いかもしれません。GoogleレンズやiPhone、MacのOCRと比べてそんなに精度が良いわけではないですが、文字検索などができるようになるので、便利です。
スキャンしたデータだと、傾きを調整もしてくれます。それから、圧縮もされ半分ぐらいのサイズになります。これも楽で良いです。

すべてのツール > スキャンとOCR > テキスト認識 > このファイル

スクショ:テキスト認識 > このファイル

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