養生食210323(vegan)
先日予告していたフキ味噌。春限定のご飯のおとも。そいつをつくろうという企みです。美味しいんだもん、ご飯と食べてもおにぎりにしても。買うのではなく、自分で拵えるとなると苦労の分また美味しさが違ってきますね。
できあがったばかりのフキ味噌はこんな具合。
本日の夕食
・フキ味噌
・蒸し焼き野菜盛り合わせ がんもどき、人参、しめじ、ピーマン、キャベツ、なすび、コーン、ひよこ豆
・菜の花とエノキタケの和え物
・納豆 梅酢、あおさ
・ふろふき大根リメイクスープ(塩と醤油メイン)
・ごはん 白米、玄米、もち麦、ビタバアレ
・麦茶
小型で深型のフライパンに硬くて火の通りにくい野菜から入れてオリーブオイルとハーブ塩、焦がさないための水で蒸し焼きにする。材料切ってしまえばあっという間にごちそう完成なのだ。
ひなまつりのときに菜の花食べてなかった、というわけで旬の素材菜の花いただきました。エノキタケはほんのり醤油味。春だから菜の花食べたいという私のリクエスト、売っていたから母が拵えてくれた。菜の花だけでも十分なのにちょこっと手間をかけてくれる母。嬉しい、ありがたいなぁ。日曜に拵えたのを忘れていた。
昨日拵えたふろふき大根。涼しい所に置く保存が難しくなってきたので塩と醤油少々で味付け。一度火を入れた後、絹揚げ(絹豆腐の厚揚げと思われる。ふわふわで柔らかい)を加え、スープ仕立てにした。
フキ味噌。ご飯のおとものひとつ。春の苦みと青臭さ。発酵した味噌の甘みうま味塩味と一体となる。この時期にしか味わえない旬の素材。
来年も採れるように育っている子は残してきました。
昨日洗って涼しい所に置いておいたふきのとうとお相手致す。芽キャベツか剥きまくって小さくなったキャベツに似ているように思えた。
左から、1剥いていない状態。2皮を剥いてつぼみをあらわにした状態。3皮をはいだ状態。4飛び出ている茎を切った状態。フキ味噌で使うのはつぼみ部分。皮も使い道があるのだと思いますが、知識不足のため雪が融けたら畑に肥料として撒くことにしました。肥料使いは母の案です。
まな板は灰汁がついて黒ずむので、キッチンペーパーや丈夫な紙など敷くとよいです。ゆっくり作業なので、皮を剥くのに1時間くらいかかってます。
包丁であらみじんにする。芯以外は自然とあらみじん状態になるので芯はしっかり切る。つぼみを芯からはずす感じですかねぇ。てっぺん切る、四隅切る、芯切る、手順はこんなんです。
切ったふきのとうはボウルに移す。灰汁がけっこうあるので5分程度水にさらしました。灰汁貫は時間をかけますが、山菜の場合、さらし過ぎると香りが抜けてしまうと思ったので短時間で。
オリーブオイルをひいてフライパンで炒めていきます。結構油を吸うので追加しました。
強火でどんどん炒めます。
しんなりしてきたのでお酒(たぶん清酒)投入!
砂糖(三温糖)も投入!母の目分量調理が火を噴くぜ!笑
休まず混ぜ混ぜしていきます。
酒でゆるめた味噌を投入!いつもの調味料味噌とは似て異なる方法。つくりおきの味噌がなかったので急遽この方法になりました。味噌はよくスーパーで売ってる750mlの商品を使用。少し使ってたとはいえ全部使いきってた。父入院から使った気配ないもんね。それとは別個で調味料味噌つくらんとストックがなくなってしまうなぁ。
この時点で一度味見。「もう少し甘くていい」と言ったものだから三温糖ドザーと追加する母。さすがに入れ過ぎでは?と思うくらいがちょうどよいのが、この手のお惣菜の特徴。追加後の味見は「甘っ!」と感じたけど、出来上がったらちょうどよくなってるんです。調理の不思議。
中火にして煮詰めてゆく。目安は、ヘラで一文字書いてすぐに戻らない程度。日を止めてからも煮詰まるので多少ゆるいくらいがちょうどよさそう。
煮詰めて煮詰めて完成~♪
ごはんのおとも、ふき味噌完成です。唐辛子を加えるとピリ辛大人向けの味になり、保存期間も長くなります。
ごはん泥棒、フキ味噌。母が喜んでいそいそごはんを盛り付けて食べ始めた。後から食べた私も喜びで悶えた。海苔巻きにすると最高!
うぅぅ、美味しい、幸せ。採って来てよかった。苦労して皮剥いてよかった。苦労が吹っ飛ぶ美味しさ。
26cm深型フライパンで冷ます。
冷める過程で煮詰まるので、いい案配になった。
保存用に小さなタッパー2つ。
夕食の分度器あわせるとタッパー3つできた。
梅仕事と同じく、アクで爪が黒ずむ。両手の親指、人差し指、中指は真っ黒に(特に右手)。手を洗ってもお風呂で擦ってもなかなかとれない。2~3日はこの状態。仕事した証、勲章。誇ってもいいと思う。
ふきのとうさん、春の恵みをありがとう。命と力をありがとう。手を貸してくれた母ありがとう。感謝感謝。いただきます。ごちそうさまでした。
210323 YUHUA O.