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朝の挨拶2001009 読むRadio

Good morning, everyone. おはようございます。

10月9日金曜日。あたたかな陽射し。
本日は、トラックの日。

トラックの日(10月9日 記念日)
東京都新宿区四谷に事務局を置く公益社団法人・全日本トラック協会(全ト協、JTA)が1992年(平成4年)に制定。
日付は「ト(10)ラック(9)」と読む語呂合わせから。交通事故防止・労働問題・環境問題に取り組んで地域社会に愛される業界をつくることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心として、全国各地で交通安全教室や絵画コンクールなどのイベントが開催される。
国内貨物輸送量は、年間およそ48億トンにのぼるが、その9割以上を担うのがトラック輸送である。そして、日本の物流の主役であるトラック輸送を支えているのが、6万を超える事業者で構成される営業用トラックの運送業界である。都道府県ごとにトラック協会が組織され、その中央団体が全日本トラック協会である。

コロナの影響で通信販売の利用が増えました。長距離運転と長時間労働などが問題視されていますが、中継点で交代する運送業者もありますね。渦中でも毎日荷物を配達してくれる姿はまるでヒーローのようでした。
玄関前に置いてってもらうのが当たり前になってしまったので、「ご苦労様ー」と、せめて呼び鈴から一言。


朝ルーティンの時間

天気は晴れ(予報では雨)。5時の気温は室内20℃。湿度50。
外気温10℃。
週ごとに長袖→薄手のジャケットかカーディガン→薄手のコートに替わります。今年は秋が短くて忙しい。


「ゲノム編集」開発でノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏。”女性を理解することの大切さ”など、自身のキャリアを振り返ります。

ウェザーニュースがYouTubeで24時間気象情報を放送するようになりました。
沖縄・九州・四国・近畿・中国地方にかかる台風14号。強い雨風にお気をつけください。


時計

陽射しを見ていたら、子供の頃から好きな歌を思い出しました。


Henry Clay Work

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アメリカ・コネチカット州ミドルタウンにある胸像

ヘンリー・クレイ・ワーク(Henry Clay Work)はアメリカ・コネチカット州ミドルタウン生まれの作曲家。
19世紀のアメリカを代表する歌曲作曲家のひとり。奴隷制廃止運動の活動家の家庭に生まれ育ち、自らも活動に助力を惜しまなかったとされる。そのかたわら「クリスティー・ミンストレルズ」のために、アメリカ音楽の父・スティーブン・フォスターの流れを汲む世俗歌曲を創作した。
「ジョージア行進曲」(Marching Through Georgia)は、アイヴズの交響楽の中で引用されている。
いくつかの歌曲は、世界各地で民謡として流布。80曲近くあり、よく知られている中に「大きな古時計」(My Grandfather's Clock)がある。続編も作られた。


Marching Through Georgia

「ジョージア行進曲」は、1865年につくられた曲。
1864年、アメリカ南北戦争時の北軍ウィリアム・シャーマン少将による海への進軍を題材としている。(東京節/パイのパイのパイの原曲)

愉快で陽気なメロディ、戦後に北軍退役兵士たちの間で人気になったが皮肉にも、シャーマン将軍自身はジョージア行進曲を酷く嫌っていた。その理由のひとつは、彼が公式会見に出席する度に演奏されたのが原因とされる。
アメリカ合衆国南部の外部でも人気を博した。大日本帝国陸軍は旅順攻囲戦で、イギリス帝国陸軍はインドで、第二次世界大戦中の英国では、米国の輸送船団を歓迎する際に歌われた。 韓国光復軍の独立軍歌でもメロディが使われていた。
吹奏楽でも人気がある。「Billy Boys」、「Come In, Come In」など、多くの替え歌も作られた。
映画「風と共に去りぬ」で、カーペットバッガーが歌っている。
イギリスでは、ジョージズム主義者たちの反逆歌「The Land」にメロディーが使われている。


「Grandfather's Clock」

1876年、トム・ルーシュ(ラウシュ)(Tom Roush)による演奏。
以前にもこの曲を投稿しており、原曲の歌詞と楽譜がはっきり見えるビデオで再投稿しています。iTunesで見つけることができます。

「Grandfather's Clock」大きな古時計は、アメリカのポピュラー・ソング。「おじいさんの古時計」という邦題もある。
作詞・作曲はヘンリー・クレイ・ワーク。
1876年にアメリカで出版され、2年後の1878年には続編となる「Sequel to 'Grandfather's Clock」が発表されている。

1876年というとアメリカ独立から100年経過していますね。(1776年7月4日、毎年7月4日は独立記念日:Independence Day)


ヘンリー・クレイ・ワークと古時計の出会い

1874年、彼は劇場公演ツアーに加わるためイギリスへ渡っていた。
宿泊したホテルは、ダラム(ダーラム)州ピアスブリッジ(Piercebridge in County Durham)の川沿いにある小さな民宿「ジョージ・ホテル」(George Hotel)。ホテルの主人から聞いた話を基に歌をつくったという。

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ダラム市(Durham)は、イングランド北東部に位置する

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ダラム城とダラム大聖堂
大聖堂や市街地建物の一部が映画『ハリー・ポッターシリーズ』、『リトル・ダンサー』、『アベンジャーズ』などの撮影に使われたことでも有名。


玄関ロビーにロングケース・クロック(long-case clock)が置かれていた。針の止まった古い時計に興味を持って尋ねると、ホテルの主人はとある話を聞かせてくれた。

ワークが訪れる数年前までは、ジェンキンズという兄弟が所有するホテルだった。彼らは生涯独身だったが、信頼の厚い兄弟だった。
ホテルのロビーには、2mを超える高さの木製時計が置かれていた。兄が生まれた日に購入されたという時計は、ホテルの顔となっていた。
時間がずれることは一日もなく、年中正確に時を刻み続けていたそう。泊まった客が馬車の出発時刻を知るのに役立てていたという。
ある日、弟が病に倒れ、そのまま旅立ってしまった。すると、正確に動いていた時計の針が急に遅れだした。はじめは数分程度、葬儀が終わる頃には、時計修理士が念を入れて管理していたにもかかわらず、だんだんと遅れて行き、1日で15分もずれてしまった。
弟の死からおよそ1年、兄が旅立った。聞きつけた友人たちがホテルのロビーに集まり、時計を見て驚愕した。時計の針は「11:05」、つまり兄が旅だった瞬間を指して止まっていた。

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「Grand-Father's Clock」(1876)

ホテルの主人から聞いた話に、創作意欲がふつふつと沸いてきた。一晩中寝ずに曲を書き上げた。これが「大きな古時計」の原曲となる。

1876年にアメリカで発表され、楽譜が100万部以上売れた。この曲のおかげで、大きな時計は「Grandfather's Clock」と呼ばれるようになる。以前は「Coffin Clock」(棺おけ時計)とか「Long case Clock」(ロングケース・クロック)などと呼ばれていた。


The George Hotel

ホテルの案内に動画がありました。
音楽に乗せて陽気に紹介しています。伝統と革新ですかね?

ジョージ ホテルは、ヨークシャーとダラム郡の国境にあるTees川ほとりの村、ピアースブリッジに位置しています。美しい庭園があり、川の景色を望めます。田舎の隠れ家は、ヘンリー・クレイ・ワークがホテルにある時計について歌を書いた1880年代の場所であると言われているように、静けさと歴史を提供しています。 (The George Hotelより一部引用訳)


<歌詞と内容>

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今の楽譜かな?

「おじいさんが生まれた時から、90年間ずっと時を刻み続けてきた大きなのっぽの古時計。おじいさんが亡くなった後の今では、もう動かなくなっている」

Grandfather's clock」Original Lyrics

My grandfather's clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor;
It was taller by half than the old man himself,
Though it weighed not a pennyweight more.
It was bought on the morn of the day that he was born,
And was always his treasure and pride;
But it stopp'd short — never to go again —
When the old man died.

Ninety years without slumbering
(tick, tick, tick, tick),
His life seconds numbering,
(tick, tick, tick, tick),
It stopp'd short never to go again when the old man died

In watching its pendulum swing to and fro,
Many hours had he spent while a boy.
And in childhood and manhood the clock seemed to know
And to share both his grief and his joy.
For it struck twenty-four when he entered at the door,
With a blooming and beautiful bride;
But it stopp'd short — never to go again —
When the old man died.

Ninety years without slumbering
(tick, tick, tick, tick),
His life seconds numbering,
(tick, tick, tick, tick),
It stopp'd short — never to go again —
When the old man died.
My grandfather said that of those he could hire,
Not a servant so faithful he found;
For it wasted no time, and had but one desire —
At the close of each week to be wound.
And it kept in its place — not a frown upon its face,
And its hands never hung by its side.
But it stopp'd short — never to go again —
When the old man died.

Ninety years without slumbering
(tick, tick, tick, tick),
His life seconds numbering,
(tick, tick, tick, tick),
It stopp'd short never to go again -
when the old man died.

It rang an alarm in the dead of the night —
An alarm that for years had been dumb;
And we knew that his spirit was pluming for flight —
That his hour of departure had come.
Still the clock kept the time, with a soft and muffled chime,
As we silently stood by his side;
But it stopp'd short — never to go again —
When the old man died.

Ninety years without slumbering
(tick, tick, tick, tick),
His life seconds numbering,
(tick, tick, tick, tick),
It stopp'd short — never to go again —
When the old man died.

オリジナルは時計の刻む音が「tick, tick, tick, tick」、
新しいものになると「tick, tock, tick, tock」と細かな違いが見られました。

余談ですが、「tick」は”ダニ”とも訳せます。嫌な感じになる。笑


日本での浸透

◆1940年「お祖父さんの時計」
作詞:門田ゆたか、作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク、編曲:仁木他喜雄
歌:ミミー宮島(東京吉本・吉本興業)
歌詞は原詞とは全く異なり、シンデレラをモチーフとしたもの。

◆1962年「大きな古時計」
日本語訳詞:保富康午
歌:立川清登
NHKのテレビ番組『みんなのうた』で放送され、日本人の間に急速に浸透した。その後も保富康午の訳詞で何人かの歌手が歌っている。幼稚園など音楽の時間にも合唱された。

オリジナルは「90年」、保富康午の訳詞では「100年」など違いがある。


平井堅「大きな古時計」

2002年に発表されたカバー曲。
シンガーソングライター平井堅の16thシングル。

元々は自身のライブで歌っていただけだったが、2001年に『みんなのうた』で紹介されてから40年を迎え、CD化することが発表された。
オリジナルとの違いは、2番の一部だけサビがなく、3番でサビの最後の部分が2回歌われている。日本語詞は保富康午による訳詞。
シングルジャケットには、平井が小学4年生の頃に実家の時計をモデルにして描いた絵が使用されている。


※ 画像はwikiより転載


本日はここまで

いかがでしたか。
懐かしい気持ちに、そしてさみしくもなりますね。おじいさんが生まれた日にやってきて以来ずっと一緒に過ごしたであろう時計。モノには魂が宿るともいいますが、みんなが愛した分だけ想いは強かったのではないかと思います。静かに、警報のような音を慣らし、おじいさんの旅立ちとともに役目を終えた時計。今もホテルで見ることができるのは、歌をつくったヘンリー・クレイ・ワークのおかげかもしれませんね。
是非聴いてみてください。

本日はここまで。読んで下さった皆様、ありがとうございます。感謝!今日も元気に過ごしましょう。
笑顔は幸せの素。”Your smile makes everyone happy!!”

それでは良い一日を。Have a fine day.

201009 YUHUA O.

あなたのおかげで、勇気と希望が湧いてきますッ!