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朝の挨拶2001011 読むRadio

Good morning, everyone. おはようございます。

10月11日・日曜日。雲がゆく。
本日は、鉄道安全確認の日。

鉄道安全確認の日(10月11日 記念日)
1874年(明治7年)のこの日、新橋で日本初の鉄道事故が発生した。
横浜駅を出発した列車が新橋駅到着の直前に脱線。貨車と客車が倒れたが、けが人はなかった。


朝ルーティンの時間

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本日のお茶はミント・マジック。
天気は晴れ。5時の気温は室内21℃。湿度57。
外気温13℃。
太陽が出ていると気温も上がります。


リンゴはお好き?

白雪姫に出てくるおばあさんみたいになった。赤いリンゴが象徴的な唄を紹介。今日は「リンゴの唄」の日ー!


並木路子、霧島昇「リンゴの唄」

作詞:サトウハチロー、作曲:万城目正、編曲:仁木他喜雄(オリジナル版)、松尾健司(ステレオ録音版)
1945年(昭和20年)、戦後初めて製作された映画『そよかぜ』(松竹大船)。10月10日に公開。主題歌・挿入歌として発表され、戦後のヒット曲第1号となった。
映画の主演を並木が務め、霧島も出演している。劇中では波多美喜子も歌唱。エンディングでは並木→霧島→波多→全員の順。レコード化された歌詞とは異なる詞が披露される。
1949年(昭和24年)には、並木のソロ歌唱によるレコードが発売されている。

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映画『そよかぜ』に出演した並木路子(1945年)

可憐な少女の思いを赤いリンゴに託して歌う歌詞が、終戦後の焼け跡の風景や戦時の重圧からの解放感とうまく合っていたのと、敗戦の暗い世相に打ちひしがれた人々に明るくさわやかな歌声がしみわたり、空前の大ヒットとなった。

詞が作られたのは戦時中。「軟弱すぎる」という理由で検閲不許可とされてしまい、戦争終了後に日の目を見たというのがこれまでの定説とされてきた。出版文化研究家の永嶺重敏が当時の文献を調査した結果、1946年の雑誌記事でサトウハチローが「映画の脚本を読んでから詞を書いた」と記述していること、さらに佐々木康監督も晩年に「映画の脚本をサトウに持たせて詞を書かせた」と発言していることから、詞を作ったのは戦後であると結論づけている。曲は映画の撮影が始まっても完成せず、作曲者の万城目正は秋田県のロケ先へ向かう汽車の中で曲を書いたと回想している。

「リンゴの唄」を吹き込む際、作曲の万城目正は何度もダメ出し。出だしの”赤いリンゴ”に強いこだわりがあったようで「もっと明るく歌うように」と指示。並木は戦争で父親と次兄、3月10日の東京大空襲で母を亡くしていた。それを聞いた万城目は「君一人が不幸じゃないんだよ」と諭して並木を励まし、あの心躍らせるような明るい歌声が生まれたという。

「リンゴの唄」がデュエットになったのは、たまたまスタジオに来ていた霧島が「この曲は絶対当たる」とヒットを予感し、万城目に直談判したため。それと並木が新人だったこともある。霧島の希望通りデュエットとなったものの、並木を売り出したいコロムビア側の意向でステージでは歌わなかったという(読売新聞)。
霧島は、「リンゴの唄」の裏面「そよかぜ」がお気に入りで、後年ステレオで何度か再録音している。

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霧島昇(1950年)

発表当時はリンゴが貴重品。1945年12月10日放送の公開ラジオ番組『希望音楽会』(NHK)において並木が歌いながら客席に降り、篭からリンゴを配ったところ、会場がリンゴの奪い合いで大騒ぎになったというエピソードもある。その後、リンゴ投げのパフォーマンスが定番になった。

レコード売上には諸説あるが、文献によっては発売から2〜3年で約33万枚に達したともされる。
1965年に並木のソロ歌唱によるステレオ音源が録音され、戦後歌謡のヒット曲として、昭和を代表する歌として複数のアルバムに収録、シングルカットもされた。

1995年に起きた阪神・淡路大震災。並木は神戸市長田区へ慰問に訪れ、避難所となった学校で歌唱しており、その模様を載せた当時の新聞紙面には「焼け跡に再び『リンゴの唄』が流れた」という見出しで紹介された(戦後50年にあたる)。同年この曲は「阪神大震災・復興応援歌」(8cmCD)として発売された。
2011年の東日本大震災では、復興を願いコミュニティFMに「りんごラジオ」と名付けられた。

2001年、並木は79歳でこの世を去った。晩年に至るまで活発に活動し、亡くなった次の日もステージの仕事が入っていた。「リンゴの唄」は大事な財産と公言していたが、リンゴ自体は好きではなかった。
モーニング娘。のメンバー石川梨華(当時)が「今私たちがこうして歌えることの源流が並木さんの『リンゴの唄』であることを思うと、その先人の功績を忘れることなく歌い続けなければならない」という追悼談話を述べた。

<歌詞>

赤いリンゴに くちびる寄せて
だまって見ている 青い空
リンゴは何にも いわないけれど
リンゴの気持ちは よくわかる
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ

あの娘よい子だ 気立てのよい娘
リンゴによく似た 可愛いい娘
どなたがいったか うれしいうわさ
軽いクシャミも トンデ出る
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ

朝のあいさつ 夕べの別れ
いとしいリンゴに ささやけば
言葉は出さずに 小くびをまげて
あすもまたネと 夢見顔
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ

歌いましょうか リンゴの歌を
二人で歌えば なお楽し
皆で歌えば なおなおうれし
リンゴの気持ちを 伝えよか
リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ

少女のおもいをリンゴに託したとありますが、2番の歌詞は「あの娘」なので、誰かの噂話を聞いた少女になりますね。3番は誰かがより近くで少女を見ています。少女の動作からその相手を”好き”なんだなとわかります。4番は想い人とふたりでいる様子がうかがえます。


本日はここまで

いかがでしたか。
「リンゴの唄」は歌謡曲の人気投票では「青い山脈」などにトップを譲ったそうですが、日本の戦後を象徴するだけでなく、歌謡曲の歴史も象徴しています。輸送の発達していなかった時代、戦後の焼け跡で赤いリンゴはとても鮮やかに映ったのではないでしょうか。
是非聴いてみてください。

本日はここまで。読んで下さった皆様、ありがとうございます。感謝!今日も元気に過ごしましょう。
笑顔は幸せの素。”Your smile makes everyone happy!!”

それでは良い一日を。Have a fine day.

201011 YUHUA O.

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YUHUA O
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