ミリしらオタクが行く!はじめての海外
こんにちは、遊歩太郎です。記事にオタク要素は特にありません。
先日人生で初めての海外渡航(旅行ではない)を経験し、せっかくなので記録してみようと思います。
渡航目的・場所
出張です。目的地はパリ、ANA直行便を使いました。
ついでに観光をしたりしたのでそのまとめや、初心者が行った気づきを書いていきます。
出国
空港着
初めてばかりで不安だったので出発時刻の3時間前に空港に着くようにしました。
ビジネスクラスは京急改札から上がった広場を右に行ったところにプライオリティの手荷物預け場所があり、並ばずにできます。
(が、朝早い時間だったので一般用の場所でも問題なかったと思われる)
両替
今回は200ユーロ分両替しました。
現地はカード社会なのは知っていたためこれでも多いとは思っていましたが念のため。
(結局現地では40ユーロしか使わなかったので100ユーロもあれば十分すぎた。)
気になるレートは、円→ユーロが165円・ユーロ→円が153円なので200ユーロを往復させると2400円ほど手数料で消えます。
金額的には結構大きいですが、空港カウンターでの両替は市中銀行にわざわざ平日行く手間を考えるとまあ許容範囲でしょうか。
出国手続き
ゲートがあるのでパスポートを押し付けるとゲートがあります。
続いて顔認証?システムがあるのでマスクを外して顔を読み取ってもらいます。
出国完了!
簡単ですね。
もちろん手荷物検査は国内線同様にあるので、普通に対応します。
そこまで終われば出国まではラウンジでのんびり過ごし、登場時刻に合わせて搭乗口に行けばOKです。
機内にて
羽田ーパリ便は13時間と少しを要します(どこぞの国家が戦争をしているため迂回をさせられている)今回は、往路が北極海周りで復路が中央アジア周りでした。
どちらの場合も、離陸後3時間くらいまでに最初の食事、着陸3時間前くらいに2回目の食事(軽め)が提供されます。
ビジネスクラスでは飲み物が飲み放題なので実質居酒屋です。
つまみなんかも出ますが、メインの食事が結構量があるので食べ過ぎになりそう。
メニューは航空会社のサイトで確認できます。
現地着
入国
まずは羽田で出国時に使ったゲートと同じものをくぐります。
その後入国審査官にパスポートを渡しますが、特段何も言われずスタンプを押されました。(入国目的などの質問もなし)
荷物を受け取ったら無事に完了です。
空港からホテルへ
パリの玄関はシャルル・ド・ゴール国際空港です。
成田空港と都内ほどではないですが、パリ中心部から少々離れた位置にあります。
交通手段としてはバス、鉄道、タクシーが一般的。
使い分けとしては、
市内中心部へダイレクトに行く場合はバス(以前はオペラ方面と凱旋門方面があったようですが、現在はオペラ方面のみ)
コスパを求めるなら鉄道(後述するフリーパス区間にも含まれる)
それ以外、あるいは3人以上であればタクシー(タクシーは市内向けに定額で60ユーロ前後)
チェックイン
ホテルにチェックインしましょう。
言語の壁は厳しいですが、英語が通じるホテルであればカタコトでもなんとかなります。
観光
行った場所を列挙してみます。
あまり事前に下調べもしていなかったのと、初めてだったのであれこれ施設に入るよりは有名どころを一通り眺めることを目標にしました。
凱旋門
有名ですね。でけ~、となりました。
放射状に伸びる周辺の道は栄えていて、買い物や食事も気軽に出来ます。
エッフェル塔
有名ですね。(脳死コメント)
セーヌ川の橋から眺めるか、反対側の公園から眺めるのが一番一般的のようで、逆光にならない方向から撮ると良さそうです。
湯梨夏ちゃんと上手く合わせられなかった・・・
セーヌ川
オリンピックでは汚いと評判のセーヌ川沿いを一駅ほど歩きました。
雰囲気というか、地元の人の過ごし方が完全に鴨川。
等間隔でカップルが座ってるのも同じだが、鴨川のきれいさとは雲泥の差。
ルーブル美術館
外から眺めました。
手前のピラミッドが受付になっておりたくさんの人が並んでいた。ここから地下に潜って本館に入るらしい。
オペラ座
通りがかりに観察。交差点は車も人も多く、賑わっていました。
ロンシャン競馬場
レースの日では無いものの、競馬好きなら見てみたいため行ってみました。
中には入れないものの、外周を一周すると向正面の方から柵越しにコースを見れます。スタンドの感じも遠目に分かるのでむしろいいかも。
外周はジョギングしてる地元の人が多いので邪魔にならないように気をつけましょう。外から眺めるだけでも結構良かったです。
13区の湧き水
謎チョイスですが、パリで貴重な湧き水らしい。
もともと"味"旅団として近隣の温泉情報も探したのですが、パリから気軽に日帰りできる場所はちょっと遠かったので、色々見ていたら硫黄を含む湧き水があると聞いて行きました。
何やら歴史があるらしいが、翻訳にかけてもざっくりした情報しか得られず。
分析書もあったのですが、いわゆる水質検査であり温泉分析的なものはなく、pHが8.07であることくらいしか分かりませんでした。
食事
現地の食事事情
朝食はホテルでとりましたが、そうでない場合は近くのベーカリーで買うのが良さそうでした。昼食、夕食は外食でしたのでそっちについてまとめます。
まず英語のメニューがあればもらうと良いでしょう。フランス語のメニューを貰っても、ワインとフロマージュくらいしか分かりませんでした。
メインメニューを頼めば、ワンプレートで野菜とポテトが載ってくるのが普通です。追加で飲み物を頼めばよいでしょう。
日本人感覚で、メイン+何かサイドメニューにすると大抵すごい量になるので様子を見るべし。価格はまちまちなので次項参照。
パリでリーズナブルな店は日本食、中華料理、イタリアンが多く、お手頃フレンチというのはあまり見つけられなかったです。
行った場所と内容
Manhattan Terrazza
17区にあるイタリアンで、混んでるとサーブが遅いが美味い。値段は料理一つとビール、ワインを頼んで30ユーロくらい。
La Place
同じく17区。写真のプレートとビールで23ユーロくらい。
Schwartz's Deli
同じく17区。サンドイッチなどがメインで、パストラルが人気。ビールとパストラミサンドで30ユーロくらい。(多分)
Brasserie Tabac Le Maillot - Point Nickel
これも17区。これとビールで40ユーロくらい?2品頼んだのでちょっとお高くついたが、他の店ほど多くない。
Fujiyama
17区。日本料理屋で、焼きそばが美味い。寿司はまあまあのようだが、丼ものは怪しい。経営は日本人ではないため注意。10数ユーロ。
Aji Ramen
17区の端の方(中心部より)にある。同じく中国系の経営。"味"旅団的に行くべきだったので行った。店がきれいで居心地がよく、アルコールが進む。肝心のラーメンはメニュー写真の時点で微妙そうだったので焼きうどんを頼んだ。10数ユーロ。
Monte-Carlo
17区、凱旋門の目の前にある。非常にリーズナブルで、写真のバゲットを除くものがセットで17ユーロくらい。バゲットをつけても20ユーロ行かなかった気がする。ポテトを盛られるのですごい量になる。フリット(フライドポテト)ではなくマッシュポテトの方が穏やかな量かも。
Le Petit Vendôme
2区のオペラ近くにあるリーズナブルめなフレンチ。地元の人向けのようで、英語が速くて聞き取れず。メイン以外にも色々あるが、いかんせん量が多いのでメインだけでもよい。(バゲットはついてくる)
これとワインで40ユーロくらい。
名前の分からない屋台
ポルト・マイヨ駅の交差点のところにいた。店の名前は忘れたが、飲み物とサンドとポテトで10ユーロとお手頃。デカいので普通に腹一杯になる。
言葉が分からないひと向けのアドバイス
(多少訛りはあるが)大体の店で英語が通じます。
メニューを見てざっくりどこに何が書いてあるか分かったら、メイン料理のあたりを指して「Tell me the best」「Which is best?」などと聞いてみれば教えてくれます。
あとは赤ワイン(Vin Rouge)の一番リーズナブルなやつか、一番上に書いてあるやつを頼むのが無難です。
具体的なメニューで言うと、ビーフタルタルというのが美味かったのでおすすめです。3回ほど食べましたが特にお腹は痛くならなかった。
なお、飲み物はすべてcl(センチリットル)単位です。
現地の移動
乗り放題パス
地下鉄、トラム、RER(普通鉄道)、バスのうち市内区間が乗り放題になるパスがあるのでそれを脳死で買うのがよい。
ただし、ゾーンごと、日数ごとに金額が違い、ゾーン外に出てはいけないので注意。日本にいるうちにどのゾーンまで使いそうか確認しておくと良いでしょう。
地下鉄の窓口で伝えないといけませんが、翻訳アプリでゾーン◯を◯日分くださいと入力して画面を見せれば伝わります。支払いはカードオンリーなので気をつけて。
RER以外は1回乗車ごとに定額2ユーロ、なので1日で4回乗ると元が取れる。オリンピック期間では全部倍のボッタクリ価格であった。現地でも評判が悪かったらしい。
治安など
地下鉄の治安が悪いと言われていた。確かに雰囲気が良くないが、昼間ならまあ大丈夫そう。端のエリアだったり夜だったりすると、一人で行動するのはちょっと怖いかもしれない。
荷物はちゃんと抱えておきましょう。また、大荷物は避けたいところ。
その他
水事情
硬水だけど短期間なら一応水道水を飲んでも大丈夫らしいです。
泊まったホテルでは毎日1本エビアンを置いてくれてたので、それを飲んだり、スーパーで750mlで1.8ユーロのペットボトルを買ったりしました。
自販機も駅にあるのでそれでもよいです。クレジットカード払いなので、使い方は慣れないと難しいかも。(物によって決済前の操作がちょっと違ったりした)
トイレ事情
まずウォシュレットがありません。1日2日ならともかく、それ以上だと辛いという人も多いのではないでしょうか。
帰りの飛行機でウォシュレットを使ったときはとても嬉しかったです。
フランスはトイレットペーパーを流しても大丈夫なので、備え付けのものを使えば日本と変わりはありません。
重要なのは気軽に使えるトイレ少ないことです。
公衆トイレはたまにありますが、有料らしくシステムも分からないし匂いも酷いので小用すら避けてしまいました。
日本ならショッピングセンターや本屋さん、スーパーなどにいけばトイレを借りられます。しかし、パリはそうではありません。
ではどうするか?
手っ取り早いのは飲食店に入ってコーヒー1杯を注文し、休憩がてらトイレを借りましょう。
あとは、ホテルを出る前に必ず済ませる、食事の際にもお店で必ず済ませてから出るのがポイントです。
コンセント
コンセントはCタイプなので変換プラグを用意していきましょう。
某メーカの充電器が話題になりましたが、フランスは低圧に高調波やサージが乗りまくるようなイメージはないのでそのまま使って大丈夫だと思います。
帰国
出国時
特に問題はありませんが、手荷物検査で中身を調べられました。
液体物や、袋物があると確認されるようで、袋詰のお菓子と瓶詰めのピクルスについて確認をされました。
食品類などには持ち帰れないものも多いため、要確認。
入国時
着陸前、国内持ち込みのお土産リストや住所を入国カードに記入します。
寝ている間に貰い忘れてしまっても、預け荷物を待っている間に近くで書く場所があるので大丈夫です。
手荷物の検査などは、関税に引っかかるものがカードに記入されていなければ中を見られたりもせずに通過できます。
総括して
ミリしら、使えるフランス語はボンジュールとエクスキューゼモアだけでも英語カタコトでなんとか乗り切れました。
皆さんも、思いがけずフランスに行くことがあればこの記事を思い出して、必要以上に不安にならずに楽しんできてください。