ギョウザ党の日常パートⅡ

【ギョウザ党の日常パートⅡ】
猫小説かユーリンチ・ナメテンノーガ　作

アンドロメダ銀河の羽白(ハジロ)帝国を統治する羽白餃子党(ハジロギョウザ党)の全国大会が5年ぶりに開催され、羽白帝国皇帝　猫暴君白雀帝ネロのもとで宰相たる羽白餃子大臣が選出されるという。

※※※ジリヒン大会堂にて　ギョウザ党全国大会閉幕式※※※

前話で上皇さま、天津甘栗くん、常陸洋梨くんが梅田地下ダンジョンで帰宅する道が分からなくなり、迷宮に深く深く迷い込み、帰らぬ人となってもうた。そのため、やむなくベンチメンバーのドッペルゲンガー上皇さま、ドッペルゲンガー甘栗くん、ドッペルゲンガー洋梨くんをスタメンとして緊急投入したぁーっ！！
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ひな壇で寝ぼけている是酉胡酉上皇(His majesty the Emperor Core　NISICONISI)「むにゃむにゃ……チュール超うめぇ～なめたらアカンでなめたらアカンでチュールなめずにこんぺい舐めて～……むにゃむにゃ……」
 
アンドロメダ銀河でキンキンに凍らせたチュールゼリーと、庶民の給料では到底負担できない高級魚サンマをカリカリの皮で包み込んだ冷凍チュールギョウザという、野菜が一切入らない超美味しいチュールギョウザが存在しているらしい。人々はこの伝説料理を「スーパーヤサイフリー・ザサマ」と呼んでいるだそうですぅ。
 
 
毛づくろいしている下院（Cain）騎士団長　天津甘栗くん「上皇さま上皇さま！寝ている場合ちゃうで！いや寝ちゃダメ！凍死しちゃうよ！！！真冬日なのにエアコンつけっぱなしかよ。」
大あくびしている鸚鵡大臣　常陸洋梨くん「そうだそうだ！NICONICOちゃん寝ている場合ちゃうで！寝たら死ぬぞおい！冷房が効き過ぎでいまにも凍死しそうだ！」
 
 
寝ぼけている酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor NIKONIKO)「むにゃむにゃ……うう゛…うーん…息苦しい…あれ？朕ちん、ちんは確か暴君　白雀帝寝てろの謀反で梅田地下街ダンジョンに生き埋められたけど、夢だったのか。それとも仮想現実だったのか？まあ…とにかくちん、ちんはまだ死んでない。生きてて良かった良かった。ガッハッハッハゲホゲホボケ…」
 
 
一説によれば、ドッペルゲンガーはご本人様と一部の記憶を共有しているらしく、ドッペルゲンガー上皇が埋められし上皇ご本人の記憶も持っており、自分が生き埋められたと勘違いしたのである。。
 
今上陛下は、上半身が猫暴君で下半身だけが賢帝であるが、酉是酉胡上皇は出来損ないの今上陛下　猫暴君とは異なり、上半身と下半身の両方とも剣術や拳銃に精通し、フルスペックの聖君であり、庶民の間で稀代の剣帝と称賛されている。
 
 
ちな酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor DAIGO)は古今ワッカ集の編さんを命じた先代の皇帝で、古今ワッカ集とはワッカをテーマとした写真・名言集・肉声が2000年代、2010年代、2020年代に分けて収録されているワッカコレクションの集大成です。

※※※ジリヒン大会堂にて　ギョウザ党全国大会閉幕式※※※

隣席で毛づくろいしている下院（Coin）騎士団長　火中甘栗くん「上皇さま！上皇さま！」
 
酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor NICONICO)「…返事がない。ただのドッペルゲンガーのようだ。」
 
席で毛づくろいしている下院（キャイ～ン）騎士団長　火中甘栗くん「ありゃーもうダメポ。まさかもう死んでる！？」
 
大あくびしているオウム返し　用無し大臣「死んでるならもう仕方あるまい、ムスコだけを助けよう。今ならまだ間に合う、アップルフォンとアップルウォッチで上皇さまの心電図を見て、上皇さまのムスコがちゃんと生きてるかを確認してみよう！」
 
 
 
 
アップルフォンとアップルウォッチはアップルパイで出来ているハイテクデバイスで、これを食べたらすぐさま心電図がプリントアウトされるらしい。ただこの2つのハイテクアップルパイを一緒に食べないとエラーが起きてしまい心電図ならぬ美味しい点心がプリントアウトされちゃうので、どんなに腹一杯でも同時に2つのパイ食べないといけないやや不便なハイテクアップルパイですぅ。
 
 
席で毛づくろいしている下院（キャイ～ン）騎士団長　火中甘栗くん「死人にアップルパイを食わすのか！？」
 
大あくびしているオウム返し　用無し大臣「仕方ないよぉ、これも陛下の御為だ。さあ死者にむちむちのアップルパイをうつのだ。」
 
 
するとむちむちのオッパイ…ではなく暗黒アップルパイが寸分違わず酉是酉胡ドッペルゲンガー上皇に命中したが、なぜかただのドッペルゲンガーが興奮して卒倒した。
 
 
寝ぼけている酉是酉胡ドッペルゲンガー上皇(His Meow the Emperor CONECONE)「うう゛…うーん…息苦しい…朕ちん、ちん呼吸できぬ。朕ちん、てか朕、呼吸できぬ。ネロくん！ネテロくん！どこにおる？助けて！」
 
 
 
すると酉是酉胡上皇の飼い猫である暴君　ネコがどこからともなく現れた。
 
暴君　ネコは脳みそが半透明な猫で、上半身だけが猫賢帝で、下半身はちゃんと猫暴君になっており、暴君ネロの上位互換であるという。
 
半透明だからこそ国民から批判されるとすぐさま脳みその透明度が上がり記憶喪失になってちまうというあら不思議な仕様になってる怪猫である。
 
この怪猫（かいねこ）　羽白帝国皇帝　猫暴君白雀帝ネギトロ・クラウデス・カエザル・アウゲスドウスル・フユマゲドンこそ今上陛下なのだが、酉是酉胡はムスコに元気がないため、白雀帝を家猫にして飼いならし、跡取りとした。
 
 
なお怪猫（かいねこ）白雀帝（はしゃぐで）ネギトロは「ネコ×ネコ」、「ねねねネテロ」、「ねねねナンデスかテロ」、「デロデロデロデロ」、「夜食テロ」という強力な奥義を体得しているらしい。
 
 
 
 どこからともなく現れた羽白（ハジロ）帝国皇帝　猫暴君白雀帝（はしゃぐで）ネギトロ「まあ、上皇さま！そうおっしゃらずにむちむちのオッパイ…ではなくアップルパイをちゃんと食べて心電図の検査を受けましょうよ。」
 
 
 
 
ちなジリヒン大会堂で審議される法律案、予算、条約、承諾、決算などの議案はお弁当箱のワックスペーパーとして使われ、ジリヒン大会堂で皆さんが大事な議案をそっちのけにして美味しいお弁当を食べ終えると、議案が自動的に成立するという画期的な省エネシステムになっている。
 
 
 
 
 

※※※ジンミン大会堂にて　ギョウザ党全国大会閉幕式※※※

寝ぼけている酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor CONECO,NE)「朕ちん、ちんの心電図もうできた？はようよこせ！」
隣席で毛づくろいしている下院（Cain）騎士団長　天津甘栗くん「いやこの心電図見ない方がいいですよぉ。」
隣席で大あくびしているオウム返し大臣　常陸ヨウナシくん「そうだそうだ！このTik tok動画面白いぞ！見て見て！」
 
寝ぼけている酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor FUMIFUMI)「いやよこせよ！なに隠しているんですか。やましいことがなければよこせ！」
隣席で大あくびしているオウム返し大臣　常陸ヨウナシくん「上皇さま！危ないよ！落ち着いてくださいませ！もちつけ！！！！！」
 
 
餅を搗こうとした酉是酉胡上皇(His Meow the Emperor FUMIFUMIIFUMI)「いやよこせよ！朕の心…っす（しんてんっす）！こうなったら6500万年前から代々引き継がれてきたわが王家の奥義で奪還するしかない！」
 
 
 
喰らえ！秘奥義　水鳥乱舞！！！！
 
 
 
 
 
 
隣席で毛づくろいしている下院（キャイ～ン）騎士団長　天津甘栗くん「ぎゃあああ上皇様！エッチ！」
隣席で大あくびしているオウム返し大臣　常陸ヨウナシくん「ひいいい上皇様ったらド変態！」
 
なんと国語辞典によると、「餅を搗く」という言葉にはエロい意味もあるらしいが、詳しくはwebで！
 
 
 
 
寝ぼけているCONECO,NE上皇が水鳥の如く猫パンチを繰り出し、騎士団長や洋梨と交合しようとしたが、ムスコは既に朽ち果てているので、ムスコが欠けている状態でのやり方が分からず、やむなく花が咲き乱れる水鳥の楽園を上空に出現させた。
 
すると水鳥を追いかける猫の大軍が火中甘栗くんと常陸用無しくんを蹴散らし、珍宝　朕朕の心…っすをご主人様の目の前に運び入れたぁーっ！

※※※ジミ大会堂にて　ギョウザ党全国大会閉幕式※※※

N1CO2N1CO2上皇が心電図ではなく…悶絶！可愛いが大渋滞のイケメン騎士団長　天津甘栗くんを手に入れたと思いきや、暴君　白雀帝ハバネロが5億年前から代々引き継がれてきた王家の奥義―火鳥風月を繰り出し、どこで唐辛子ハバネロの風が吹き荒れ、N1CO2N1CO2上皇がハバネロで目が開けられず、せっかく苦労して手に入れた珍宝　朕ちんの心…っすではなく、悶絶！可愛いが大渋滞のイケ麺団騎士　天津甘栗くんが奪われたぁーつ！
 
 
暴君　白雀帝（はしゃぐで）おどろおどろネギトロ「上皇さまをつまみ出せ！」
 
 
暴君側近A　ササミカウノーカ「ははーっ！上皇さま！上皇さま！お薬の時間ですよぉ。」
暴君側近B　モッチチウルノーカ「ははっ！上皇さま！上皇さま！お薬増量しますね。」
暴君側近AA　ケンカウルノーカ「ははーん、さてはおつまみですよ。。。暴君ハバネロが片手間でぱぱっと作ったおつまみですの。。。これを食べて冥土に旅立つのじゃよ。。。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続く