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あらすじ
第一話から読む
https://note.com/yuhishort6/n/nc28fe446176c
最終話
●エピローグ
「書けた?」
すんちゃんがポンデリングを買ってきて、隣に座る。
「うん、書けた」
袋を開けるとおもむろに、それをちぎってわたしの口に持ってきた。
「よかったね」
「うん、よかった」
条件反射みたいに、パクっとそれを食べると彼が聞く。
「おいしい?」
うまく答えられず、一言だけ言う。
「モチモチ」
スクリーンみたいな窓の向こうにチラつく雪が、ポンテリングみたいに舞っている。
Fin.
連載完結しました。完結までお付き合いいただき、ありがとうございました。少しでも何か胸に残るものがあれば、嬉しく思います。
それでは、勝手な脳内エンディングテーマでこちらのお話とお別れです。
スピッツで「砂漠の花」、どうぞ。