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吃音で困ること

こんにちは。夕日ましろです。
私は吃音持ちになってから今年で6年目なのですが、その中で感じた、吃音によって地味に困ることをまとめてみました。あくまで個人的な意見です。

・ありがとうございますが言えない
人に何かをして貰ったとき、その場でお礼の言葉が出てこないです。せめて態度だけでもと頭を下げるなどで感謝を伝えようとはしていますが、やっぱり言葉に出さない分相手が不快に思ったり、礼儀知らずと思われたかな、と考えてしまいます。
ありがとうだけじゃなくその他の挨拶も結構言えないのですが、その中ではごめんなさいがまだ言いやすい方です。何故だ。

・緊張してると思われる
テレビや物語で吃音が取り上げられる機会が多くなっても、やはり知らない方が大半だと思います。私も自分がならなければ知る機会はほとんどなかったです。
どもって言葉が言えない私を見て、「緊張しなくて大丈夫だよ」と言って頂けることが多いのですが、全く緊張してないのでなんだか申し訳ないです。脳内めちゃくちゃリラックスしてます。

・友達作りでつまづく
自分の名前すら言えないので、友達になりたい子にも中々近づけない。自己紹介もどもるし、相手の名前を呼ぶときにもどもるので聞き返されることがほとんどです。

・面接ができない、不利
これは地味にとかではなくめちゃくちゃ困ります。吃音+緊張で受け答えどころじゃなくなるし、話し方や態度を見られたりするのでめちゃくちゃ不利な気がします。なるべく相手の目を見てにこやかにと心がけてますが、どもるときの癖で色んな方向へ視線を泳がせてしまったり、手が動いたり自然と口を隠そうとしてしまうので態度の悪い人間と思われてるのかな、と辛いです。面接なんて高校受験以来していませんが。

・スタバに行けない
スタバじゃなくても口頭でしか注文できない店は本当にハードルが高いです。ただでさえおしゃれな人と空間で緊張するのに。
でも私だってフラペチーノやタピオカが飲みたいです。注文カウンターにメニューが書いてある店は指さして注文しますし、そうじゃないときはメモに書いといてそれを見せ、おつかいで頼まれました風を装って注文してます。スマホのメモ帳に書く場合もある。

・病院とか困る
病院以外にも美容室などでサービスを受ける前に相談する時間ってあるじゃないですか。そのときに詳しい症状やこうして欲しいなどを自分で説明できないです。やろうとしても結局全部は伝えられなかったりします。今はほとんど母としか行かないのでどうにかなっていますが、大人になったらどうしようかと悩んでます。これもやっぱりメモにまとめるしかないのかなぁ。

・電話ができない
まず名乗れないし要件も言えない。ジェスチャーで伝えられない分ハードルが一気に高くなります。本当に怖い。
小学生の頃、友達に電話かけるとき相手の親が出たときのために最初だけ電話越しだと声の似てる妹に代わりに言って貰っていました。

私が主に困っているのはざっとこんなものです。もちろん一番困るのは喋れないこと自体ですが。
一つひとつは小さなことでも、どれも日常には沢山ある出来事なので何をするにも吃音がついてくるのが辛いです。
他にも思い出したら、またそのときに書こうと思います。

あと、今回は見出しの画像を描いてみました。これからも余裕があるときは自分で描いていけたらなと思っています。

では。

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