なぜ男女の賃金格差があるのか?

昨日、男女の賃金格差があるが性差が原因で賃金格差があるのではない。という話をしました。
ではなぜ男女の賃金格差があるのでしょうか?
今回はそんなことを書いていこうと思います。

・男女で持っている能力に違いがある

簡単に前回の記事の内容を書きます。

持っているスキル、地位、経歴など賃金に関わる要素が全て同じ状況で、性別だけが違う場合は賃金は変わらないことが多い。

つまり、男女の賃金格差はあるが、原因は性差ではない。
と言うのが前回の話です。

では、なぜ男女の賃金格差があるのでしょうか?

賃金に関わる能力で男女に違いがあるものがあります。

それが、論理的思考力と共感力です。

論理的思考力は、男性の方が平均値が高いです。
共感力は、男性の方が平均値が低いです。

高度な論理的思考力が求められる職業は研究職などがあります。
これらの職業は平均より給料が高い場合が多いです。

共感力が低い方が合っている職業として、外科医、起業家、弁護士などがあるでしょう。何よりもまず結果が求められる職業です。
共感力が高い人は、このような職業に合わないことが多いでしょう。

また、共感性は低い方が賃金が上がることが研究によりわかっております。

これが、男女の賃金格差をもたらす一つの要因だと考えられます。

まとめると以下のようになります。

論理的思考力の平均値が高いのは男性、共感力の平均値が低いのも男性。
高度な論理的能力が求められる職業は年収が高い傾向があり、
研究により共感力は低い方が年収が高い傾向があるとわかっている。
だから、男女の賃金を比較すると差が出てしまう。

もちろん、これだけが原因ではないと思います。

しかし、職業によって賃金に大きく差が出てしまうのは事実です。
賃金格差により、人の生活が大きく変化することも事実でしょう。

僕は、こんな世の中でいいのかな〜と疑問に思うことはあります。

・成功したのは運が良かっただけ

疑問に思う理由は、成功したのは運が良かっただけだからです。

例えば、
僕は、頑張って勉強して国立大学に入り、その後もプログラミングをしたり、事業をしたりしてきました。
読書量も同世代の人より間違いなく多いので、知識も多いでしょう。
コロナ禍でしたが、就活への影響もありませんでした。

しかし、それって運が良かったからできたことです。

日本に生まれることができて、良い両親の元に生まれることができて、環境が整っていました。

また現代は、コツコツ努力できる人の方が有利です。自分は、その力をたまたま持っています。

自分はたまたま、好奇心が非常に高く、コツコツ努力する性格で、メンタルの安定性も高く、病気もありません。

つまり、ここまで来れたのは非常に運が良かったからということです。

だから、人と人の間に大きな格差が生まれるのには違和感があるんですよね〜

・最後に

みなさん想像してみてください。

生まれる国も、生まれる場所も、どんな親の元で育てられるかもわからない。自分がどんな能力を持ち、どんな性格かもわからない。
先天的な病気があるかもしれないし、ないかもしれない。

こんな状況の時、どんな世界に生まれたい思いますか?

僕は現代のように生まれる場所や持っている能力によって格差ができるのはおかしいと思うんですよね〜

自分が努力ができることすら、偶然手に入れられた能力だと思っています。

経済的に成功したとしても偶然だと思っております。成功したのは運が良かっただけだから、貧困層への支援など他者貢献を自分がすることは当たり前の行動であると思っています。

ただし、他人が行う行動や考えはどうでもいいです。
僕はただ自分が正しいと思ったことを行うだけなので、僕の考えに賛成でも反対でもどうでもいいということです。
基本的に興味がありません。

今回の話は、「政治哲学」の分野が近いと思います。

興味がある人は、「功利主義」「自由論」「正義論」など「政治哲学」について勉強してみてください。

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