ありのままでいいよという呪い
私は自分がありません
個性というものがあるのなら幼少期に形成されていなかったからでしょうか
それすらわからない
ただ自分がないのはハッキリわかります
自分というものが大切だと思っていないからかもしれません
自分をもつことってそんなに大事なことなんでしょうか
自分らしく、ありのままに、それは呪いです
その言葉の呪いにどれだけ苦しめられたか
何かを持たなければスタートラインにも立てない
その世間の雰囲気がどれだけ生きづらかったか
暗い場所からスポットライトを浴びた人達を見ているようにいつも感じていました
私は暗い場所でいつもヘラヘラと笑っています
拍手もしています
けれど明るい場所には出れない
まだ生きていたいと思いますか
私は早く死にたいです
けれど死ぬことはできません
悲しませたくない人がいるからです
その理由でもう何十年も生きています
それが私の生きる意味です
毎日毎日身体をナイフで刻まれているようで
けれど誰のせいでもない
自分が弱いからとも思っていません
皆が隣の誰かに優劣をつけて生きている
それを見ながら今日も生きるのです