光が刺した小さな窓に バイクの音が響く コンタクトをつけたまま 今日も1日が過ぎた 窓から漏れた光が眩しくて カーテンを閉じた 真っ暗な毛布の中 目を瞑ると僕が見えたよ 真っ暗な毛布の中 目を瞑ると君が見えたよ 君がいるカメラロールは回る回る 君は僕の頭の中で回る回る こんな日々が僕を回す回す
僕の好きな芸人さんはずっと降りない人。僕も芸人として降りるわけにはいかない。だって、降りたらもうなにも残ってへんやろ 降りへんで
小学校4年生、図工の時間。僕は彫刻刀で木を黙々と削っていた。彫刻刀は僕の指に当たった。その瞬間、指からまあまあの血が出てきて、急いでその手を心臓より上に上げた。僕はなぜか泣かなかった。昼休みを過ぎても、終わりの会になっても、僕は手を心臓より上にあげていた。家に帰っても、シャワー入るときも、寝るときもずっと心臓より上に手を上げていた。 その影響からだかわからないが、いまだに僕は包丁を握れない。というか、包丁を見るだけで心臓がくぅーって上に上がる。変な汗もかく。スーパーでシゲキ
コロナになる直前の2020年1月。今年の夏は島根に行こうと決めていた。おじいちゃんの地元だった島根県出雲市。僕は小さい頃、毎年の夏はいつも車で島根に連れて行ってもらった。駐車場が大きな赤い屋根の喫茶店で食べたトーストが美味しかったこと、でかいショッピングセンターでゲームボーイアドバンスの紫を買ってもらったこと、夜になるとおじいちゃん家近くの川で灯籠流しを見たこと。そんなことを微かに覚えていた。 だけど、僕は父さんとお風呂に入ることを拒否した時期ぐらいから、島根には行かなくな
2月。暦の上では春になるというのに僕の気持ちはまったく晴れてこない。それは体感温度のせいではなく、紛れも無くコロナのせいだ。 僕は昔からどこかに行くのがとても好きだった。知らないまちに行けば、知らない道や知らない人や食べたことない料理と巡り会える。そんな偶然を見つけていくのがなによりも楽しかった。でも、2年以上、コロナのせいで旅に出れていない。僕は今、必然の中で生きている。この2年で何百回と神田川沿いを散歩した。「へぇ〜!こんなところにこんな店あるんだ!」とか「え!こんな道
もう、1月下旬。もうすぐ引っ越しするのに、なんにも考え深くない部屋で僕は悶々としている。腹は減ってないし、立ってない。耳はイヤホンで塞いでいる。目は充電がまったく出来てなかった暗めのiPhone画面を見ている。最近、iPhoneが全然充電できない。Lightningケーブルが僕のiPhoneの奥まで中々ぶっ刺さらないのだ。僕のiPhone8はしまりが悪い。アダルトビデオを観ている途中で残り20%の表示が出るたびに萎える。その表示にいらつきながらもタップをして、まだアダルトビデ
もう、2022年。僕はいつものように関西で年を越した。家族全員で「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」を照れくさそうに言い、関西なのに白味噌ではないお雑煮を食べて、テレビ番組を家族でなんとなく観るだけのそんな元旦になることが多く、今年もそんな変わり映えのない元旦だった。 年末年始はずっと家にいたので、お笑い番組をたくさん観た。楽屋ニュース、オールザッツ漫才、上方漫才トラディショナル、おもしろ荘、ネタパレ、クセスゴ、爆笑ヒットパレードなど。色んな芸人さ
12月、澄み切った空気を感じながら神田川沿いをいつものように散歩する。僕が散歩をするときはいつも音楽を聴きながら。ほとんどシャッフルで音楽を聴いているのだが、急に「エレファントカシマシの悲しみの果て」が耳に入ってきた。エレカシの悲しみの果てなんて、何百回何千回聴いている曲なのに今回はなぜか聴こえ方が全然違った。 悲しみの果てに 何があるかなんて 俺は知らない 見たこともない この歌詞から始まるんだけど、いつもとは全然聴こえ方が違った。というか、悲しみの果てに何があるかなん
今年の夏、久しぶりに須磨へ行った。須磨と言えば関西人の8割がここの海水浴場で泳いでいる。冬にカニを食べる割合と同じだろう。そんな、須磨の僕の思い出は海水浴場ではない。そもそも海なんてあんまり好きじゃない。あれ、青じゃないよ、ずっと黒だよ。怖いよね。 僕の須磨の思い出はここ、須磨海浜水族園。高校1年生のときに人生ではじめての彼女と行った。相手から好きって言われたから俺も好き!って言ってなんとなく付き合った女の子と行った。ほとんど水族園での出来事は覚えてないんだけど、西宮に帰っ
今の時代、様々な端末で映像コンテンツを楽しむことができる。そんな数ある視聴方法がある中、僕はiPhoneで映像を見る。テレビやパソコンも持っているけれどiPhoneで。それもベットに寝転びながら、部屋を真っ暗にして、ブルーライトなんか一切気にもせず、裸眼で出来るだけ目に近いところで見るようにしている。 元々、小さい頃にポケットモンスター金版をやりまくって(ヒノアラシをバクフーンにしてかえんぐるまを使いまくって、100レベにしたらまた最初からやるのを繰り返していた)乱視になっ
ようやく、コロナも落ち着いてきた。飲食店の時短営業も解除されたということで久しぶりに22時のCoCo壱に行ってきた。22時の家系ラーメン、22時のお好み焼き屋、22時の焼肉屋。22時頃から食べる晩御飯が一番美味いことはみんなの共通認識だろう。 なんで、22時からの晩御飯がこんなに美味いのか。それはやっぱり、昔の思い出からだろう。小さい頃、母親が帰ってくるのが遅くて「もう、今日は外で食べよっか」と車で22時の王将に連れてってもらった。東京にあるような綺麗な王将じゃなくて、床ヌ
東京現代美術館 GENKYO 横尾忠則 毎年、神戸に帰るときは阪急王子公園駅に行く。阪急王子公園駅近くといえばパンダがいることで有名な「王子動物園」があったり(4.5回行っているが、一度もパンダを見たことがない)どでかい商店街の路地にある「一燈園」というカウンターのみのほぼ屋台みたいな串カツ屋があったり(梅田の駅にもそんな感じの串カツ屋さんあったけど潰れちゃった)正直、入っている人の風格や治安は少し悪めだけど、サウナと六甲山系の水質が素晴らしすぎて、お風呂内ではすべての人が
僕が大学生のとき、夙川沿いの香櫨園という駅近くの小さくて長細い2階建てのたこ焼き屋でずっとバイトしてた。そこのたこ焼き屋はテイクアウトはもちろんだが、店内で食べる人も多かった。2階はFM802が大音量でかかっていて、1階は小さなテレビからちちんぷいぷいや野球中継が大音量で流れている。僕は焼きあがったたこ焼きに味付けをする係だったのでほとんどお客さんと一緒にテレビをみていた。あのときの16時とか21時とかが今はほんとに良い時間だったなと思う。 たまにたこ焼きを僕が焼くことがあ
神戸の中心地、三宮駅を通り越すと出てくるディープタウン新開地。駅構内は阪神電車、阪急電車が同じホームに並列し、駅前高架下にはこれでもかと言うぐらいの渋い店が並ぶ。少し歩くと、関西の大ソープ街福原があったり、喜楽館という落語の劇場もあったり、パルシネマのような名画座もある。昔は東の浅草、西の新開地と謳われるほどだったという新開地。その名残りと神戸の中心を三宮に持っていかれた儚さで街はいつもどんよりしている。 でも、僕はそんな新開地が神戸の中で一番好きな街だ。商店街にある松屋と
今日、フットボールアワーさんがテレビで漫才やってた。書き起こしたことがあるくらい大好きなネタ。久々に読んでみよ。土曜はダメよ! 後「我々も30超えましてね、ぼちぼち相手でも見つけて結婚せなあかんなって言うてるんですけどね」 岩「なかなか良い相手が表れへんのよ」 岩「僕は小柄な子が好きなんですけど、たまに岩尾さん好きです〜っていうのんとか体もデカいし、手も大っきいし、指も太くて。焼き芋みたいになってんねん。」 後「焼かんでいいやん。焼き芋って別に焼かんでいいやん。今大きさの話
2014.04.05 近畿大学入学式 僕の好きな女性のタイプのはなし。誰も興味ないと思うけど、寝れないから書くね。M-1グランプリってこんなに緊張するんだ、全然寝れない。昔から大好きだったもんな、M-1が。 ああ、僕の好きな女の子のタイプね。なんか昔からグラデーションっていうの?段々髪の色が明るくなってるやつとかインナーカラーっていうの?そういう一部分だけ明るい髪色の人を観るとかわいい!ってめっちゃなってた。最近は流行ってるのか知らないけど、めちゃくちゃ多いよね!東京ドー