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ひかりーAからのおくりものー

ひかり
ーAからのおくりものー

すべてのいのちが
光からうまれた

花も草も
種も実も

善人も
悪人も

ライオンも
イルカも

机もベッドも
写真も音楽も

胎児も
細胞も

すべてのいのちは
光からうまれた

そしてまた光になって
宇宙へ還るのだ

そのときまで
いまはここで
こうやってひかる

何かの役目をもって
誰かのために

ここでひかるのだ

2018年7月

4年前の2018年7月
流産を経験した4日後に書いた詩です。

稽留流産という、お腹の中で
胎児の心拍が止まってしまう
かたちの流産でした。

心拍が停止している我が子を、
モニターで見た日のことは、
きっと忘れることはないでしょう。

でもそれは、
悲しいだけの記憶ではありません。

すべての存在には「ひかり」が宿っていて、
その「ひかり」と共にある「闇」もまた、
わたしたちに真実を教えてくれています。

わたしの心に、すとんと腑に落ちる
真実の感覚をくれたのは、
小さな小さな、短い命でした。

短い命をまっとうしたあの時の胎児が、
わたしの心臓をひかりで覆ってくれました。

魂を元気にしてくれました。

あれから4年の歳月が過ぎ、
あの時想像もしなかった未来に
いま、私はいます。

この小さな命との経験が無ければ
今の私はいないでしょう。

すべての同じ経験をされた方へ。
すべてのひかりの存在へ。
あのときの小さな命へ。
そして、あの時泣いていた自分へ。

時間と距離を超えて
ヒーリングを送ります。

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