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【本の記録】産休・育休制度の基本と仕組み
育児介護関係は2025年に法改正がたくさんあります。2025年の改正だけでなく、そもそもの基本を確認しながら法改正の概要を掴める本ないかなぁ~と思っていたら、まさにこれ!という本と出会いました。
著者は社労士界の宝、宮武貴美先生です。サラッと読めて基本を復習できつつ、実務面での具体的な深みのある内容で超絶おすすめなので今日のnoteに書くことにしました。
具体的な内容の気づきは後述するとして、社労士としてこの本の素晴らしさを語るとするならば、基本と仕組みと言うタイトル通り、本当に基本的なことだけをシンプルにわかりやすく伝えていらっしゃるところでした。
専門性が高まれば高まるほど、言いたいこと・言えることはたくさんあるわけです。たくさんのことを知っている人間と言うのは、たくさんのことを言いたくなるものなんです。そ・れ・な・の・に!
読み手目線で必要な情報を基本的なことに絞り込み、それでいて例外を切り捨てずに「こんな感じの例外があるから気になる人は確認するといいよ」と言うスタンスで例外も置いていかない。
こういう力が専門家には求められるのよなぁと、また尊敬の念を一方的に募らせました。この本のような在り方で専門性を相手のために使っていきたいなと思わせて頂きました。
そして、「基本」といえど実務面でつまずきがち、見落としがちなポイントも記載されていて、とても実用的な一冊でした。
〇実出産日が出産予定日より早まった場合の、出産手当金が支払われる期間と産前産後休業期間の考え方の違い
〇出産手当金が振り込まれる銀行口座等は従業員本人名義の口座となるので、旧姓口座は要注意
〇賞与の社会保険料の免除のルールも2022年に変わっているから要注意。
〇看護休暇については、法改正対応があるから就業規則だけでなく労使協定も変更が必要。
〇子の養育中の残業免除対象者の拡大も要対応。
〇子の養育中の「残業免除」の制度と、「残業制限」の制度では、「残業」の定義が異なる。
〇養育特例、転職のときはどうするか。
〇妊娠中の退職と、出産手当金の事や退職後の社会保険の扶養の扱い。
上記、1つでも「ん?どういうこと?」と思った人は、本を買ってくださいませ。1,100円って安すぎます。
実例に出会ったときに、「なんか注意点があったな」といつでもこの引き出しが開くように知識をブラッシュアップしていかなければと思いました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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