一人で抱えない選択の先にあった豊かさ
先日、私のコーチとのコーチングセッション冒頭で振り返りをしていたら、「前回は長瀞のキャンプ場からセッションしていたよね~」という話になりました。
何気なく出したこの話題で、10分後私は自分の内面的成長を感じてうれし涙を流すことになります。
このときのコーチングは、月曜日の14時~15時という予約時間。コーチングセッションはZoomで行われます。日時を予約するのは1カ月以上前なので、その月曜日が運動会の振替休日だと何となく認識しているものの深く考えていませんでした。
でも、セッション日が近づいてきてみると、天気予報は晴天。日中の気温23度。これは…デイキャンプ日和ではないか!!!子供たちもデイキャンプに行きたいと言っている。私も行きたい!
しかしこのシーンで、最初浮かんだ選択肢は
①コーチングを優先して、デイキャンプは諦める。
②コーチングを別日にしてもらって、デイキャンプに行く。
の2択でした。
「コーチングを受けるなら静かで集中できる環境でなければならない」という思い込み、前提がありました。だったらどちらかを我慢する、諦めるという思考回路。
また、昔から何でも1人で抱えがちだったので、本当はこうしたいなぁという希望を伝えるとか、協力を仰ぐ・頼るという力の弱さが最初に出ます。
しかもこの日にデイキャンプに行くには、夫は仕事でしたから、私一人で子供たち2人を連れていくことになります。
・河原で危ないことが起きない?
・焚き火をしていて危ないことが起きない?
・セッションに集中できる?
・電波がつながる?
・14時~セッションだけど、それまでに子供たちが飽きて帰りたいといったら?
どちらかを諦める理由がたくさん浮かんできました。以前の私なら「デイキャンプは無理だな」とデイキャンプを諦める選択をしていたと思います。そうした方がラクだと思ってもいました。
それが、先日の私は、3つめの選択肢を創り出し実行に移しました。
「デイキャンプに行って、コーチングセッションはデイキャンプ場の河原で受けられるかも?両方できる方法を考えよう」です。
これを実行するために、子どもたちに相談です。
私:「ママは14時~15時、大事な打合せがあるから、河原でパソコン開いていいかな?」
子どもたち:「いいよ~」
私:「朝10時に着いて、14時より前には帰れないけどいい?」
子どもたち:「いいよ~」
あぁ、相談してよかった。勝手に我慢しないでよかった。勝手に我慢して、無意識に心の不満のタンクに不満をためるところでした。
実際に14時が近づいてきたら、お互いの過ごし方について決めました。
私:「ママは打合せに集中していて、川や火で事故が起きないか心配なんだけど、どうしたらいいかな?」
子どもたち:「じゃあ1時間だけ川と火には近づかないようにするね」
シンプル!
・この時間だけは、川と火には近づかない。
・できるだけ、ママに話しかけない。でも困ったことがあったら遠慮しない。
ルールが決まりました。
結局子どもたちは、私のすぐ近くで、地面に埋まった大きい石を掘り出すという遊びを開発して1時間以上没頭していました(笑)
・河原で危ないことが起きないか?
・焚き火をしていて危ないことが起きないか?
よぎった心配事は起きませんでした。心配事も含めてしっかりコミュニケーションを取ったから。勝手に心配して諦めない。「ママはこれが心配だから」と子どもたちと考える。子供たちが2人とも小学生以上になったことも大きいですが、相談するのも信頼しているから。こうやって一人で抱えないことってどんなシーンでも大切だと思いました。
コーチとこの話をして、アドラーが提唱するところの「自己信頼」と「他者信頼」が私の中でしっかり成長を遂げているというフィードバックをもらい、たくさん涙が出ました。
このときの涙は、うれしさであり、安堵感のようなものでもありました。自分のことも、他人(今回なら子どもたちと私のコーチ)のことも信じて行動できた。
自分の心が、人生が、どんどん豊かになっていくことを実感している喜びの涙でした。
20代で出会ったコーチング。一時期離れた時期もありましたが、ライフコーチングを人生に取り戻して本当によかったです。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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