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今日の注目(2021/7/1)丸紅フェムテック、LGBT研修、障害者支援2億円調達、神戸こども食堂DX、障害者と健常者が働く

総合商社丸紅が、女性特有の健康課題や悩みをテクノロジーで解決しようとするフェムテックに参入することを伝えるBusiness Insider Japanの記事。 プロジェクトを推進する丸紅経営企画部国内事業推進課の野村優美氏は、「男性社会の総合商社だからこそ参入すべき。今本気で取り組まなければ企業としての力が弱まる」と述べた。丸紅のフェムテック参入をサポートするスタートアップ、fermataのCCO・中村寛子氏は、「男性のリテラシーが上がることでコミュニケーションが円滑化し、女性が働きやすくなる」と述べた。丸紅は今年、「新卒採用の女性総合職比率を3年以内に40~50%に」と発表しており、こうした流れも追い風になっている。

プライド月間に合わせた、ファッション誌VOGUEオンラインによるLGBT啓発団体Rebit代表の藥師実芳氏へのインタビュー。企業研修やLGBT当事者の就職活動の現状について述べられている。「同性愛者や両性愛者の42%、トランスジェンダーの87%が就活で困難やハラスメントを経験している。さらに96%の人がそれを相談できない。そのため就活が難航し、経済的困窮やメンタルヘルス不調につながっている」「今まではLGBTのことを知ってもらうことに重点を置いていたが、今後はいることを前提に、どう社会を構成するかが求められる。インターセクショナリティ(マイノリティ属性が重複すること)への想定や理解が重要」と述べた。

障害者支援プラットフォームのヴァルトジャパンが、みずほキャピタル、Z Venture Capital、三井住友海上キャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなどから約2億円の資金調達。ヴァルトジャパンが運営するプラットフォーム「NEXT HERO」は、1500事業所以上の就労支援事業所と1万人以上の障害者ワーカーのデータを保有しており、民間企業に働きかけ、事業所の障害者への仕事発注を促す。仕事の流通を通じて、障害者のキャリア及び賃金の向上や新たな繋がりを生み出している。

貧困世帯の子どもに食料を届けるNPOフローレンスが、神戸市において、LINEでの情報提供・相談支援等により必要な支援につなぐ「おやこよりそいチャット」事業を始めることを発表。家庭に対する利用者対応だけでなく、相談支援・情報提供も実施。LINEのやり取りの中で見えた家庭のニーズを行政・地域団体・専門支援機関等に伝えながら、行政・地域団体・専門支援機関が周知したい情報(相談会や子ども食堂の開催広報等)を家庭に伝えていく橋渡しの役割を担う。このプロジェクトは株式会社セールスフォース・ドットコムなどが支援している。

障害当事者と企業をつなぐメディア「パラちゃんねるカフェ」で、脳性麻痺当事者の榎本佑紀氏が書いたコラム。フリーペーパーを制作するNPO団体でライターや事務局員として活動した経験を通して、「障がいのある・なしに関係なく、フラットな場で仕事をする」「できないことを補い合うのに、障がいの有無は関係ない」と述べる。そして「障害者は健常者の指示を待っているだけ」ではなく、みんなが同じ目標に向かって仕事をし、支え合い、助け合うことが大切である、と結ぶ。

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