季刊誌東京荒野という雑誌を作っています、湯原昌泰といいます。 ブログを書こうにもなかなか書くネタが思いつかなかったのですが、そういえば昔やっていた僕なりのアイウエオ辞典、あれをもう一度やってみようかなと思いたち、そういう縛りがあればできそうなので、細々書いてみようと思います。 よろしくお願いします。 東京荒野ホームページ https://tokyokouya.com
興味のある人はどこまでも、身を滅ぼすまで情熱を傾けるのが趣味というものだと思うが、どうでもいい人にとっては心の底からどうでもいい、万年筆の話。そのインクの一つ、ブルーブラックは、筆記具メーカー各社から独自のブルーブラックが出ており、その中から自分のブルーブラックを探すのは、自分の言葉を探すのと同意義だと思う。僕のブルーブラックはペリカンのブルーブラック。最も使う色であれば、安くなくては嘘だと思う。 (写真で使用しているのはパーマネントブラック)
ビリーヴ…2000年〜2003年に活躍した競走馬。スプリントの女王。ビリーヴの名の由来は、英語、believeから来ている。 「ーー圧倒的に信じられないものを、それでも信じ抜くことを、人は信じるという」 地獄か。
昔、電車の中吊りで、「洋画家たちの春画」という展示が開催されるとある広告を見た。隣に描かれていた絵は花咲きみだれる春の庭の絵で、なるほど、春を描けばそれがそのまま春画になると震えたが、よく見ると「洋画家たちの春画」ではなく「洋画家たちの青春」であり、なんだ、まだこの世は平和だったと安堵した。話は変わるが、三度の緊急事態宣言。だからこそできることを今のうちにしたい。
マリリンモンローノーリターン、もしくは、この世はもうじきおしまいだ。野坂さんが亡くなった後、東京荒野納品時に往来座でよく野坂さんの本を買い漁った。 「まちがいございません、しかも、性来の色好み、未だ手入らずながら、十分に情を解してございます」 (野坂昭如) youtube https://www.youtube.com/watch?v=d4HiKH9dzIo
昔組んでいたバンドのドラム。思えば三上寛さんを教えてくれたのも、森下くるみさんを教えてくれたのも、イースタンユースを聞かせてくれたのも彼で、ならばもはや東京荒野は彼が作っていると言っても過言ではない。 画像は東京荒野23号納品中に買った根本敬さんの漫画。神武天皇じゃのワンフレーズにやられ、恐れ入りながら購入。そういえば根本さんを教えてくれたのも根本くんだった。
あまりにも簡単すぎて鼻くそをほじりながらでもクリアできるゲームのこと。 以前母に人生の秘訣はなんですかと聞いた。 8割で生きることですと仰っていた。
2020年4月、新型コロナウイルスによりオリンピックはとうになくなり、緊急事態宣言発令。画像は4月19日。逃げるように隠れるように、本の姿はどこにもない。
イギリスの看護婦。社会起業家、統計学者であり、近代看護教育の母(wikipedia)。または新宿ゴールデン街にあるバーの名前。彼女は言った。「神の御心を知るには、統計学を学ばなければならない」
2014年の冬。東高円寺の路上でふと、ああ東京は荒野だなと思って作り始めた季刊文芸誌。以来年4回(2月、5月、8月、11月)のペースで発行。開始当初、一番最初に声をかけたのは大人の紙芝居作家・飯田華子さんだった。勝負服を身にまとい、当時飯田さんが住んでいた家に行き、「原稿お願いします!」と鼻息荒く言うと、「いいっすよ」といとも簡単にご承諾いただいた。まさかそのあとその家に飯田さんと入れ替わりで住むとは思っていなかったし、その勝負服を風俗客によくいそうな服と評されるとも思ってい
クソみたいな世の中にあって、それでもユニークさを失わない人たちのこと。あるいは今生きている、生きていた、すべてのものたち。 ・マリオカート世界大会で優勝したエルモアさんのインタビュー。 「ゲームで強くなる秘訣は何ですか?」 「ゲーム以外でいかに弱くなるかってことじゃないかな」
雑誌の発行、納品等が続き、久しく書けていませんでしたが、また今日から書いていこうと思います。雑誌のことはこちらをご覧ください。 どうぞよろしくお願い致します。 ・今日銭湯で聞いた面白い話 「競馬もさ、ウィルスで無観客試合でしょ。だからかな、番狂わせが起きないんだよね。1番人気が普通に勝ってる。つまんないね」
吊り橋効果。男女・男男・女女が一緒に危機を乗り越えることによって一気に親友になる現象。だが2020年昨今じゃ、人類はみな1人残らず引きこもりである。楽しいことはすべて部屋の中で起こっている。吊り橋効果ゼロ。
アメリカの詩人。愛称・ブク。1920年−1994年。彼の墓には「DON'T TRY(やめておけ)」と刻まれている。 「やつに小便をするためのおまるがなかったとしても、それは俺のせいじゃないよ」(C・ブコウスキー)
沢田研二さん主演の映画。高校の理科教師(ジュリー)が、家で原子爆弾を作るという物語。ジュリーのダサ男っぷりに震え、菅原文太さんの怒りっぷりにも震えた。作品作りはよく爆弾作りに例えられるが、爆弾を作ってもジュリーの孤独は癒されなかった。中上健次曰く、「男は死ぬまで獣のように苦しむ」 仁義なき戦いシリーズと並び、最もよく見た映画。 youtube(太陽を盗んだ男 予告)→ https://m.youtube.com/watch?v=vbI1rPRlARM
月光仮面、第5部のタイトル。昔、月光仮面という歌を歌っていたことがあり、もう1つの歌と2曲組でCDを作ろうと思って版元に電話。のちに却下され、月○仮面という曲名に変えて歌っていた。このことで学んだことは2つ。人様を納得させられないような歌、あるいは仕事はゴミカスであるということ。もしくは人に許可してもらったことしかできないゴミカスはゴミカスだということ。「憎むな、殺すな、許しましょう」このフレーズと標題タイトルには痺れた。 youtube(月光仮面は誰でしょう)→ htt