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アーティストになりたかった自分が経営者になった今 (Vol.04)

ブランドとしてのyuhakuの目標とするのは、ビジュアル的な世界観とホスピタリティの確立ですが、株式会社ユハクとしての目標を考えると、同じ船に乗る仲間(社員)の存在は大きく、この仲間がやりがいを持ち、心も暮らしも豊かである場が提供出来るようになることを目標としています。

この目標を達成するには、会社としての狭い視野だけでは実現不可能であり、世界的な経済の情勢も視野に入れた上で決断していくべきであると考えています。
日本では常識でも世界の常識ではない。そのようなことが多々ある世の中で、これからは世界の常識もふまえたうえで物事を捉える感覚が重要になってくると考えます。
自分だけではついつい社内だけの考え方(小さな世界での考え方)になってしまうため、外部からの頭脳も取り入れることで、俯瞰的に物事を見直し、新陳代謝を高める経営スタイルを取っています。

また、人は平坦な道のりではつまらないと感じ、多少の困難があることでやりがいや幸せを感じられる生き物である。
「障壁は常に」。しかし、悪い問題ではなく、改善していくための「壁」の存在が理想です。

・「この会社で働いていて良かった」「この会社であればなんとかなる」という希望が、ポジティブ思考を生む。
・仕事に没頭し、夢中になれるようなブランドづくりが集中力を生む。
・チームワークを発揮し、皆で苦難を乗り越え、仲間としての関係性を生む。
・地球環境や誰かの役に立っている実感を持つことで、社会的な意義を生む。
・一つ一つの段階を踏み、達成感を生む。

これらを捉える力を各自が身に付けるには、弊社の理念とする「想像し創造する」マインドが大切だと考えます。

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2020年の新型コロナウイルスにより、大きく世の中は変わり、デジタル化の流れがより加速するでしょう。
その様な世の中の変化を敏感にキャッチし対応する、アナログなものづくりの分野であっても重要なことです。

「ITとリアルを上手に使い分ける。」
デジタルシフトの時代の一方で、「デジタルのみ」で解決しようとすると、何かが足りない気がしてくるのではないでしょうか。
当たり前ですが、人間はデジタルもアナログも縦横無尽に行き来しています。
5G・IoTが進む未来、デジタルの割合が多くなったとしても、同じことが言えるでしょう。
そのため、デジタルとアナログの融合こそがこれからのビジネスにとって最も重要であると考えます。
生活の中の無機質と有機質のバランスを取る存在として、その様な時代に欲されるものづくりをyuhakuでは行っていく。
それが存在意義にも繋がることだと考えます。

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「yuhakuのスタッフに対するファンづくり」
販売スタッフのファンづくりはもちろんであるが、販売員とだけがお客様との接点を持つのではなく、裏方の主役である職人との距離も縮まり、職人のファンを作り出す未来。
yuhakuの染色技術とデザインをプラットフォームとして、職人が思い思いのアイデアで使っていけるようなコンテンツも計画中です。
そこでは、様々な分野のアーティストとyuhaku職人がコラボすることも可能となり、世界中のアーティストとの新しいyuhakuの表現が生まれる未来。
そんな事も夢物語ではなくなるでしょう。
この様な仕組みでイノベーションを起こすことで、活力が生まれ、生産性と賃金も上がり、再び活力が生まれるサイクルを作り出す。
これこそが、現代のものづくりに夢を与えるため、そして何よりもyuhakuの仲間に対し、思い描く理想の未来なのです。

自分が居なくとも、手放しでyuhakuというブランドが理念を基に勝手に成長していく未来。
楽しみで仕方ありません。
今は、そこに向けて発信していくこと、行動していくこと。

それが、アーティストを辞め、経営者となった自分の使命です。

で、自分自身の未来はというと、経営者として培った知識を基に、自分のアートをサイバー空間、リアル空間へ共に届けることを目指しています。
これこそが大学を中退した時からの目標であり、人生を掛けて追い求める夢なのです。
やっぱり、夢は捨てていません。夢を追うため、経営者としての今なのです。

追記

常に世の中は変化し、加速度を上げている事で、100年に一度の災害が10年に1度訪れている現在。
未来だけを見るのではなく、歴史から学ぶことは非常に多く、過去から予測を立て対処すること。
そこも忘れず、経営とアートを両立させていきたいです。

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