IELTS作文指導にChatGPTを使う方法
昨日は、スプレッドシートを共有し、グループで構造に着目しながら書いていくという方法についてご紹介しました。
スプレッドシートへの作文入力
さて、生徒はスプレッドシートに作文を入力していきます。こちらの新たなグラフを使います。
こちらの文章は江藤が入れたもの。大体のフォーマット指定し、まずは確実にできるところまで。
アドバイスその(1) iPad x プロジェクタで
生徒が書いた文章は学ぶところが満載。これは信頼関係の醸成具合によるのでしょうが、今教えている子たちは自分の文章が映し出されることに抵抗がありません。まああるのかもしれませんが、みんなで他の人の文章を見ながらアドバイスし合おうと言うと快く応じてくれました。
早速前に映し出して、綴りが違うよーとか、"Sugar cookies went down"はむしろ"the percentage of the remaining sugar cookies"のことだよねー、クッキーは下がらないし、などと生徒同士で指摘。江藤はiPadで書き込んでいきます。
生徒の手元には紙バーションがあり、全員の文を一緒に添削していきます。これを20分ほどしたら、残りは江藤がやります。
アドバイスその(2) ChatGPTで
後半ではChatGPTでいろんなアドバイスを出してもらいます。生徒の反応は「Twitterで聞いたことあったけど、こ、怖い」
このスピードで出されたらびっくりしますね。もう翻訳家がいなくなるんじゃ?いや、必要ならどう言うケース?といろいろな意見がありました。
Could you give advice on the following essay for IELTS task 1?とざっくり聞いたのですが、それぞれの成果物に対して違うアドバイスを出してくれました。ここまでは英語で。なぜならChatGPTさんは日本語になると途端にスピードが落ち、途中で止まることが多いからです。なので英語で聞いておいて必要であればDeepLで和訳すればいいですね。(もちろん英語学習には英語のまま読むのがベスト)
最後の部分the nutty and crunchy snacks はなんか勝手に作っちゃった感じですが、概ねアドバイスは的確と言えるでしょう。
ChatGPTではルーブリックを作ってもらったり、それに沿って添削させたりすることもできますが、今回は生徒自身がこれを使って英文をブラッシュアップできるよう促しています。
まさかの!書きかえられた!
一人、今回はあまり書けていなかった生徒がいました。この生徒の文章もChatGPTからアドバイスを貰おうとしたのですが、なぜか
「これらの提案に基づき、どのようにエッセイを修正すればよいかの例を示します。」と宣って、エッセーが書き直されて出てきました。失礼な!でも、嬉しい。ただ、この文章にはこの生徒が書いていないところまで補われている様子でした。
仮説ですが、いくつかの文章を添削させたので、その過程で学習したのではないでしょうか。
さいごに
と言うことで今日の課題は、添削した文章をもう一度書いてみて、それを覚えてくること。翌日はGoogle Formでテストを行う予定です。ルーブリックも作ったので、そちらをつけて生徒に明日配信します。覚えてこれるかなー?
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。
いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^