何もできないからこそ、何でもできるってこと
小学校の先生でありながら、大学院に通いつつ最近では育児休業でオーストラリアに行かれていた高司智也さんにインタビューしていただきました。今、先生の兼業について調べておられるのだそう。江藤は専任教員(年契約でない)で社団法人の代表理事8期目と言うレアケースだけど、よいと言うので少しお話しさせてもらいました。
1時間ほど脈絡もなくお話ししたにも関わらず、伝えたかったことが伝わっていたと知って嬉しくて。こんな感想をいただきました。
江藤はできないことだらけ
人には苦手分野があります。学校ではとかく「苦手克服」を迫られますが、果たしてそれがベストなのでしょうか?もちろん、生きていく上での最低限はあると思いますが、そればかりにフォーカスするのはおかしい。
結婚した時、夫は私のできないことが得意分野でした。細かいことに気づいたり、車の運転が上手だったり、書道が得意だったり、ギターが弾けたり、身長が私より35センチ大きくて高いところに手が届いたり。それってできるようになろうと思っても今までできなかったことなんですよね。でも夫婦で補い合えばそれでいい。
Chat-GPTのようにAIが人間ができること以上の働きをするようになって、もはや苦手克服ってもっと意味がなくなりつつあります。
できなければ仲間がいるじゃないか
一番いそがしかった頃、どうしても手が回らないところは仕事を手伝ってもらっていました。
「雑誌の記事を書かないと行けないけど、どうしてもかけなくて。しゃべるから書きとってもらえる?」
すると、小説を書いている知り合いが時給いくらかで引き受けてくれました。さらに、推敲が得意な友人が全て赤入れしてくれました。
オーガニックラーニングの経理は全て敏腕の税理士夫妻にお願いしていますし、家の家事も一部はアウトソースしています。学校でも、文章を書くと背後の若い人たちが直してくれたり、忘れていると声をかけてくれたり。
できない自分も認めること、たよれる人間関係を作ること、思い切って頼ること、大事です。
だからこそ、思い切ってやる
江藤には突出しているところがあります。ゼロイチで企画して回すこと、ICT全般、動画編集、サイト構築など長くやっていてもあまり苦になりません。自分がやっていて苦にならないこと、他の人から見てすごいなーと言うことを存分にやればいいんです。
まさにそれって個人商店。AIが苦手とする部分です。尖ったところを見つけ、育て、尖り切る。
一方で、苦手だったものを書くことも、100本ノックを続けたことでわりと書けるようになりました。やりたいことをもっとやるためにブログを書かなければならなかったので頑張れましたが、これ、逆なら死んでもやりません。笑
さいごに
努力や忍耐も大事です。江藤は実は信じられないほどストイックな一面もあります。ですが、尖った部分をちゃんと見つけてあげることはこれからの世界でもっと大事になってきます。もっともっと、自分らしく社会に貢献できるよう。生徒が幸せに生きていけるよう。応援したいと思います。
オーガニックラーニングでも年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。
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