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インドネシアの大学生と交流。高2総合学習:プロジェクトイスラム(5)
前回の授業では生徒がCanvaを使ってイスラムに関する授業をしてくれた取り組みをご紹介しました。
実際、軸の部分がちゃんと共有できていれば生徒が教える方がずっと理解が進むと感じています。歴史や文化、慣習の理解がある程度進んだところで年齢の近いムスリムと交流できたらなあと思っていました。
教室の外へつなぐ協力者の存在
どんなプロジェクトでもそうですが、学校の中だけで完結するのはもったいないんです。学びは机上の空論ではなく、人を介して初めて生きた学びになります。今回は、在日マレー人の方、そしてインドネシア在住の日本人にご協力いただくことができました。
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彼女は、インドネシアのジャワ島東部、Malangにある国立Brawijaya大学の日本語教育学科で日本語を教えている山本さん。知り合ったのは、友人のFacebookのスレッドです。
Facebookでナンパ(笑)
神戸の友人のスレッドを何気なく見ていると、インドネシアからの書き込みを見つけました。それが山本さん。そこで、ざっと彼女のスレッドを見てみると、とってもきさくで面白そうな方という印象を持ちました。共通の友人がいるという安心感もあり、早速連絡を取りました。
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最初のやり取りから数日後、Zoomでミーティングをし、その数日後には生徒と山本さんの学生が交流することになりました。最初は作り込まず、小さくスタートです。日程はざっくり以下のように設定しました。11月に本校主催の模擬国練を控えており、時間がありませんでしたが、とにかくやってみることに。
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インドネシアの学生さんと出会う
山本さんによると、
・個人差がありますが、やさしい日本語で話していただけると、ほぼ理解できます。日本の中学生、小学生と交流をしてきましたが英語日本語を交えて、コミュニケーションはとれました。
・キャンパス内にモスクが複数あるので、そちらの生徒さんが学びたいことがあれば、映像でお伝えすることもできます。
・京都は学生の憧れの土地です。学生たちは私以外の日本人と話をしたことが殆どなく、日本人と話をするだけでドキドキします。
ということで、まずはインドネシア人学生の作ったYouTubeをみんなで見ました。普段は第二言語の英語を学んでいますが、インドネシアの大学で日本語を学んでいるのは新鮮で、生徒たち楽しそう!
さいごに
次回は実際の交流の中身をご紹介します。国際交流と言ってもいろいろ。こうして小さくスタートするのもいいのではないでしょうか。もちろん、相手が誰でもいいというわけではありません。今回も、共通の友人がいますし、Zoomで入念に打ち合わせをしています。
しかしながら、せっかくコロナ禍で使えるようになったZoomやMeetを活用しない手はありません。こうした取り組みは5年前ならほとんど考えられなかったレベルですが、G IGAのおかげもあって今や多くの学校でオンライン授業ができる基盤が整いました。こうして小さく始めてみませんか?
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。
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![江藤 由布(ゆう)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160439224/profile_1b08338992bc6914c1a2d498e9452855.png?width=600&crop=1:1,smart)