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「新人にもチャンスが多く成長できる」:株式会社熊魚菴たん熊北店 Yさん・Iさんインタビュー

今回は株式会社熊魚菴たん熊北店で調理師として働かれている、YさんとIさんにお話を伺いました。
京料理に魅了され、目標に向かって日々努力されているお二人。
入社したきっかけや仕事のやりがい、今後の目標について詳しくお聞きしています。
ぜひ最後までご覧ください!

◯Yさん

繊細な味付けを学ぶために

ーー京料理に興味をもった理由を教えてください。

幼い頃から食卓には和食が並んでおり、鰹や昆布の出汁が特に好きだったことが、料理人を志すきっかけでした。
そこで、地元福岡県の調理師専門学校に通い、料理人の基本的な技術や知識を学びました。
中でも和食の繊細な味付けに強く魅了され、素材の持ち味を引き立てる京料理をもっと深く学びたいという思いが強くなったんです。

ーー熊魚菴たん熊北店に入社したきっかけは何ですか?

専門学校に通う中、就職先について先生に相談したところ「京料理を学ぶなら」と紹介されたのが熊魚菴でした。
母校の卒業生も多く活躍しており、その中の一人は現在料理長を務めているとも聞いたので、信頼できると思いましたね。
京都の料亭も選択肢にはあったのですが、「東京に出たい」という思いがあり、全国展開している点にも惹かれたんです。
現在は、希望通りの東京ドームホテル店で働かせていただいております。

ーー担当している役割を教えてください。

1年目は焼き場、2年目は寿司、3年目は天ぷらを担当し、同じ店舗の中でもさまざまな専門技術を身につけてきました。
特に東京ドームホテル店では、カウンター席が充実しており、鉄板焼き・寿司・天ぷらと全てのコーナーにお席があります。
カウンターでの調理は、今でも緊張することがありますが、お客様の表情を間近に見られるので非常に学びが多いと感じています。

常にお客様を意識しています

ーー仕事をする上で意識していることはありますか?

一番気をつけているのは、自分自身の所作です。
カウンター調理では、常にお客様の目に触れるため、どんな所作でも美しく見えるよう心がけています。
また、お客様同士の会話の雰囲気にも気を配り、時にはお話をしながら、適切なタイミングで料理を提供するようにしているんです。
料理だけではなく、サービスを担当するスタッフとの連携も重要で、飲み物やおしぼりの準備にも気を配る必要があります。
大変な部分もありますが、「美味しかったよ」「ありがとう」というお客様の声を直接いただけるととても嬉しいですし、料理人としてのやりがいを感じますね。

ーー今後の目標を教えてください。

魚を捌くことが苦手でしたが、最近では捌ける魚の種類が増え、少しずつ自信がついてきました。
今後は、さらにスムーズで美しい捌き方を目指しながら、食材全般に関する知識を深めていくことが目標です。
スキルアップのために、普段の休みには他店の料理を食べに行って研究することもあります。
料理はやはり自分の舌で確かめないと再現できないため、日々経験を積み重ねながら、こうした研究も続けていきたいです。

ーー熊魚菴たん熊北店の魅力は何ですか?

人間関係がシンプルで、分からないことは質問しやすい環境が整っていることです。
挨拶や勤務態度といった基本的なマナーをしっかりと教えてくれるのはもちろんですし、若手にも積極的にチャンスを与え、技術指導をしてくれるのでとても感謝しています。
また、夏や年末には公休を含めて1週間の長期休暇が取れるため、実家に帰省したり、旅行に行くこともできますよ。

◯Iさん

格式高い会席料理に惹かれて

ーー料理人を目指した理由を教えてください。

母が栄養士であったことから、自然と食に関わる仕事に興味を持ちました。
そして、1年間の調理師専門学校に進学することを決意しました。
西洋料理や中華料理、製菓など幅広い分野に興味を持ちましたが、特に包丁技術を磨けることや、四季折々の食材を感じられる「和食」に強い魅力を感じたんです。

ーー入社したきっかけは何ですか?

就職先も和食に絞って探していましたが、調理の社員応募は男性が多いという現実に直面し、少し壁を感じていました。
そんな中、当社との出会いがありまして、見学に訪れた際の温かい雰囲気や、先輩方が親身に相談に乗ってくださったことが強く印象に残っています。
決め手になったのは、母と一緒に食べた料理がとても美味しく、季節を感じさせる格式高い会席料理に魅了されたことです。
そこから「ここで働きたい」と心から感じ、入社を決意しました。

ーー仕事をする上で大切にしていることは?

何よりも「盛りつけ」を意識しています。
なぜなら、お客様が最初に目にするのは料理の見た目だからです。
どれだけ美味しい料理でも、見た目が悪ければその魅力は半減してしまうと思います。
入社当初は必ず先輩に最終確認をお願いしていましたが、半年が経った頃に「もう任せるよ」と声をかけてもらえた時は、本当に嬉しかったですね。

将来は自分のお店を持ちたい

ーー仕事のやりがいを教えてください。

自分の努力が実を結び、成長を実感できることがやりがいになります。
もともと覚えるのが得意ではありませんでしたが、わからないことをそのままにしないよう、普段から意識して取り組んでいるんです。
分からないことは納得できるまで先輩にしっかりと聞き、できるようになるまで何度も努力をする。
その結果、今では新しいことを覚えるのが楽しくなりました。
また、熊魚菴では新人にも惜しみなく技術を教えてくれるので、スキルの習得が非常に早いです。
そういった環境で、次々と新しいことに挑戦できるのも、この仕事のやりがいに繋がりますね。

ーー今後の目標はありますか?

現在、副料理長という立場ではありますが、自分の技術や経験はまだまだ未熟だと日々感じています。
将来的には、自分の店を持ちたいという夢もありますので、今は熊魚菴で学べることをしっかり吸収していきたいです。

ーーここまで目標高く続けてこれた理由は何ですか?

目標とする先輩の存在が大きいように思います。
単に技術力が高いだけでなく、どんな仕事にも一切手を抜かないその熱心な姿勢から、多くのことを学びました。
また、自分が新人の頃に迷惑をかけてきた分、今度は私が後輩たちに惜しみなく技術を伝えたいという気持ちも強いです。
和食の世界は広く、他のお店で食事をするとまったく違う発想に出会うこともあり、常に刺激を受けています。
人生は一度きりなので、これからもいろんなことに挑戦していきたいです!

最後に

今回お二人のお話から、和食に対して情熱があり、料理提供のタイミングや盛り付けの仕方など、どうしたらお客様に喜んでいただけるかを意識されている様子が印象的でした。
また、会社の技術指導がしっかりされている様子から、和食の世界でどんどん成長していきたい方に最適な職場だと思います。
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