芸人さんの本が面白すぎる！
僕の親父はお笑いが凄く好きな人なので、芸人さんの本をよく読んでいます。読み終わった本を僕にくれるので、もちろん読むのですが、本当に面白い本が多いです。
今日は今までに読んだ本の中から特に面白かった3人の本を紹介していきたいと思います。ちなみに僕が今までに読んだ本はこちらからご覧ください。
バイク川崎バイク(BKB)
まずはバイク川崎バイク(BKB)さんの電話をしてるふりというショートショート小説集を紹介させて頂きます。ショートショートというのは、続きが気になる短い物語の事です。星新一さんなどがこのジャンルでは有名です。
バイクさんは自粛期間中にnoteに毎日ショートショートをあげていて、それが沢山の人の目に留まり、本を出版することになったそうです。素晴らしい才能が日の目を浴びやすい時代は最高ですね。
もちろん表題の『電話をしてるふり』も心温まる物語で好きなのですが、僕が特に面白いと思ったのは『偏見→偏見→偏見』です。26歳の童貞が苦手な飲み会に参加した時の話です。この童貞は女性を色眼鏡でしか見れません。
そして童貞とある女性の会話を中心に物語が進んでいくのですが、童貞が女性にどのような偏見を抱いているのかが逐一変わっていくの様子が面白かったです。会話のワンシーンを切り取ってみます。
俺
「あ、そうなんだ。てっきりクラブとかすごい好きなのかと」
飲み会好きそうなクラブは行かないうるせー女子
「アハハハ。よく言われる。でも私こう見えてって自分で言うのもなんだけど割と真面目なんだから！付き合ったりしたらほんと一途！浮気とかも一回もしたことないし」
俺
「ほんとに？ごめん。けっこう遊んでたりするのかなあと」
飲み会好きそうな意外と真面目かもしれない明るい女子
「ちょ、ストレートだね！ははは！ほんとだよ！よく見た目で判断されちゃうけどさ。こんな感じが好きなだけなのよ。元カレにも浮気してんだろとか勝手に疑われて。ほんとにしてないのにだよ？」
俺
「あー、そうなんだ。大変だったねそれは」
飲み会好きそうな一途な明るい女子
「そうだよ。それでさ結局私が浮気されてるんだよね…もう疲れちゃったよ」
こんな感じで女性に持つ印象がコロコロ変わっていきます。勝手に脳内で決めつけて気持ちが浮き沈みする様子に共感してしまう所がありました。このような面白い作品が沢山収録されています。
ひとまずnoteでバイクさんのショートショートをいくつか読んでみて面白ければ買ってみるのをお勧めします。僕も今バイクさんのnoteをフラっと見てたら、いい作品がありました。試しに読んでみてください。
ブラックマヨネーズ吉田敬
ブラマヨ吉田さんのエッセイが詰め込まれた本です。無茶苦茶なことを言っているように見えるが、筋が通っているので、なぜか納得してしまうものが多いです。
僕はアメトークが小学生から好きで、この番組でブラマヨさんを好きになりました。少し話が逸れてしまいますが、特にだから嫌いなんだ発表会という企画の吉田さんのプレゼンは抜群に面白かったのです。
男前が嫌いという流れで、男性･女性それぞれの顔に点数をつけて、2人合わせて10点以内じゃないと結婚できないという法律を提案していました。だから6点の顔を持つ人は4点以下の人としか結婚できないって感じです。
例えば宮迫さんは整った7点の顔なので、3点以下の女性としか結婚することができません。逆に蛍原さんは3点なので、7点の顔を持つ綺麗な女性と結婚することができます。この法律により、顔の格差をなくしたいそうです。
もしこの法律が受け入れられないなら、男前はせめて鉄球を付けて生活してくれと言ってました。毎日「なんかしんどいなぁ～！」という気分を味わって欲しいとのことです。
こういった吉田さんのひねくれているが理屈が通っている考えが沢山見れる本です。本当に面白くて、ブラマヨの漫才を見たくなるし、ホンマでっかTVも見たいと思えてきます。
インタビュー：ブラックマヨネーズ吉田敬(聞き手･俺)というものもとても面白いです。自分しかいないのに(一同爆笑)とか、ゴリゴリに詰めた質問したりとかしてました。今度自分もnoteでやってみたいです。
キングコング西野亮廣
キンコン西野さんの本はビジネス本なので、芸人さんの本というジャンルで紹介するのは変なのかもしれませんが、本当に面白いです。僕は今まで革命のファンファーレと夢と金という２冊を読んできました。
絵本の無料公開やクラウドファンディング、NFT、VIP戦略など新しい方法を自分が実際に試して、現場で得た学びを書いています。横文字を無駄に使っていなくて、分かりやすくて読みやすかったです。
正直僕みたいな人間がクラファンとかNFTを知った所でどうなるんだって話ではありますが、新しい方法を批判せずに自分の選択肢を増やすという考え方を学べている気がします。
あとは単純に文章が圧倒的に読みやすいです。改行や空白の使い方が抜群だし、語りかけるような文章はとても参考になります。笑えるところも随所に散りばめられてるので、ビジネス本にもかかわらず1日で読み終われます。
Voicyの文字起こしなどではありますが、一応noteもやられているみたいなので、見ても面白いと思います。
おわりに
たりないふたりの本とかは今までにも何度も紹介してきたので、今回は紹介しないでおきましたが、本当に面白いし学びになる部分が多いので、読んでみることをお勧めします。
これからも沢山の芸人さんの本を読んでみたいと思っています。今一番気になっているのは、ラランドニシダの小説です。めっちゃ読みたいです。
本日も読んでくださりありがとうございました！