M-1グランプリの感想①

12月24日にM-1グランプリが開催されました。録画で見た部分や生で見れた部分など色々あったのですが、とりあえず事前番組と敗者復活戦と本戦について書いていきたいと思います。

昨日自分なりのM-1グランプリの楽しみ方についてまとめた動画も投稿したので、よければご覧ください。

いよいよ開幕M-1グランプリ2023！

トータルテンボスとスーマラ武智さんによるTVer限定番組でした。今年から新しくなった敗者復活戦の会場から生放送の番組だったのですが、凄く面白かったです。

本戦と敗者復活戦の出場者を解説していたのですが、準決勝でのウケ具合、普段の舞台でのウケ具合、芸歴、事務所、芸人さん同士の関係性、今までの戦績など同業者にしかできないほどかなり詳しかったです。

また敗者復活戦に出場する漫才師の方の楽屋に事前取材をしていたのですが、トータルが邪魔をしないように最大限の配慮を払っていて、やはり漫才師の方へのリスペクトが凄いなと思いました。

敗者復活戦

司会が陣内智則さんと西野七瀬さんだったのですが、とりあえず西野七瀬が圧倒的に綺麗でした。敗者復活戦に花が添えられていたと思います。

今年から審査の方法が変わって芸人審査員の方が5名いらっしゃったのですが、その方々のコメントが凄く分かりやすくて、さらに楽しめました。
全組本当に面白かったので少し感想を書いていきます。

Aブロック

ぎょうぶと華山は初めて見ました。どちらもネタが気持ち悪かったけど、面白かったです。ロングコートダディは堂前の大喜利力が出ているようなネタで1つ1つのボケが強く感じました。

ニッポンの社長のネタは尖ってて面白かったし、オチと時間制限の爆発音のタイミングが重なって、ケツのオチの言葉が「ドカン！」って音で全く聞こえなかったのが敗者復活っぽくて面白すぎました。

20世紀は初めて見たのですが、ネタが突飛すぎて凄く笑ってしまいました。ママタルトの漫才もあんまり見たことなかったのですが、キャンプの情景が凄く伝わりやすくて面白かったです。

ヘンダーソンも全部のボケが強すぎて最高でした。でも山内さんも言ってた通りサバイバル投票って、後半の方が印象に残りやすいから有利なのかなとも思ってしまいました。ただ全組面白いのは間違いないです。

Bブロック

豪快キャプテンは初めて見たのですが、声量が凄く大きくて持って行かれました。鬼としみちゃむも初めて見たのですが、個人的に凄く好きでした。悪口を面白く言う人は本当に尊敬します。

スタミナパンも初めて見ました。キャラが強くて、言ってることが全部変すぎて笑えました。トムブラウンはマジで意味分からないけど面白かったです。つかみの「上戸彩…です！」「ダメー」が最高でした。

エバースも漫才を初めて見ました。交通費を無くすためにケンタウロスになるという題材だったのですが、よくそんなこと思いつくなという天才的なネタでした。めっちゃ好きです。

ナイチンゲールダンスも凄く好きです。ボケが全部強すぎて、ずっと笑ってしまいました。オズワルドも凄く面白かったんだけど、今までのインパクトが強すぎて、お客さんのハードルが上がっている気がしました。

Cブロック

1組目は関西の実力派のドーナツ・ピーナツでした。しっかりした漫才で、凄く面白かったです。きしたかのはバラエティ番組でしか見たことが無かったけど、漫才もキャラが凄く出ていました。

シシガシラは審査員の方々も仰っていましたが、新しいハゲネタを開拓している感じがありました。このままの勢いで本戦まで勝ち上がっていきます。ダイタクは双子ネタではなくて、親父ネタをやっていました。

ななまがりは全てのボケが突飛で強くて個人的には敗者復活で一番好きでした。あれだけ意味分からないこと言っていて、全部で笑いを取っているのが本当に凄いです。

バッテリィズは初めて見ました。角さんが凄く変な髪形だし馬鹿そうに見えるけど、言っていることが正論で面白かったです。フースーヤもボケが全部強いし、途中にギャグも入るし、凄く好きな漫才でした。

本戦

今年の「面白い」の所で顔を映し出されたのはマユリカの阪本さんでした。あのVTRとか演出とかスタッフさんの熱量が感じられて好きなんですが、とにかく全体通して緊張感がえぐすぎました。感想を書いていきます。

①令和ロマンは去年の敗者復活で初めて漫才を見たのですが、本当に面白くて今年の漫才を凄く楽しみにしていました。不利と言われるトップバッターでも高得点を収めていて凄かったです。

②シシガシラは敗者復活で歌ネタをしていたけど、ダンビラとモグライダーが歌ネタをするのが分かっていたので、ネタを変えたみたいです。面白かったので、僕はハゲネタを続けて欲しいと思います。

③3番目で優勝候補のさや香が出てきました。去年準優勝だったのでハードルが上がっているはずですが、それでもファーストラウンド最高点を叩き出すのがえぐすぎるなと思いました。熱量高くてやっぱり面白いです。

④カベポスターは最後嚙んだとか言ってたけど、個人的にはそこまで気になりませんでした。設定も良いし、落ち着いたトーンだけど凄く面白かったなと思います。

⑤5番目は関西の実力派のマユリカでした。今年東京に出てきて勢いが凄くあるので、めっちゃ期待してました。きもだちという紹介のされ方がまず面白すぎるし、ボケが全部強くて本当に好きでした。

⑥ヤーレンズは初めて漫才を見たのですが、松本さんが仰っていたように小さいボケも含めて全部面白いし、全ボケ誰かにハマるように出来ていたと思います。僕は「ゴスペラーズ誰が好き？」というボケが好きでした。

⑦続いて3年連続決勝進出の真空ジェシカでした。マユリカ、ヤーレンズとボケが多くて強い漫才が続いた後だったのですが、真空ジェシカもボケが強いし突飛な設定なのが凄く面白かったです。

⑧ダンビラムーチョは去年の敗者復活の生きとし生ける物へを歌うというだけのネタが凄く好きでした。今年は本戦でカラオケを題材にした凄く面白いネタだったのですが、あまり点数が伸びなかったのが残念です。

⑨くらげはなんでお前がそんなの詳しいんだよって言うのが面白かったのですが、くらげもあんまり点数が伸びなかったのが残念でした。でもその後の配信とか見ていて、くらげの2人のキャラとか凄く好きになりました。

⑩モグライダーはともしげのキャラが定着し、天然ボケを期待されすぎて、あんまりウケなかったと審査員の方が仰られていたのですが、確かに緊張をかんちょうと間違えたのは面白すぎたし、本当に難しいなと思います。

おわりに

トップバッターが強すぎると、基準が跳ね上がっちゃって、審査員の方が他のコンビに低い点数をつけるしかないし、低い点数を付けるときちんと理由を話さなければならないので、凄く厳しい大会になった印象でした。

でも令和ロマンは本当に面白かったし、コンビ名に「令和」「ロマン」と入っていることからも分かるように、新しい時代の到来を感じさせるような素晴らしいM-1になったと思います。

明日はM-1グランプリの関連番組の感想を書きたいと思いますので、その投稿もよければご覧ください。令和ロマン個人的に凄く好きなので、出来る限り追っていきたいと思います。

本日もよんでくださりありがとうございました！