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「忙しい」を言い訳にしない

僕は「忙しい」という言葉があまり好きではないです。この言葉の定義が人それぞれなので、あくまで「僕の解釈では…」という文脈で読んでいただければと思います。

ちなみにどんな経験からそういった考えが生まれたのかは以下の投稿をご覧ください。


本当に忙しい?

タイパ(タイムパフォーマンス)で考える

自分も元々は「忙しい」と思うことが本当に多くて、もっとタイパが高い人になりたいと考えていました。そんな時にこの本を読みました。

この本には、仕事を集中仕事(難しいレポートなど集中力を要する仕事)と、非集中仕事(LINEの返信など集中力が要らない仕事)に分けて、最大限成果を出す方法が書かれています。

例えば朝時間の有効活用などです。様々な研究により、朝の30分は夜の2時間に匹敵する集中力だと言われています。そのため、朝に集中仕事に取り組んで、集中力の切れた午後に非集中仕事に取り組むべきです。

その理想的な仕事の仕方をグラフにしたのが以下のものになっています。

もっとも集中力が高い最初の1時間集中力が50いる集中仕事に取り組みます。そして集中が切れた5時間経ったタイミングでは、集中力が10しか必要でない非集中仕事に取り組んでいます。これがまさにタイパが高い人です。

それに対して、タイパが低い人は集中力が50いる仕事を、集中力が30しかない状態で取り組んだりします。すると20オーバーしているので、もちろん出来るわけがなく、その後もやる気が無くなってしまいます


人によって学部やバイト、所属する学生団体、サークルなどが違うため、抱えているタスクは様々です。そのため、比べることは中々出来ず、人のタイパを把握することはできません。

だから、忙しいと言っているが、それはタイパが低いだけなのか、最大限効率化して仕事に取り組んでいるが、それでもまだ抱えているタスクがあるのかは誰にも分かりません。

それにも関わらず「最近忙しいわ~」とか言ってると、自分の能力がないことを周りに言いふらしているように思えてしまいます。だから恥ずかしくなって「忙しい」と言うのを辞めました。

本当に最大限効率を上げて仕事に取り組めているのか、本当に無駄な時間は1秒もなく過ごしたうえで、今時間がないのか、そういった問いかけをしてから「忙しい」という言葉を使いたいと思います。

忙しさと有能さは比例しない

前回別の投稿でも書きましたが「忙しい」と言っている人の中にも、人から頼まれた仕事をただ受動的にこなしている人と、自分から仕事を見つけて能動的に動いている人の2種類いると思います。

僕は言われた仕事に取り組むだけの人にはなりたくないと思っています。しかし、忙しいという言葉だけだと、その見分けがつきません。こういった理由からも「忙しい」という言葉は使いません。

また「忙しい」という人に「何で?」と聞くと「色々やることがある」と答えて、自分のタスクを把握できていないことも頻繁にあります。やるべきことが整理できていないと、手に負えないのなんて当たり前です。

携帯をどれだけ触ってる?

忙しいと言っているくせに、平気で携帯を1日2時間触っている人とかもいます。よくそんな時間を捨てといて「忙しい」なんて言えるなと思います

確かに大事なLINEに返信しているのかもしれません。でも、もし通知が来るたびに返信なんかしてたら、物凄くタイムロスです。一度通知に反応して切れた集中力はなかなか戻りません。

携帯のスクリーンタイムを見た時に、本当に無駄な時間が一秒もないでしょうか。ちなみにSNSを休憩する時に見ているという人もいるかもしれませんが、SNSでは脳が興奮して休まってないので休憩してないのと一緒です。

そこに使っている無駄な時間を削ることなく「忙しい」なんて言うのは無茶苦茶です。

チャンスが回ってこない

少しだけ学生団体の代表をやっていたのですが、仕事を振る時はかなり気を遣うことが多いです。ちなみにその学生団体については以下の投稿をご覧ください。

気を遣ってしまうので「この人に今これを任せたら負担に感じるかな~」「断られるかな~」と考えた時は、基本的にその人に仕事を任せません。

断られるのは誰でも面倒なので、僕以外にもこういう考えを持っている人は多いと思います。すると「忙しい」と頻繁に言う人は、仕事を振られることが無くなるので、チャンスが回ってきません

しかし、そういう人は目の前の課題に手一杯なので、自分から何かを始めることは中々ありません。そうして、少ない課題に沢山の時間をかけて取り組み、人から振られる仕事も断り、自分から動こうともしない人になります。

相談できない

さっきは先輩目線だったので、後輩からの目線で考えてみます。後輩がもし何か抱えている課題があったとしても、先輩が忙しそうにしていると、わざわざ時間を取って、相談するのは申し訳なく感じてしまいます

そのため、小さな課題は見て見ぬふりをしてしまい、しばらく経った後に、大きな課題となることはよくあります。だから気軽に相談できる環境を作るためにも、余裕のある先輩である必要があります

忙しさの競い合いになるだけ

忙しい」と誰かが言い出すと「いやそんなん言うんやったら私も忙しい」ってなってチームの士気が下がります。そもそも気分を下げる言葉を言う意味が分かりません。

そもそも忙しさの定義なんて人によって違うから比べようがありません。それにも関わらず「忙しい」と不満を漏らすことには何の意味もありません

おわりに

「忙しい」という言葉の定義自体は人それぞれなので「自分の好きな予定を沢山いれて毎日忙しい!」という使い方をしている人もいると思います。それは本当に素晴らしいと思います。

あくまで僕の解釈の「忙しい」は自分が仕事出来ないと認めてしまうなので、使いたくないと思います。ただ人は暇を物凄く嫌う生物みたいなので、自分で好きなように時間を使って、充実する人生は送りたいと思います。

本日も読んでくださりありがとうございました!


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