責任と上下関係
人間の上下関係ってのは「責任の重さ」で決まる。ただ責任の重さを正しく理解している人間は精々20%ほどである。なんとなく感じている程度の人間は30%
つまり人間は基本的に「責任」という概念を理解しない。そこで簡略化された指標として「地位」というものが作られた
「地位」というものは外部に向けて「この人は当組織において、こういう責任を背負っています」と伝達するためのものである
であるからして、その組織の活動と関係ない人間にとっては、地位が高かろうが低かろうが、基本的に全く関係の無いことである
例えば男女関係で相手がいい会社に勤めている。これは収入が多く安定しているので「得」ではある。ただ得であるだけで人間としての上下関係とは直接的には関係しない
人間としての上下関係が決まるのは、二人の活動における様々な場面で「責任を多く取った方」が上で「責任を逃れた方」が下になる
例えば、歩きにくい靴を履いてきて足を痛めた。ここで「不適切な靴を履いてきて申し訳ない」と自分で責任を取るのと「足が痛いから何とかして欲しい」と相手に責任を押し付けるか、そういうものの積み重ねで人としての上下が決まっていく
これを数え間違える奴が「勘違い野郎」という事だ
また、相手の能力を使えば必ず上下関係が発生する「将来起こるであろう問題のために予め能力を身につける」は責任ある行動で「問題が起こるまで何も身に付けない」は無責任な態度だからな
低能が下に見られるのは、この理屈による所が大きい