ゾウは木に登らない
「あの人はすごいな、自分は落ちこぼれだな」
人と比べて、自分のことを無能判定するひとは少なくないと思う。日本人は特に。
そんなとき、
「人と比べずに自分なりに頑張ればいいんだよ」
と言われることが多いと思う。
まあ確かにそうなんだが、そんなこと言われても比べてしまうものは比べてしまうんだよって思う人も少なくないだろう。
そんな人には是非ともこの言葉を思い出してほしい。
「ゾウは木に登らない」
どういう事かというと
自分がゾウだったとして、サルとかリスみたいに木に登るのが得意な動物と自分を比べることがあるだろうか、ということだ。
当たり前だがゾウは木に登れない、もっと言うと「登らない」というのが正しいだろう。私たちが人と自分を比べることは木に登らない自分と木に登る動物を比べるようなものである。そもそも戦うフィールドが違うのだから比べるのは変な話である。
ゾウは木に登らないし、チーターは海を泳がないし、カバは空を飛ばない。
でもゾウは力が強いし、チーターは足が速いし、カバは顎の力が強い。
どうしても自分と人を比べてしまいがちだが、人と自分を比べるのではなく、自分が何が得意なのかを考えることが大事である。
自分が輝ける世界を見つけよう。
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