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2月14日(金)に新刊絵本『もしぼくが鳥だったら:パレスチナとガザのものがたり』のオンライン講演会を開催します
オンライントーク 絵本『もしぼくが鳥だったら――パレスチナとガザのものがたり』(2025年1月25日刊行)を開催します
開催概要
(登壇)片桐早織さん(中東絵本翻訳者) × 鈴木啓之さん(巻末解説/ 東京大学 中東地域研究センター・特任准教授)
【オンライン開催/アーカイブ配信あり】
🗓️2025年2月14日(金) 19:00~20:30
(接続開始18:45~/アーカイブ配信 同日21:30~)
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パレスチナの占領、追放と入植を、主人公の少年がやさしく率直に語る絵本『もしぼくが鳥だったら――パレスチナとガザのものがたり』
片桐さんが2016年にアラビア語から翻訳し、昨年クラウドファンディングで245人の方々からご支援いただいた絵本が、ようやく出版されました。
翻訳者の片桐さんには、絵本との出会いと翻訳の経緯、そして、本作品以外のパレスチナを描いたアラビア語絵本もご紹介いただきます。
解説を書いて下さった鈴木啓之さんには、この絵本に描かれていること、また、絵本には描かれていないパレスチナの歴史や現状についてお話しいただきます。
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パレスチナとイスラエルの問題は、とてもセンシティヴなトピックとして捉えられ、口に出すのも憚られると感じる方も多くいます。情報がありすぎて分かりにくいと感じられることも少なくありません。
絵本は、とても敷居のひくいメディアです。やさしいおはなしから・絵から発見したり、知らなかったこと・今まで目をそむけてきたことに気付くことは、どんなテーマであれ、気負うことのない楽しい時間であってほしいと願っています。
登壇者プロフィール
【片桐早織さん】
国文学科を卒業後、オリエント考古学を学ぶ。古代オリエント博物館・早稲田大学・筑波大学などの発掘チームに加わり、シリア、エジプト、イスラエルの発掘調査に参加。更に中東の各言語や昔話を学ぶ。
アラブイスラーム学院第1期卒業。司書資格を生かし同学院の司書も務めたほか、国際子ども図書館(国会図書館分館)にて中東言語絵本の選書などを担当。中東の絵本や昔話についての研究、講演多数。また中東と日本の昔話紙芝居を制作、多言語で演じ、物語を双方向に届けている。
【鈴木啓之さん】
東京大学中東地域研究センター・特任准教授。学術博士(東京大学)。著書に『蜂起〈インティファーダ〉と占領下のパレスチナ(1967~1993年)』(第9回南原繁記念出版賞)、編著・共著書に『ガザ虐殺を考える』『ガザ紛争』『パレスチナ/イスラエルの「いま」を知るための24章』『中東を読み解く:東大駒場連続セミナー』、共訳書にラシード・ハリーディー著『パレスチナ戦争:入植者植民地主義と抵抗の百年史』ほか多数。
日本記者クラブでの会見(解説)(2021年7月)、NHK「クローズアップ現代」への出演・解説 (2023年11月、2024年5月、2024年10月)ほか、テレビ報道番組やオンラインセミナーでの解説・講演も多い。
【主催】ゆぎ書房
🔽詳細&申込(アーカイブ配信あり)
【お問い合わせ】
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▶️CAMPFIRE クラウドファンディング・プロジェクト
パレスチナ/ガザの翻訳絵本を緊急出版したい+「ガザの子ども図書館」展を全国で
▶️「絵本『もしぼくが鳥だったら』とガザの子ども図書館」展
― 各地で順次開催中
▶️翻訳絵本『もしぼくが鳥だったら――パレスチナとガザのものがたり』
全国の書店とネット書店にてご注文・ご購入いただけます。
(2025年1月25日刊行)
ファーティマ・シャラフェッディーン(文)、アマル(絵)、片桐早織(訳)、鈴木啓之(解説)
ISBN978-4-910343-08-2 ¥1,980(税込)