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2023卒で東京の会社に新卒入社したけど、本当は私は田舎で働きたいんだよな~~。
岩手県盛岡市出身の2000年生まれ。
地元の少子高齢化を肌で感じていたことや、地域活動やリノベーションを頑張る大人との出会いがあり、東京の大学でまちづくりについて学んだ。
盛岡も東京も、「山と川しかない田舎」なんてことはないシティだったので、本当の日本の田舎には住んだことも行ったこともなかった。
しかし、卒業論文の執筆のために四国のとある田舎町に3週間ほど滞在し、私の価値観ががらりと変わった。
滞在した場所がよかったのだろうが、背伸びをしていないありのままの「私」が受け入れられている感覚。
滞在した3週間の間に、その町は私にとってかけがえのない居場所になった。
また行きたい、行ったら「ただいま」と言える場所。
その町で暮らす人たちも、みんな助け合いながら、自分の仕事をきちんとこなしている。みんなで町を回している。
その町に暮らす人々は、みんなやりがいをもって働いていて、キラキラして見えた。
こんな町に暮らしたいな。
その思いを捨てきれず、しかし内定は既に出ていたので、東京の会社に新卒入社した。
でもずっと思っている。私に東京は合っていない。
私を受け入れてくれる田舎町に住みたい。
捨てきれない思いを抱えたまま、私は今日も会社を辞めて移住する計画を練る。