雑記 3/2
気付けばもう春の香りがしはじめた3月。
早いものですね。
なんのかんのと落ち着かない毎日ですが、ひと月半で懐かしい作品に戯れつつ、積ん読の山を少し崩してきました。
相変わらず読むペースは遅いももの、懐かしい作品はやっぱり懐かしかった。
原点回帰ではないですが。
学生時代、エンタメ小説に手をつける前は夢中でこちらの作品にハマっていたことを思い出しました。
それがこちらのシリーズ。
同世代の方は知ってる方もいるかも知れませんが。
前田珠子さんの破妖の剣シリーズです。
ガッチガチのファンタジーです。余計なことを考えずに世界観に浸れるのがファンタジー作品の好きなところ。
因みにこのシリーズ、これで全巻ではないんですよね。
もう1作(30冊)+外伝(3冊)あるそうで、そちらは追いかけきれなくなってから出ているので本当に全くの未読。
読み返し分は、四半世紀も経つとこんなシーンあったっけ? なんて思うシーンもありましたが、純粋に楽しんでいました。
イラストを担当されていた厦門潤さんの漫画も好きだったな。
今のようなデジタルできれいな絵というより、アナログの繊細な雰囲気が。
そうそう。
このシリーズを夢中で読んでいた頃って、友人と小学生の作文の延長のようなものを書きあって、回し読みして満足してた時期なんですよね。
懐かしいやら恥ずかしいやら。そんな時期もあったな、と思ってしまうくらい昔の話。
当時、文体を真似てみようと散々イタズラをしていたことを思い出しました。
同じ時期に読んでいたのが、氷室冴子さん、若木未生さん、瀬川貴次さん、霜島ケイさん、他たくさん。
随分いろんな作家さんの文体に憧れて、実験失敗ばかりしていた頃です。
そしてこちら。
同じ時期に新刊が出るのが楽しみでしかたなかった、霜島ケイさんの作品。
こちらの作品がデビュー作だったそうで、あとがきまで読んで思い出しました。
すっかり忘れていた自分に驚くという記憶の曖昧さ。
またタイミングを見て読み返そうと思っている封殺鬼シリーズのインパクトが大きかったからかもしれないですが。
そちらのシリーズは、高校在学中に民俗学にどハマりするキッカケになったシリーズです。
どちらも、懐かしさと、新たな発見をいくつかした作品でした。
そしてストーリー展開が好きな作家さんたちなので、読んでいて心地よかった、というのが共通の感想。
積ん読の山が崩せたら、また未読分読破と読み返しをしたい方達です。
他にも読んだ作品はあるのですが。長くなりそうなので次回。
さて。
そろそろ放り出したままにしてしまっているものたちの続き、手をつけてきます。