指す将順位戦9th 9〜11回戦

とうとうコロナになってしまい、暇なので布団の中からスマホでnoteを書いてます。最初の2日くらいは結構しんどかったですが、今はやや鼻が詰まっているのと喉が痛いの以外は大体元気です。それはさておき、本記事では今期指す順のラスト3局について振り返りを書いていこうと思います。


9回戦 自称銀冠党総裁さん戦

9回戦の相手は自称銀冠党総裁さん。何局か他の人との将棋を見た感じでは、かなり早指しなのと、さまざまな戦型を指されているという印象が強かったです。
何を指してくるのだろうとビビりながら迎えた本局は私が後手で、先手の角換わり右玉を受ける形に。

図は先手が5筋の歩を交換してきたところ。ここで私は△3五歩と突きました。▲同歩なら△3六歩〜△6九角、▲同飛なら△5四金とかで相手の飛車を目標にしようということですが、ここでは強く△5二飛とぶつけてしまう手があったようです。確かに交換になって▲8二飛などとされても△5一歩のような頑張りが効くのでなるほどという気もします。とはいえ6三の金が離れてると言えば離れてるし、銀矢倉の形を崩すことにもなるので知らないとなかなか指しにくいかなあという印象です。

その後もいろいろありましたが、1番印象に残っているのが最終盤。

私が△5六角と王手した局面。ここで私は▲4七銀△同香成▲同金△4九銀▲4八玉△7九竜▲同金△5八金▲3九玉△4七角成という順が耐えていると信じて踏み込んでおり、それは実際間違っていなさそうだったのですが、実は最初の▲4七銀に代えて▲4七金と立たれる手がありました。これだと手順中の△4九銀〜△5八金という攻めができず、負けていた可能性が高いです。そもそも▲4七金という手を1秒も考えていなかったので、自分の終盤の読みの甘さを感じました。
本譜は幸いどちらでもなく▲2七玉だったため、△4八香成以下勝ちきることができました。

10回戦 ひまわりさん戦

10回戦の相手はひまわりさん。同じ県に住んでいて学年も1つ違いという、ネット将棋大会で当たんのウケるというレベルの近しい人物です。最近は令和最強戦やアマ名人戦全国大会でベスト8まで進んでおり、調子も良いのだと思います。私ですか?いや代表取れてもいませんが……

戦型は私の後手で角換わり▲早繰り銀-△腰掛け銀

図は▲6一角と打たれたところ。たしか△4五角と間接的に狙われている側に紐をつけながら応戦する手が良かった気がしますが、以前先手を持ってやってみた時に△6三角でも攻め方がわからなかったような気がしたので本譜は△6三角としました。
ただ、この後の進行を見ていると明らかに△4五角のほうが得だったので、今後は改めます。

進んで中盤。

図は先手が5四の角を取った局面。ここで私は△7六飛と走りましたが、▲6五銀がド激痛で、ここで将棋が終わりました。代えて△5六桂と玉のそばの金に狙いをつけて桂を打ち、仮に▲5八金などと躱して来ればそこで△7六飛もありますし、△6八歩のような攻めもあります。
△5六桂のような手との比較をロクにせず、「次に▲6四銀とか痛いからな〜」くらいの感じで手拍子で飛車を走ったのが悔やまれます。
以下は的確に押し切られて負け。

11回戦 こまちさん戦

11回戦の相手はこまちさん。去年のA1から上がってきた方で、秒読み60秒を丁寧に使って間違いのない指し手を積み重ねてくる印象です。私は結構我慢できずにパッと指してしまうキッズなので、そういうことができる方は凄いなと思います。
ちなみにこの対局は勝っても負けても不戦敗しても順位が両者変わらないという、逆に珍しい背景(?)がありました。

私が後手で、戦型は四間飛車。

エグい作戦負けで草。
急戦の構えにしておきながら相手の左銀が5六に出てきたことや7八金と供えられたことにビビってモチモチと駒組を続けていたら、右玉に天守閣を組むウケ狙いの駒組みたいになってしまいました。
感想戦では、先手が左銀を出してきた時などにビビらずとっとと△7五歩とかで仕掛けていったほうが良さそうですねということになりました。そらそうやね。

そして最終盤。

なんとか攻めあいに持ち込んで敵玉を受けなしに追い込み、あとは自玉が詰むかどうかという局面。結論から言えば自玉は詰まないので、ここは正しく指せば勝ちになっています。ただ、この▲3四飛の局面で私は正着を指せませんでした。
本譜は△3二金打としましたが、これは逃れていません。▲2二桂成△同玉▲1四桂△1三玉▲2二銀を△同金と取れるようにしている意味ですが、△2二同玉に▲3三銀が痛打で、以下は取れば2二への効きが消えるし、△1三玉は▲2二銀打から追い込まれて詰みとなってしまいます。
正着は△3三角と角を上に合わせる手でした。確かに2二に効かせていますし、ここに打てばさっきの▲3三銀で効きを逸らされるみたいなこともありません。3三に駒を打つ手は全て▲1四桂△3二玉▲2二飛以下ダメだとほぼ最速で切り捨てていたので、これは浮かびませんでした。
本譜はこの後相手にも一失があり、奇跡的に逃れて勝ち。序盤から終盤まで全部ダメでしたが、たまたま助かりました。

全局終了

11局を終えて、今期は総合戦績8-3となりました。リーグ表を成績順で見ると、上位3人に綺麗に負けての8-3ということで、これはもう4位中の4位ですね(?)
完走した感想とかについては気が向いたらまた書こうと思います。期待せず待っていただからばと思います。


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