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妬みと言う感情の抑え方

皆さまこんばんは、弓削彼方です。
本日は「妬み」と言う、良くない感情を抑えるための知識です。

そもそも妬みとは何か?
他人の地位や財産や能力などを自分と比べて、その多い少ないを気にして憎しみにも似た感情を抱くことです。
これは人間の感情の中でも、一位二位を争う悪い負の感情で、福沢諭吉も学問のすすめで、「そう言う感情は持つだけ害だ」と戒めたほどです。
さて、この負の感情である妬みと決別するためにはどうすれば良いか?
その方法を3つご説明したいと思います。

1.他人と比べない
当たり前すぎる方法で拍子抜けすると思いますが、妬みを持たない一番の方法は、自分と他人を比べないことです。
比べるモノがなければ、誰かより多い少ないなどと悩むことはありません。
しかし、これが一番難しいのも承知しています。
ですので、比べる対象をできるだけ減らしましょう。
隣の家のお金持ちのお医者さんと、自分の財産を比べるのは止めましょう。そもそも仕事が違うのだから、収入や今持っている財産を比べる対象になる方がおかしいのです。
地元で社長になった同級生と、都会で就職してまだ係長の自分との地位の違いを比べるのもおかしな話です。彼は都会に出るのを我慢して、地元で自分の事業を興して社長になったのです。違う道を歩いてきた者同士を比べるのは間違いです。
こうやって考えて行けば比べる対象は減り、少しだけ他人への妬みが減っていくようになります。

2.自分の分野で王者になろう
もし仮に、貴方がその分野で一番であれば、誰かを妬むことはなくなりますよね。
ならば、自分が王者になれる分野を作りましょう。
例えば、「絵を描く」と言う大きなジャンルで戦おうとすれば、自分より技術が高い人が沢山いるわけで、当然自分より上の人と比べて妬むようになります。
でも、「人を描くのが得意」とか「建物を描くのが得意」と言う風に分野を絞れば、自分の絵が上手いランキングはぐっと上がるはずです。
さらに「人を描く」でも、女の子を描くのが得意か男の子描くのが得意か?
同じ性別でも子供を描くのが得意か、成人を描くのが得意か、年寄を描くのが得意かと絞って行けば、実は自分は渋くて恰好の良いおじさまを描くのが得意で、そのジャンルではかなり上位に入ると知ることができます。
その「ジャンル」の範囲や大きさを気にする必要は無く、すごく小さな分野で構いません
その分野の中で貴方が王者であれば、他人を妬む可能性は大きく減ります。
それでも、どうしても自分より上にいる数人が気になってしまうのであれば、次の3番目の方法を試して下さい。

3.妬みを憧れ変える
妬みと言う感情は負の感情であり、自分が何か行動する為の原動力となるわけでもない不要な感情です。
しかし、この妬みを「憧れ」に転換することが出来れば、自分が行動するための原動力となる正の感情になります。
「あいつだけお金を沢山持っていて憎い」と言う妬みを、「自分もあれだけのお金が欲しい!なら、お金を得る為にはどう行動すればいいか?」と言う風に考え方を補正していきます。
絵を描くことでも「あの人の絵は自分より人気があって妬ましい」と言う考えを、「人気が出るには絵の上手さが必要だ。なら自分もあの人の技術に近づこう。その為には何から練習していけばよいのだろうか?」と変えればいいわけです。
これでいつの間にか、妬みと言う負の感情は憧れと言う正の感情に変り、正の感情である憧れは、健全な考えと行動の原動力となってくれます


今回は簡単に3つの方法を説明しました。
妬むと言う感情は何の生産性も無く、ただただ自分が苦しい思いをするだけの意味の無い感情です。
人間であれば感情と向き合わないと言うのは無理な話ですが、その向き合う感情はできるだけ良い感情に絞り、負の感情は意識して取り除くようにしましょう。
そうすればいつの間にか心は軽くなり、今までより少しだけ快適な人生を送れていることに気付くはずです。



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