
恵方を巻いて
今日は節分でコンビニにもスーパーにも恵方巻がぎっしり並んでいる。海鮮の海苔巻きはもちろん、トルティーヤ、生春巻き、スイーツまで円柱状に何かを包んだ食べ物なら恵方巻ということにしてしまおうということらしかった。
YouTuberが節分は日本で1番食品ロスが出る日なのだと話していた。恵方巻の文化が全国区になってまだ20年は経っていない気がするが、いかんせん日持ちしない材料ばかりなので売れ残ってしまったら悲惨だ。
19時を目前に今日中に捌ききれないのでは?と思う程のプラケースに入った恵方巻がショーケースに積まれているのを見た。米不足だと俄かに信じられない騒ぎが起き、米も高騰している昨今、あれが廃棄されてしまうのかと思うと胸が痛んだ。
お値段もイベント価格でお手頃とは言えず、家族分を購入するとちょっとした外食と変わらない。夕食が海苔巻き1本だけというわけにもいかないだろうから節分に恵方巻カルチャー取り入れて楽しむ場合、まあまあお金のかかる行事である。
ともあれ節分は立春の前日であり、立春は陽の氣が始まる大切な節目であるから、明日からまたひとつ新しい気持ちを留め置く。
ちなみに3月の春分の日は「宇宙元旦」で、まだまだ仕切り直せるから「今年こそ!」とひと月前に思ったあんなことやこんなことを諦めるにはまだ早いぞ、私。
2/2 21:04