信頼できる顔とは？～2013年論文要約～

2013年チェコで行われた研究論文で信頼できる顔や目の色の相関などがあるかを調べた実験になります。
チェコ共和国プラハのカレル大学理学部の学生 80 名 (男性40名、平均年齢20.8歳、女性40名、平均年齢21.2歳で表情は無表情、化粧や装飾品もしない状態で写真を撮影しました。
目の色は【茶色】と【青色】の方のみが比較対象としています。
この写真を同学部(理学部)以外の生徒238名(男性98名、女性142名)平均年齢23.1歳の内105名に信頼性の評価してもらった。
評価者の目の色の内訳として
・青色99名 (男性 45名、女性54名)
・緑色61名(女性38名、男性23名)
・茶色78名(女性50名、男性28名)です。
結果は以下の図になります。

図1

男女共に茶色の目の色の方が信頼性が高く評価されました、そして女性の場合強く出る傾向にあったそうです。
しかしながら目の色を変更(編集処理)し、再度評価を行ったところ統計的に有意な差がほとんどなかった事がわかった。
ですので次の実験は何が信頼性に寄与しているのか？
その為に顔の縦横の比率(WHR)を調べて、相関性をみたところ負の相関がみられた。ですがこれは女性では見られず、男性のみの傾向であった。
以下に顔の系統を記します。