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「おいしくなーれ」は、魔女の呪文。

連休に味噌作りをした。
3月は、お味噌の仕込み時。
年末には食べられる。
勿論、数年寝かせて、熟成しても美味しい。

茹でた大豆をマッシャーで潰す。
勿論、素手で潰してもOK。

ミキサーで潰してもいいけれど、
なんかそれは…、
お豆さんに優しくない気がしてしまう。
ヤッパリ、
「おいしくなーれ」と、
魔女は呪文をかけたいから。

マッシャーで潰して、
滑らかに潰れたのを確認したら、
今度は、
塩を混ぜた麹を入れて、
また均等に混ざるまで、
「おいしくなーれ」と、
呪文をかける。
麹と一緒に、
魔女の菌もお豆に移って、
魔女それぞれの、
その魔女独特の味噌が出来上がる。

それぞれの魔女の呪文も違う。
魔法の苦手な魔女は、
「あーこんくらいでいい。」
と言う呪文を使う魔女もいる。
…え? いいのか?

私は、滑らかで、いい香りの、食べたら元気になる味噌にしたいので、お豆さんを丁寧に潰して、
丁寧に麹を混ぜながら、
「おいしくなーれ。」と、
呪文を繰り返す。

滑らかに混ざりあったら、
片手で握れるくらいのお団子にする。
アルコールで消毒したり、レンジでチンして殺菌した容器に、お団子にしたお豆さんを、叩きつけるようにして、入れていく。
叩きつけると、空気が抜けて行くから。
空気と触れているところから、カビが出てきてしまうので、空気は大敵!!
お団子が全部入ったら、お団子を平らに潰す。
その上に、塩を振って、空気に触れないようにしてもいいんだけど、それよりも、酒粕をのせてお豆を密封すると、半年後に天地返しなくてもいい上に、酒粕を焼いてお酒のツマミに出来たり、そのまま混ぜてお味噌にしてしまってもいい。
酒粕を焼いて食べると、コクのあるチーズみたいで、美味しい。
酒粕の上にラップで蓋をして、袋に塩を入れたもので重石をする。
容器の蓋をきっちり閉めて出来上がり。
また寒い季節に会いましょう。
それまでは、日の当たらない冷所で熟成を待つ。

う〜〜〜。
でも、早く食べたい!
どんな味噌が出来上がるだろう。
ムチャクチャ楽しみだ。
どうか魔法の呪文が効いていますように。


分量(味噌1kg)
乾燥大豆 300g
麹    300g
塩    150g
酒粕   2枚くらい

何故かこの分量で、1kgの味噌になるから不思議。 

写真添付したかったけど、
こねるのに必死で、
撮り忘れました(汗)



まだ実験したことがないのですが、大豆を茹でずに、圧力鍋で煮ると、柔らかく炊けるので、もしかしたら、その方が滑らかな味噌になる気がしています。
実験成功したら、また書く予定です。…実験大好き♥

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