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伝統料理

日常を楽しむ中で、日本古来の伝統料理は、体に優しい。

こちらは三春の里。

右上から、胡瓜の塩漬け、大根の酢の物、豆腐、油揚げと切り昆布と野菜の煮付け、三角油揚げの味噌焼き、紫蘇ジュースの寒天、凍み餅、あんこ餅とジュウネン餅、けんちん汁。

お餅以外は、お葬式の膳にも使われている精進料理でもある。肉類は使われていないけれど、大豆蛋白で十分美味しく、ヘルシーで食べごたえもある。

豪華さは全く無くて、素朴だけれど、また食べたくなる慣れ親しんだ味。
きっと、その地方その地方で違う、この地ならではと言うものもあるかもしれない。
ここでは、三角油揚げが特徴で、本当に派手さがない。だけど、肉厚の油揚げは煮てもだしが染み込みやすく、焼いても外カリカリ、中ふわふわで甘味噌が良よく合う。
えごま油のえごまと豆腐をすり合わせたじゅうねん餅も、珍しいかもしれない。盆、正月には必ず食べる。

私は、いつも餅セットを頼んでしまうのだけど、わっぱ飯セット、素麺セット、けんちんうどんセットがある。どれも、油揚げと凍み餅が付いて来る。
どれも、この地方で食べられている、伝統料理だ。


建物も、古民家を再利用したもので、梁が太い。
クーラーは無いけれど、窓を開け扇風機で、涼を取る。うちわ片手に仰ぎながら会話するのが、昔ながら。昔ってそんなものだった。それも昔ながらの開け放つ事の出来る作りゆえ。
土間には、囲炉裏があって、冬には火が入る。


外観は、茅葺屋根をそのまま使っている。
お隣には、米粉を挽いていた水車が残っているけど、今は水が流れていない。
20年くらい前は、水が流れていて、冬になると大きなツララが出来ていた。

きっと、日本人なら誰もがほっとしてしまうんじゃないかな?

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