〈 雨 〉と〈 病 〉
ある3コマ漫画の中のモノローグとして紹介されている言葉が、とても印象的でした。
" もしも …「病」を雨に例えるなら / 私は傘をかしてくれるのも嬉しいけれど …… / それよりもいっしょに … 濡れて欲しいのです "
精神科医でミュージシャンである星野概念さんの愛読誌『統合失調症のひろば』に載っていた漫画からの引用とのこと。既刊『ラブという薬』の補足として、星野さんが続刊『自由というサプリ』の中で、このモノローグを紹介されていました。
2冊とも星野さん と いとうせいこう さんによる対談本で、精神科医と患者( 作家 )との対談として注目されたイベントを書籍化したものです。
ちなみに数年前、私はいとうせいこうさんの小説『想像ラジオ』の物語力にぐいぐい引っ張られてあっという間に読み終え、少し生まれ変わったような気分になりました。
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